疎外感を感じる人の特徴4個

最終更新日:2017年5月20日

周囲の人から自分だけのけ者にされている、仲間外れにされている、

あるいは無視されていると感じてしまう人が少なくありません。

ここでは、そうした疎外感を感じる人に焦点を当てて、どんな特徴を持っているのか、

どうして疎外感を感じるのか見ていくことにしましょう。

1.周囲の人のことが気になってしかたない

実際に周囲の人から疎外されていたとしても、それに気がつかなければ疎外感を抱くことはありません。

人との関係に鈍感で、人が自分に対してどんな態度をとっているか、

どんな距離感で接しているかにまったく関心を持たない人は、仲間外れになっていても、疎外感の感じようがないのです。

疎外感を感じてしまう人は、その逆です。

常に人と自分との関係性を強く意識しています。

人から自分はどんな目で見られているか、人は自分に対しどんな距離感を取ろうとしているか、

人は自分に対してどんな接し方をしているかについて、いつでも意識し観察しています。

そして、少しでも相手がよそよそしいと感じたり、距離感が遠いと感じると、疎外感を抱いてしまうわけです。

つまり、自分と人との関係性に敏感すぎて、人のことが気になって仕方がないというのが、

疎外感を感じてしまう人の心理的特徴ということになるでしょう。

2.マイナス思考で被害妄想の傾向がある

人間関係に関して、マイナス思考になってしまうというのも、疎外感を感じる人の特徴の一つです。

前項で説明したとおり、人との関係性に敏感すぎるわけですが、

関係性に敏感であっても、ものごとをポジティブに捉える人は疎外感を感じることはありません。

例えば、いつも親しくしている会社の同僚たちが、いつもとちがってよそよそしい態度をとったとしましょう。

その場合、ポジティブにものごとを考える人なら、「たまたまみんな機嫌が悪いだけ」とか、

「仕事が忙しいから、そういう態度になっているのだろう」というように解釈します。

逆に、ネガティブにものごとを考えてしまう人は、実際には同僚たちが仕事で忙しいために、

よそよそしい態度になっているにも関わらず、「みんな自分のことを嫌って、無視しているのだ」というように解釈します。

つまり、マイナス思考のために被害妄想になりやすいというのが、疎外感を感じる人の特徴です。

3.自信がなく自己評価がきわめて低い

自分に自信のある人が疎外感を感じてしまうということは、

皆無ではありませんが、かなり少ないと考えていいでしょう。

周囲の人にどんな接し方をされても、自信があれば人のことをそれほど気にする必要がないからです。

疎外感を感じやすいのは、ですから、自信がない人ということになります。

自己評価が低いため、「人も自分のことを低く評価しているに違いない」と考えます。

「人より劣っている自分は、だから人から疎まれてしまうのだ」と考えてしまうのが、

疎外感を感じる人の心理ということができるでしょう。

4.ひとりでいることは悪いことだと思っている

孤独癖があり、おおぜいの人といっしょにいるよりも一人でいたいと思っている人は、疎外感を感じることがありません。

人との距離が離れていたほうが、むしろうれしく感じられるからです。

そういう人は「一人でいることは良いこと」と考えています。

疎外感を抱いてしまうのは、その逆に、一人でいることを怖れている人、

一人でいることを悪いことと考え、それを避けたいと思っている人ということになるでしょう。

一人でいること自体は、別に悪いことではありません。

しかし、「孤独は悪」「ひとりぼっちでいるのは恥」と考えてしまうために、必要以上に疎外感を抱きやすくなります。

周囲から疎まれ、ひとりぼっちにさせられていると感じてしまう人について、主に心理面の特徴を紹介しました。

「自分も疎外感を感じることがある」という方は、当てはまる心理はないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。