世の中ではたくさん食べる人や好き嫌いをせずに食べることがよいとされる風潮があります。
しかしそんな人たちの陰には、少食な人も少なからずいます。
普段あまり日の目を見ない少食と呼ばれる人たちの特徴をご紹介します。
1.よく噛んで食べる
子どもの頃から食事の際は親に「よく噛んで食べなさい」と言われて育った人もいるかと思います。
しかし大人になってからそれを実践できている人はどれほどいるでしょうか。
少食な人は親から言われた食事の際のしつけを、守っているだけなのかもしれません。
食べ物をよく噛んで食べていることで、脳が活性化されるほか、胃にかかる負担も軽減し、
他の人よりも満腹中枢が刺激され、少ない量で満腹感を得ているのです。
2.やせ形
少食な人は結果的にやせ形の人が多くなります。
それは大柄な体型だと行動する際にそれだけたくさんのエネルギーを消費しなければならず、
そのためのエネルギーを食事からとる場合にどうしても食べる量が多くなってしまいます。
痩せているということは体重が軽く、体を動かす際にエネルギーの消費量が少ないということです。
やせ形の人は燃費のいい体型ということが言えます。
3.成功者が多い
少食な人には成功者が多いという話しもあります。
iPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズやオバマ大統領、タモリさんなどが少食であることは有名な話しです。
ただ単に食べる時間がないほど忙しいということも考えられますが、ものをたくさん食べない彼らは、みな精悍で若々しい印象を受けます。
4.声を張らない
少食な人はあまり大声を出さない人が多いです。
これは余計なエネルギーを使わないことでカロリーの消費を抑えているのです。
声の小さい人は覇気がないと言われたりもしますが、話す際に重要なのは声の大きさではなく相手に伝わるかどうかです。
必要最低限のエネルギーで済ますことで効率よくエネルギーを使っています。
5.食べるのが遅い
少食な人は、ただ単に食べるのが遅いだけという可能性もあります。
人と食事をする際は、他の人のスピードに合わせなくてはいけないような気がしてきます。
自分だけ食べるスピードが遅いと相手に気を使わせてしまうので、注文をする段階で量の少ないものを頼みがちになります。
そうなるとおのずと食べる量が少なくなり、少食ということになっていきます。
6.胃腸が弱い
体質的に胃腸が弱いため、少食になってしまっている人もいます。
このような場合は、食べ物をたくさん食べると消化しきれずにお腹を壊してしまうこともありますし、
肉や揚げ物などの脂を多くとり過ぎて胃もたれを起こす場合もあります。
日本人には胃腸が弱い人が多くいます。
ヘルシーな食事を好む日本の食文化も、胃腸を壊さないための知恵なのかもしれません。
7.お腹いっぱいまで食べるという発想がない
「腹八分目に医者いらず」という言葉があります。
満腹まで食べるようなことをせず、八分目までにとどめることによって健康に過ごすことができるという意味です。
日本では古くから食べ過ぎに対する戒めの言葉が存在していました。
少食な人はお腹いっぱいまで食べてしまうことで体に負担がかかることを無意識のうちに避けているのかもしれません。
少食には健康に生きるための効果があることが分かってきました。
少食を心がけることで生活習慣病を予防し、免疫力が向上したり、ガンの予防にもなるという科学的な結果まで出ています。
断食や精進料理を食べている僧侶などが長生きできる秘訣も、胃腸に負担をかけないことにあると言われています。
高カロリーや高コレステロールの摂取などに対して警鐘が鳴らされ、健康思志向が高まっている時代です。
この機会に食生活について見直してみてはいかがでしょうか。