お嬢様学校という言葉がありますね。
彼女たちは中学や、高校、そして大学など、女子だけの世界で、微笑みながら優雅な学生生活を送っているイメージです。
では、こういった学校の出身者に共通する特徴をあげてみましょう。
1.表情の明るさの中に軽やかさがある
これは多くのお嬢様学校の出身者に共通していることですが、表情が明るいという特徴があります。
彼女たちは、自分自身が深く思い悩んだり、必死に人生を切り開いたりしなくても、
家族などが手厚くその、知恵や財力を分けてくれる環境に浸ってきた場合がほとんどです。
そのため、軽やかさを含んだ明るい表情をしている女性が多くいるのです。
人は、自分や家族が深い苦難を背負っていると、軽やかで明るい表情はなかなかできないものです。
もちろん、苦難を背負いつつ、あるいは、苦難を乗り越えたからこそ、光り輝くような表情をしている人もいます。
しかしそういった人たちは、苦難と共に歩いてゆけるだけの強靭さを培った人々です。
誰にでも、光り輝くような表情が作り出せるというわけではありません。
深刻な悩みを誰かから打ち明けられた時、きょとんとしてしまう女性は、
お嬢様学校の出身者に多いものです。
2.買い物はデパートでするものだと思っている
お嬢様学校の出身者に共通する特徴の二番目として、
買い物はデパートでするものだと思っているということが挙げられます。
なぜなら彼女たちの母親も、デパートで洋服やスリッパを日常的に購入してきているからです。
彼女たちは大手の安売り衣料量販店で、セール品に飛びついて、
奪い合うようなことはせず、その季節の一番初めに店頭に並んだ流行のファッションに袖を通すことに、
罪悪感も、疑問も抱いたりはしません。
こうしてデパートでショッピングを楽しんだ後、最上階に移動し、
天ぷらランチセットを食べたり、一杯が1000円ほどもするロイヤルミルクティーを飲んだりしているのも、
彼女たちに多い休日の過ごし方のようです。
3.苦労人の生活が想像できない
自分の力で企業に入社したり、自分で学費を払い苦学の末に学生生活を送った人に比べると、
お嬢様学校に入学できた女性のほとんどは、家庭環境と経済状況に恵まれていたと言えるでしょう。
そのため、お嬢様学校出身者は、他人が置かれた苦しい状況が想像しにくいという特徴を持っています。
例えばお嬢様学校の出身者である女性は、
「虫歯になって痛いんだけど、保険証が無くて歯医者に行けない」と言いながら、
頬を押さえる目の前の人に対して、「どうして保険証が無いの?」と平気で聞き返してしまったりします。
世の中には保険証を持てないという経済状況がいくらでもあることに、思いが及ばないのです。
4.お給料日の解釈が独特
お嬢様学校出身者は多くの場合に、家柄にも恵まれているため、社会人になっても、
お給料をほとんど自分自身のために使えることがほとんどです。
「ああ、この靴下欲しいけど高い。
お給料が出たら買おう」と言う人に対して、「やだ、冗談でしょう」と普通に本気で返してしまう女性がいることも、
お嬢様学校の出身者に多く共通する会話です。
弟のために長年、毎月の出費があったり、親の持病のために自分のお給料から毎月幾らかを費やしていたりする人は、
人知れず多いものです。
学生時代の奨学金を返済しながら、子供も育て、つましい生活を送っている人々も世の中に多くいます。
けれどもお嬢様学校の出身者にはこういった出費を継続している人はあまりいません。
お嬢様学校の出身者である女性たちは、毎月のお給料日を待ち焦がれるという発想が抱きにくいのです。
お嬢様学校を卒業しても、社会人、妻や母になる過程で、
お嬢様的要素を脱ぎ捨てなければならない運命に遭遇します。
多くに守られ、お嬢様学校の出身者らしい生涯を過ごす女性ももちろん沢山います。
どのような人生であっても、明るく笑い続け、人の苦労を知るようになり、
お給料のために流されている汗の価値を理解できた時、女性は本当のお嬢様になるのでしょう。