多くの人が大切だと感じる家族。
そんな家族でも、中には捨てようと感じたり実際に捨ててしまう人もいます。
なぜ家族を捨てることができるのか、家族を捨てる人の特徴を知れば、
その理由をも知ることができるかもしれません。
1.家族を信用できない
家庭の有り方や教育の仕方は、それぞれの家庭によって違うものです。
甘えることができたり、言いたいことが言えたりと、
自然体でいられる環境の中で育った人は家族をその後大切に思うようになりますが、
虐待を受けたり毒親によって育てられた子供は、家族に不信感を抱くようになっていきます。
家族が信用できないということは、本人にとってもとても辛いもので、できれば過去のことは忘れたいと思ってしまうもの。
忘れるためには、家族との関係を絶つことが求められるため、
自分が一人で生活していけると感じたタイミングで、家族を捨ててしまうことがあります。
ある意味家族から逃げた形であり、捨てなければならない存在であった可能性もあり、
「ひどい人だな」と一言では片付けられない背景があります。
2.周りが見えなくなってしまう
何かに集中したり、好きな人ができると、周りが見えなくなってしまい、
突っ走ってしまうタイプの人もまた、家族を捨てる人の特徴です。
例えば好きな人ができて、その人から「一緒についてきてほしい」と言われれば、
その人だけに集中してしまい、家族すらも見えなくなる。
こうしたタイプの人は、周りが見えなくなってしまうことで、人からのアドバイスに耳を傾けることもしません。
目の前のことだけに囚われてしまって、先のことを考えたり、他の人のことを考える余裕がなくなってしまいます。
意識が一点集中型になってしまう為、家族からその好きな人を否定されたりした時には、家族を憎く感じることもあります。
結果的に好きな人に振られた時やひどい目にあった時に、
頼れる人も近くにはいない状況を自分で作り上げてしまいます。
3.自分以外嫌いな人
自分のことが大好き、あるいは自分以外の人が鬱陶しいと思う程嫌いに思ってしまう人は、
家族を捨てることもあるでしょう。
家族であっても自分とは人格も違い、考えや価値観が異なるいわゆる他人。
人との付き合いが面倒だと感じる人や、一人でいることが好きなタイプの人は、
家族のことも客観視し、他人として見ることもあります。
助けてもらおうとも思わず、何かを家族に与えたいという思いも起きない、冷たく残酷な心の持ち主と言えるかもしれません。
家族を失っても困ることのない人は、捨てることにもためらいを感じないでしょう。
4.情や絆を感じない
家族とは生まれた時から一緒で、そこには深い絆が生まれ、初めての情が形成される存在でもあります。
ただ中には、こうした絆や情といったものを全く感じないタイプの人も存在するもの。
「ここに生まれたくて生まれたんじゃない」とか「育てて欲しいと頼んでない」と屁理屈を並べる人は、
この部類に属することでしょう。
自分一人で大きくなったと勘違いし、感謝の気持ちすら持てないのは、そこに家族への情や絆を感じていないから。
これからもこうした人に期待しても、気持ちが変わったり、捉え方を変えたりすることはないでしょう。
独自の価値観で、独自の方法で生きていくことで満足を得て、
孤独と隣り合わせの状態で生活をしていくこともあるでしょう。
家族と言えば、大切な存在で、なくてはならないものと感じる人が多いでしょう。
自分を一番に理解してくれ、また味方でいてくれる存在は、心の支えにもなるものです。
ただ、家族に対してこのように思える環境でなかったのなら、家族を捨ててしまうこともあります。
人それぞれ色んな環境下で育っている為、一概に家族を捨てることを「悪い」とは言い切れないのです。