パラサイトシングルの厳しい特徴8個

最終更新日:2018年3月29日

学校等を卒業しても、生活経済面で親に依存し続け、かつ独身の人を「パラサイトシングル」と呼びます。

働いているが親にお金を渡さないケース、働くことができないケースなどいくつかのパターンがあります。

1.お金時間に余裕がある

働いているパラサイトシングルでは、収入を全て自分の遊興費などに充てているケースがあります。

例えば15万円の月収があるとして、それをまるまる自分の好きなことに使っているのですから、ハタから見ればかなり余裕のある人に見えます。

また家事なども行わないため「時間」も多く確保できます。

短期間交際するなどでは、むしろ楽しいかもしれませんね。

ただ、先々を考えるのであればかなり覚悟のいる相手となります。

2.働くことができない

家からは出られるが仕事などが続かない「社会的ひきこもり」タイプや、全く家から出られない「閉じこもり」タイプもいるのがパラサイトシングルです。

学校や職場などで非常に嫌な経験をし、そのまま社会から逃避的になったり、そもそも家から出られなくなっている状況があります。

友人として付き合うのであれば、寄り添い適度に励ますことで彼彼女の支えになることもできるでしょう。

「閉じこもり」タイプでは、インターネットを介在した付き合いぐらいしかできませんが「社会的ひきこもり」タイプでは家事ができることも多く「主婦主夫」として活躍できることもあります。

3.働く気がそもそもない

実は、そう多くないのがこのタイプです。

現実には「2」タイプのパラサイトシングルのほうが遥かに多数を占めています。

このタイプでは罪悪感なども抱いておらず「親が勝手に自分を産んだのであり、自分が自分の面倒をみる必要はない」など、ある種開き直った考えを持っています。

余程の資産がある場合などを除いては、あまり関わらないほうが良いタイプといえるでしょう。

4.実現不可能な夢ばかり追っているケースがある

しっかりした経済的基盤を築こうとせず、音楽やアート、小説など、それで食べていける可能性が非常に低い仕事にこだわり続けているパラサイトシングルもいます。

むしろ仕事をして色々な経験を積んだほうが、そういったアートや音楽などにも好影響と考えられますが、彼らにはなかなかそれが見えません。

30歳ぐらいになっても大学に在籍し続け、芽が出ないのに学者を目指している人なども、該当することがあります。

5.親が働けなくなった場合に、危機的状況に陥る

経済基盤をすべて親に任せていると、親が働けなくなった場合にどうしていいかわからなくなってしまうのも、パラサイトシングルです。

親の年金でクラスようになるパターンが多いのですが、やはり無理が出てきますし、一定の年齢になってからでは働きたくても働けない状況も生じてきます。

精神的な問題から社会的ひきこもりになっているケースなどでは、責めるべきではなく、本来は援助の対象です。

しかし一方で「問題なく働いているのに、実家ぐらしで親にお金を渡さない」というパターンでは、同情も難しくなってしまいますね。

6.資産家の子どもであるケースも

莫大な資産がある場合「働きたくない」と考えてしまうのも、人間かもしれません。

「それでも家事ぐらいは…」と思うところですが、家政婦メイドのようなものを雇っている家では、家事に意欲が出なくなるのもあり得ることですね。

生き方にはあまり感心できないとしても、生活面では将来も安定しているのがこのタイプのパラサイトシングルです。

むしろ、結婚などにより、このタイプに「パラサイト」しようとする一般の人もいます。

7.嘘をついているケースもある

「自分がパラサイトシングルである」とわざわざ言うのは、バツが悪いものでしょう。

毎回説教されていても嫌になってしまうはず。

このため、仕事についてなど虚偽の情報を言うのも、彼らに見られることです。

社会的ひきこもりの場合などでは、人に言えない心的外傷経験に基づいているところも多いため、それらも含め「言いたくない」との気持ちもわかります。

しかし「働いているが、すべて趣味に使い、親にお金を渡さない」タイプで「親にお金を渡している」と嘘をつくケースなどでは、やや悪質であるといえますね。

8.過去では「家事手伝い」と見なされていたケースも

昭和~平成初期では、身分について「家事手伝い」とする女性が多く見られ、社会的にも容認されていたケースが有りました。

この場合では家事や近隣との付き合いなども積極的に行い、いわば「花嫁修業」が仕事のようなイメージでしたね。

現在でも、こういったタイプの女性もいるのですが「パラサイトシングル」あるいは「ニート」などネガティブな扱いをされてしまいがちです。

本当に家事などをしっかりできていて人柄的にも良いのであれば、結婚相手として悪くありません。

非常に稀ですが男性でもこのタイプに該当することがありますから、収入のある女性から見ると必ずしも「論外」な相手ではないのです。

仕事をしないパラサイトシングルでは、やむを得ない事情から「働けない」タイプが案外と多く「怠けている」タイプはそれほど多くありません。

一方で仕事をしているが実家から出ないタイプでは、やや自分勝手な考えが目立ちます。

友人としてならともかく、これらのパラサイトシングルと付き合うとなると、リスクもかなり大きくなります。

仰天するような資産がある場合を除いては、友人止まりが無難でしょう。