向上心が高い人は何事もとにかく前向きです。
仕事で失敗しても1日寝たらいい経験になったと思えるし、テストで悪い点をとっても1日寝たら次良い点をとればいいやと気持ちを切り替えることができます。
このような思考の人は何事にも積極的に取り組むことができるので向上心の高い人と言えます。
1.前向きということ
前向きと一言で言っても投げやりに前を向くということではありません。
起こった事象に対して、そのことに正面から向き合い、次に向かうための対策を考える、という思考にすぐにうつることのできる人を前向きとしています。
後ろ向きな人は、何か事が起こると、なぜその事が起こってしまったのか、誰が原因なのか、誰のせいなのかをひたすら細かく、重箱の隅をつつくかのごとく追求します。
前向きな人は事象の分析こそおこないますが、起こってしまった事はその事として解決し、すぐに次、同じことを発生させないためにどうしたらいいのかということを考える事ができます。
結果、本人の知識も増え、スキルも向上していくわけです。
2.ポジティブシンキング
向上心が高い人は総じてポジティブです。
ここでなにか起こったらどうしようとか、こんなことが起こるんじゃないかということを考えすぎて前に進めないなんてことはありません。
これをやってみてだめなら次は違うやり方を試そうとポジティブな考え方をしています。
悪く言えばリスク管理が甘いということにつながるかもしれません。
しかし、世の中の多くのことは、まず行動してみなければなにも始まりません。
どんなにリスク管理をしても失敗する時は失敗します。
そんな時に、もうダメだと思うのか、次はこの手段だとポジティブに考えるのかは大きな差になります。
向上心の高い人はこのポジティブシンキングの考え方が当たり前のようにできている人だと言えます。
3.強い責任感
向上心が高い人は責任感も強いです。
自分のやったことに自信と誇りを持っているので、そのことに対しては強い責任をもっています。
当然、その前に自分なりに学び・知識を蓄え・スキルを向上させているからこそのことです。
どんなことにも自分なりの考え方をしっかり持っているとも言えます。
ほかであった事例でも、それを自分なりにかみくだき、自分の言葉として他人に説明することができます。
色んな事柄を自分のこととして捉えることができ、色んな事柄から学ぶことができるという点が強い責任感を生み出す源泉となります。
このように向上心の高い人は自分自身への自信と誇りから強い責任感を持っています。
4.学び続ける力
向上心の高い人は常に学び続けています。
例えば上司に仕事を依頼されたとき。
向上心の高い人であれば、依頼された仕事に自分なりの一手間を加えて、依頼された仕事よりもちょっとだけレベルの高い仕事にして上司に返すことができます。
これはもらった仕事を自分なりに噛み砕き、上司がその後どういうことに使いたいのか、どういう編集を加えていくのかということを考えているからです。
そこで不足している知識やスキルがあれば学び、身につけることで、依頼された仕事よりもレベルの高い仕事として返すことができます。
自分に不足している知識やスキルがあれば、それがなんなのかを自分で考え、必要なことについては学びを継続していける人が、向上心の高い人です。
向上心の高い人は前向きで、強い責任感を持ち、学び続けている人と言えます。
このような人には人も仕事も集まってきます。
そしてそれにさらに取り組んでいくことでこのような人はさらなる高みに進んでいきます。
このように向上心の高い人は勝手に高いところへ向かうためのスパイラルに巻き込まれる人であるとも言えます。