付き合いはじめは良いところしか見えていなくても、だんだん相手の本質が見えてきたとき、嫌いだと思ってしまうことがあります。
相手のことが嫌いになったときの対処法について述べます。
1.一時的な気分であった場合
まず、女性の気分というものは変わりやすいということを心に留めておきましょう。
相手のことが嫌いだと思う時、実は自分の一時的な気分の問題だということがあるからです。
特に生理前のイライラしている時など、普段は気にならないことがやたら気になって、嫌な気持ちになっているだけのことがあります。
こうした場合、その嫌な気持ちを相手にぶつけてしまうと、後で後悔したときに取り返しがつかないです。
特に、相手を批判するような言葉は、いったんこらえて慎みましょう。
彼から一時的・物理的に距離をおいてみて、「よく考えたら大したことではなかった」と冷静になれることもあります。
冷静になるために距離をおくのは必ずしも悪いことではないし、それで浮気するような相手ならば、付き合いを考えなおしても良いでしょう。
一時的に相手にムカついたりうんざりすること自体は、誰にでもある感情の揺れなので、それほど気にすることではないです。
2.話し合いで解決できそうな場合
しかし、一時的な嫌さでも、何回も続くようであれば考え物です。
その場合、相手の中に、あなたにとって許せない要素があるのかもしれません。
冷静に考えて、相手の嫌な部分が現実のものであり、しかしながらあなたは完全に相手を切ってしまいたくないという場合、話し合いという手段も使ってみましょう。
相手のすべてが嫌いなわけではなく、好きな部分もあるのであれば、修復可能な関係なのかもしれません。
相手のどこが嫌なのか、怒らせないように相手に伝えてみましょう。
DV系の相手であれば、相手の嫌な部分を伝えたとたんヒステリックになるかもしれません。
そのような相手であれば離れた方が良いです。
しかし。
あなたが相手に嫌なところを伝えて、そこに向き合ってくれるような人ならば、まだ相手を見限るには早いかもしれません。
人は変化していくものですから、今嫌な部分も、成長によって変わっていくという可能性は十分あります。
何事もオープンに言い合える恋人同士なら、嫌いな部分があってもやり直せる可能性があります。
3.どうしても無理な欠点ならば
話し合い不可能な場合、つまり、相手が前述のようなDV系のメンタリティを持つ人間だと判明した場合や、もしくは、相手の欠点が自分にとって致命的なものだったときは、別れを視野に入れるのも仕方ありません。
また、性的な価値観の違いや、生理的に乗り越えられない違い、肉体や物理的に変更不可能な問題が発生したときは、相手と添い遂げるのは難しいでしょう。
ここで頭に入れておきたいのは、別れたいという結論に達した場合は、それ以上「相手の嫌なところ」について話をする必要はないということです。
別れる相手ならば、断罪したり、やみくもに傷つける必要はないです。
腹いせをするより、円満にお互い次の道へと歩いていきましょう。
相性の良し悪しというのは、仕方のないことですから、「どちらが悪いか」という話はしなくて良いし、それは明確にならなくても良いことです。
大切なのはあなたが毎日気分良く過ごせることです。
自分を大切に、そして、たとえ嫌いになって相手でもひとりの人間として尊重しましょう。
「嫌い」ということ自体は感情の問題ですが、その根本にあるのがあなたの情緒不安定なのか、それとも歴然と相手との間にある食い違いなのか見極めましょう。
嫌いな相手であっても、その人にはその人の人格があるので、付き合うにせよ別れるにせよ、くれぐれも、自分から相手を傷つけたり攻撃しないでください。