世の中には色々な考えの人がいて、「白人至上主義」という言葉も有ります。
そして「白人至上主義者」の特徴をご紹介します。
1.白人が1番だと思っている
白人至上主義者は白人こそがどの人種よりも優れていて、優秀だと考えている人々を指します。
有色人種を少々下に見ている部分が有り、勉学や運動等あらゆる面で白人が1番だと信じているのです。
この考え方は歴史的な背景も関係していますが、あまり褒められた思想では無いので、
近年は「白人こそ素晴らしい」という考えを隠して生活する方も増加しています。
2.ホワイト・パワーをスローガンに掲げている
そして多くの白人至上主義者の方々は、「ホワイト・パワー」または「ホワイトプライド」という言葉をスローガンに掲げています。
ホワイト・パワーもホワイトプライドも、「白人が強者」である事を良く現している言葉です。
このように自分達の思想に誇りを持っている事は素晴らしいのですが、
その思想が強いあまり他者を巻き込んでしまう危険が高いのが難点でしょう。
3.有色人種は含まれ無い
ちなみに白人至上主義者に分類されるのは、その思想を持っている本人も白人である事が条件となります。
黄色人種や黒人の中にも「白人の方が良い」と思っている人は存在しますが、
その場合は白人至上主義者では無く「白人コンプレックス」に該当します。
理由は「私達(白人)の方が偉い」という自分達を上げるプラスな考え方に対して、
「私(有色人)よりも白人の方が凄い」と白人に対して負い目を感じているマイナスな考え方だと言えるからです。
なので日本人で「白人が素晴らしい」と思っている人も、「白人至上主義者」では無く「白人コンプレックス」に入ります。
けれど最近は、有色人種で有っても白人を上げていれば「白人至上主義者」だとする概念も有ります。
4.白人の定義は人による
また白人の定義は、人によって違います。
白人とは一般的に「肌の色が白に近い人種」の事で、コーカソイドも白人とされます。
しかし中にはコーカソイドの中でも極めて色白の人のみが白人で、それ以外は白人では無いとする人もいるのです。
また肌の色がほとんど白くても、純血で無いと白人とは言え無いとする考えも有ります。
例えば肌の色自体は白くても、両親が有色人または有色人とのハーフだと白人には入ら無いのです。
アメリカでは1967年まで、先祖が黒人である場合はその人も黒人とする州が多く存在していました。
ちなみにコーカソイドを全て含めると、インドは白人が多いという事になります。
他に比率が高いのは、アルゼンチン等です。
5.容姿についても優れていると感じている
そして白人至上主義者の人々は、容姿についても白人が最も整っていると思っています。
白人の身体的特徴には髪が金色(染めていない)で目が青く、鼻が高くて口が小さいという物が当てはまります。
あと体毛が薄いので遠くからだと目立たないとか、手足が長いといった特徴も有ります。
その目の青さや手足の長さこそが、美しさの象徴だと信じるのが白人至上主義者です。
しかし白人で鼻が低い人もいれば有色人で手足の長い人もいるので、
白人が美しいと感じている人は目先の事だけに囚われてしまっている可能性も低くは有りません。
いかがでしたか。
世の中には色々な思想を持つ人がいる事が当たり前なので、白人至上主義その物が悪いとは一概には言えません。
むしろ自分達のルーツを、大切にしていて良いとも捉えられるでしょう。
しかしその考えが強いあまりに他者(有色人)に対して攻撃的になったり、
逆に有色人側が「白人は偉そうだ」と斜に構えて対応するのはトラブルの元となってしまいます。
ですからトラブルを避けるためにも、柔軟な考えを持つ事が大切でしょう。