人情家の優しい特徴4個

最終更新日:2017年5月31日

情の厚い人、あたたかな心で人に接する人、

人に対して強い思いやりを持っている人のことを「人情家」と呼びます。

「あの人は人情家だね」というのは、もちろん良い意味で使われますが、

「情に流され、損をしやすい」というマイナスの意味を持つことも少なくありません。

ここでは、そんな人情家について、どんな特徴があるのかご紹介します。

1.涙もろい

その人が人情家かどうかを判断するために、もっとも有効な方法は、「涙もろいかどうか」を観察することです。

人情家の最大の特徴は「涙もろい」ということでしょう。

例えば、テレビドラマやドキュメンタリー番組などを見ていて、少しでも悲しいシーン、

かわいそうなシーンが出てくると、すぐに泣いてしまいます。

映画を見ていてもそうですし、小説でもなんでも、

人間に関する悲しいシーンや感動的な物語に出会うと、簡単に涙腺がゆるんでしまいます。

電車の中で小説を読んでいて、思わず泣きそうになってしまうということもめずらしくありません。

そうした、自分とは直接関係のない物語のシーンでもそうなのですから、

人の話を直接聞くと、いっそう涙腺がゆるみやすくなります。

人の話にすぐ涙してしまう涙もろさが、人情家のもっともきわだった特徴と言っていいでしょう。

2.人を助けたい、人の役に立ちたいという気持ちが強い

他人の不幸は蜜の味という言い方をすることがありますが、

そうした心理をまったく持っていないのが、人情家の心理的特徴の一つでしょう。

前項で涙もろいという特徴を紹介しましたが、

その原因になっているのが、人よりも強い共感力です。

人のかなしみゃ辛さに強く共感し、「かわいそう」と感じるのが人情家の心理です。

そのため、不幸な人を見ると、蜜の味を感じるどころか、

「ひと肌脱ぎたい、なんとかして力になってあげたい」という気持ちになります。

困っている人に対し、積極的にサポートを申し出ること、少しでも人の役に立ちたいと思うことが、

人情家の大きな特徴ということになるでしょう。

冒頭で、「情に流され、損をしやすい」という、人情家のマイナス面の意味に触れましたが、

それはつまり、人の役に立ちたいという思いがアダになって、

人に騙されたり、自分にとって不利益な結果になりやすいということです。

3.人の喜びを自分の喜びと感じることができる

共感力が強いのが人情家の特徴ですが、

それは、「人の喜びを自分の喜びと感じることができる」という特徴にもつながります。

人間にはライバル意識というものがありますから、時として、喜んでいる人を見て、

ジェラシーを感じてしまうこともあるでしょう。

特に境遇の似ている人や、会社の同僚やクラスメートに対し、

ライバル意識からそうした悪感情を抱くことが少なくありません。

例えば、会社の同僚が社内表彰を受けて喜んでいる時、

口では「おめでとう、よかったね」と言いながら、内心おもしろくなく感じてしまうというのが、

人間の悲しい心理です。

人情家は違います。

相手がたとえライバル関係にあるような場合でも、その人の喜びを自分の喜びと感じ、

心から祝ってあげることができるのが、情に厚い人情家の心理的特徴です。

4.人から頼まれると嫌と言えない

人情家は、困っている人を見るとサポートしたいと思うという特徴があるわけですが、

人から何か頼まれごとをすると、それを断ることができないという特徴ももっています。

例えば、会社の同僚に「仕事を手伝ってほしい」と言われたとしましょう。

そのような依頼を受けると、「NO」と答えることができません。

たとえ、自分の仕事が立て込んでいるような場合でさえ、

自分の仕事を後回しにして、同僚の仕事を手伝ってしまいます。

こういうところにも、「損をしやすい」という人情家の傾向があると考えていいでしょう。

人情家の主な特徴を4点、見てきました。

人情家と呼ばれる人の心理や傾向を理解するための参考になさってください。

また、人から人情家だという評価をされたことのある人は、セルフチェックしてみてはいかがでしょうか。