交際の年月に関係なく、心の距離がどうしても縮まらない人っていますよね。
他人と距離を置く人はなぜ距離を置くのでしょうか。
他人と距離を置く人の特徴を探ってみましょう。
1.他人に関心がない
自分以外の他人に関心がないという人や、自己中心的な人というのは存在するものです。
また、ずっと一人で長い年月、自分だけのペースで気ままに暮らしてきた場合などにも、
本人は意識をしていないながら、他人に関心が抱けなくなってしまっている可能性があります。
自分だけのテリトリーをしっかりと守ろうとするあまり、
純粋な好意からであってもそのテリトリーを侵そうとする存在を、追いやろうとします。
しかし、長い間、他人に関心がなかった人も、
親の死などをきっかけに人を求めるように変わる場合もあり、
本人の長い人生を思うとき、そういう契機は大きなチャンスでもあります。
2.傷ついた経験から立ち直れずにいる
人から予期していなかったひどい仕打ちを受けた経験がある人は、
そのことを誰かに打ち明けるかどうかは別として、実は多くいるものです。
傷を与えた方は忘れてしまいがちですが、
傷を与えられた方にとっては、忘れることはできません。
以後、長く人間不信になったり、似たような場面では多大な勇気を振り絞らなければならなかったりと、
苦しい人生が続いていきます。
そういった場合、傷が深いほど、その傷がかさぶたを作ったり、
場合によっては癒えるまでは、他人との距離を置くことでしか、
人と交際をすることはできないものです。
周囲の人間にとっては、大切な話を持ちかけてもはぐらかされたり、
また、心の距離を縮めようとしてもかわされたりと、近づくことを許してもらえません。
長い間を掛けた、丁寧な関係を継続させる中で、雪解けが訪れる可能性があるタイプです。
3.確固たる自分を持ち過ぎている
さて、本人が頑固すぎるほどに自分を持っているという場合も、
他人との距離を置く人に当てはまる特徴として考えられます。
「人たるもの、こうあるべし」「人生とはこういうものだ」といった、
独自の価値観があまりにも揺るぎないと、周りの人間は、話題や気持ちを共有しづらいものです。
本人が意識をせずに他人に距離を置いてしまっているので、
愛情を持った人物がそのことを気づかせてやるのが得策です。
具体的には本人に対して伝わる言い方で、頑固過ぎることを繰り返し伝えます。
場合によっては、数年、数十年が掛かる場合もありますが、
それほど確固たる自分を持たなければ生き抜いてこられならなかった背景もまた、
存在している場合が実はほとんどです。
自分の信念にすがるように生きるこういった特徴を持つ本人は、さびしがり屋のタイプが多いものです。
頑固者のレッテルを貼られ、人が寄り付かなくなる前に、周囲の人々の優しさが望まれるタイプです。
4.人に言えない悩みを抱えている
電車に乗った時や、夜景で無数の家々の灯りを見ているときなどに、
ふとこう感じたことはないでししょうか。
人の数だけ、人生があるんだよなと。
テレビや本で、苦しい人生を追っている人がいることは、誰しも知っているでしょう。
また、街に出れば、いかにもつらそうなその人の人生の一端を垣間見る瞬間もありますよね。
SNSで個人から発信される画像や日記風の言葉には、
楽しいものや明るいものばかりが溢れているかもしれません。
しかし、人に言えない深刻な悩みを抱えている人が確実に存在していることもまた、事実です。
そういった人は、ほとんどの他人と距離を置いて静かに過ごしているものです。
他人と距離を置くことが心地よいと感じる人もいます。
いっぽうで、本当はそういう生き方を望んではいないのに、そうなってしまった人もいます。
こうした場合には、十分な時間や愛情を掛けることで、その距離を縮めていくこともできます。
あなたの周りにいる、他人と距離を置く人は、どういったタイプの人でしょうか。