常に腰が低く、誰に対しても丁寧に接する謙虚な人は、どこへ行っても、年齢性別問わず色々な人から好かれます。
そんな謙虚な人の具体的な特徴についてご紹介します。
1.人の話をよく聞き、自分の話ばかりをしない
謙虚な人は、人の話をよく聞くという特徴を持っています。
時には、自分が一方的な聞き役に回ることもありますが、それでも嫌な顔1つしないのが謙虚な人です。
相手の目を見てじっくりと最後まで話を聞き、終わるまで決して口を挟みません。
そして、自分が話すのは、求められた時だけです。
積極的に自分の考えを主張することを控え、必要な時だけ簡潔に話します。
空気を読まずに、自分の話ばかりをダラダラ長い時間話すということもしません。
そのようなことをすれば、相手が気分を害するということをわかっているからです。
謙虚な人は、会話の際に、相手の気分を害することのないように、常に気を配っているのです。
2.自分のことを後回しにする傾向がある
謙虚な人は、基本的に他人を優先します。
自分のことは後回しでもかまわないと考えているのです。
彼らは、自分が出過ぎた真似をすることを嫌うため、たとえ自分が損をしたとしても、自分を後回しにします。
周りの人からは「自分を犠牲にしている」と思われることもありますが、それが彼らの人生美学であり、譲れないプライドでもあります。
謙虚な人は、「強く自己主張をして、少しでも得をしよう」という考えを持っていません。
むしろ、そのような考えを持った人を、心の底ではあまり良く思っていないと言っても良いでしょう。
常に1・2歩下がって、良いものは他人に先に譲るという姿勢こそが美しい生きざまであるというのが彼らの考えです。
3.どんな時でも感謝の気持ちを忘れない
謙虚な人は、どんな時でも感謝の気持ちを忘れません。
「お陰様」という精神を常に持っており、自分に何か良いことがあった時は、
「これは自分1人だけの力ではなく、周りの助けがあったからこそだ」という考えを崩すことがありません。
そのため謙虚な人は、たとえ人生で大成功をしたとしても、決しておごり高ぶることがありません。
「お陰様で成功させていただきました」という気持ちを忘れないため、
その姿勢が人々からの信用を集め、誰からも妬まれることなく好かれるのです。
そして成功した時は、協力してくれた人達に対する恩を一生忘れず、
何があってもその人たちを大切にし続けるというのも、謙虚な人の特徴です。
4.人に頭を下げることに抵抗を持たない
謙虚な人は、人に対して頭を下げるということを嫌がりません。
それどころか、必要な時は、率先して自分から頭を下げるというのが彼らの特徴です。
謙虚な人は、人に対する感謝の気持ちや、「お願いします」という素直な気持ちを大切にして生きているため、
頭を下げることが自分の価値を下げるとは思っていないのです。
しかも、いつでも、誰に対しても区別なく素直に頭を下げられるというのが謙虚な人です。
人を選んで、頭を下げたり、傲慢な態度を取ったりということを区別している人は、本当の謙虚な人とは言えません。
それはただの「計算高い人」です。
謙虚な人は、たとえ自分より年下だったり、立場が下だったりする人に対しても、一切関係なく素直に頭を下げることができます。
謙虚な人は、一見すると、「ただおとなしいだけで、何かと損をしている人である」と思われてしまいがちですが、実はそうではありません。
謙虚な人の行動の中には、彼らの人生美学が満ち溢れているため、本当の意味でのプライドを持っている人であると言えます。
しかしそれを振りかざすことがないため、どんな人からも好かれるのです。