飲み会が苦手な人の特徴。人付き合いやお酒自体が苦手!

最終更新日:2017年10月16日

仲良くなりたい人に「皆で飲みに行こうよ」と誘っても、何かと理由をつけて断られ、「また誘ってね」なんて社交辞令で交わされてしまったことはありませんか。

飲み会とは独特な雰囲気があるものです。

いつ誘っても断られる場合、飲み会自体が好きではない可能性があります。

「嫌われているのかも」と考える前に、誘い方を工夫してみましょう。

1.そもそもお酒が得意ではない

当たり前ですが、お酒が飲めない人が「飲みに行きましょう」と言われても、まず嬉しくありません。

ソフトドリンクで雰囲気だけ楽しんでも、ほとんどが飲み放題の一律料金か割り勘です。

元を取ろうと無理して飲んでも楽しめるはずはなく、体調を崩すためにお金を払うなんて馬鹿馬鹿しいことです。

初めて誘う相手には、まず「お酒は好きですか?」ときちんと確認しましょう。

「実は苦手なんです」という人を誘う時は、「ノンアルコールドリンクも豊富で、料理もおいしいですよ」と、お酒がなくても楽しめること、楽しませたいことをアピールしましょう。

2.賑やかで開放的な雰囲気が苦手

飲み会の賑やかな空間が苦手な人もいます。

普段から落ち着いた雰囲気で、のんびりした人に多いです。

「お酒の席だから」とノリの良さを求められたり、無礼講といわんばかりに馴れ馴れしい態度をとってしまう人がいることもあります。

また、自分の知り合いだけならまだしも、お店によっては他の利用客から距離が近く、下世話な話が聞こえてきたり、煙草の煙が漂ってきたりすることもあります。

親しくなりたい異性であれば大人数の飲み会から始めた方がよいこともありますが、大人しく控えめな相手であれば、まずは4人程度の内輪だけの飲み会を提案してみましょう。

また、少人数であれば個室を押さえることも簡単です。

誘う時には「ゆっくりと飲みたいから個室を押さえようと思ってるんです」ということをさりげなく伝えてみましょう。

3.気が利きすぎて気疲れしてしまう

職場で疲れている時に、そっとお茶を差し出してくれる、そんな「気遣い屋さん」は、飲み会では休む暇がありません。

まずお店に入る時には上座や下座に気を使い、席に座れば取り皿やお箸を配り始めます。

注文に入れば全員のファーストドリンクを覚え店員さんにまとめて伝えて、最初の注文では皆でつまめて早くくるメニューを探します。

サラダを頼めばバランスよく、見栄え良く、且つ人の好き嫌いを考慮しながら取り分けるでしょう。

人一倍考えながら「これなら皆好きだから」と、対して好きでもない料理を、空気を壊さないよう笑顔で食べます。

唐揚げがひとつお皿に残れば、冷めて美味しくなかろうが素早く口に放り込み、お皿を店員さんに取りやすい位置に下げます。

周りのグラスがあけばメニューを差し出し、お酒のペースが早い人にはさりげなくお水を頼むのです。

仕事以上に気遣い屋をしてしまい、帰る頃にはぐったりしてしまいます。

気遣い屋さんを誘うときにはお店をしっかりリサーチしてから、「コース料理でサービスがいいお店があるんです。

お酒と料理をゆっくり楽しみませんか?」と、リフレッシュタイムであることを伝えてみましょう。

4.人付き合い自体がとっても苦手

飲み会が苦手な人で一番多いのは、「コミニュケーションを取るのが苦手」な人です。

仲のいい人とは話せても、ほとんど話したことがない人の前ではうまく話せず、無口になったり、意味のわからかいことを話してしまいから回ったりしてしまいます。

飲みの席から離れた途端、「ああ、変な人と思われただろうな」と落ち込んで反省します。

それでもなんとか周りに馴染もうと、始めは参加するのですが、失敗を繰り返すことで「自分には向いていない」「自分が行っても空気を悪くする」と誘いを断るようになります。

そんな殻を作ってしまった相手をまた飲みの場に誘うのは至難の技です。

そんなときは、相手が主人公になるきっかけを探しましょう。

例えば、相手が仕事で成功したとき、「お祝いしよう」と、その人が中心になる席を用意します。

「お祝いしたくて集まったメンバー」であれば、悪い気はせず、話題もその仕事に限られるので話しやすいからです。

反対に、相手が失敗したときに「愚痴をこぼす会」でもいいでしょう。

「励ますために集まったメンバー」であれば、余程マイナス思考でない限り、ありがたいと感じてもらえます。

このときの注意点は、ただの「飲み会の口実」にならないよう配慮することです。

このお祝いや励まし会は、あくまで親しくなることです。

本当に心からお祝いしたい、励ましたいと考えている人だけを誘いましょう。

親しくなれば、大人数の飲みに誘ったときにもオーケーをもらいやすくなります。

5.普段から金欠

「お金がない」が口癖の人はどこにでもいるものです。

お酒や飲み会が嫌いなわけではないけど、かかる費用が憂鬱だったり、趣味にお金を使いたいので無駄遣いはしたくないと考えたりする人はたくさんいます。

とりあえず社交辞令で参加してみても、「スーパーで買って家で飲めば、半額くらいなのに」と、現実的なことを考えてしまいます。

そんなコストパフォーマンスを気にする人には「宅飲み」を提供しましょう。

料理が苦手でも鍋料理などであれば調べれば簡単にできますし、お酒もボトルで買えば安上がりです。

人数がそろえばひとり1000円以内に収まることもあります。

準備や片付けは手間ですが、そこだけをきちんとフォローできれば断る理由はありません。

「もしよければ宅飲みはどうですか?予算はひとり1000円で」など、具体的な予算を提示して誘ってみましょう。

6.「仕事は仕事」プライベートは分けたい人

定時になったらサクッと仕事を終わらせて、「お疲れ様でした」とさっさと退社する、飲みに誘う機会すら与えてくれない人もいます。

仕事に限らず、家庭・習い事など、人が属するコミニュティはひとつではありません。

各コミュニティーで「理想の自分」と「素の自分」を使い分けている場合、お酒の力で羽目を外しやすい飲み会は大敵です。

仕事で例えるとわかりやすいのですが「折角仕事でいいイメージを持たれているのに、羽目を外して失態を見せるわけにはいかない」など、仕事に影響を及ぼすことを懸念しつつ、「誘いを断ったぐらい嫌われても、仕事ができれば問題ない」と割り切ります。

自然と飲み会は避けるようになります。

反対に「素の自分」を出せるコミュニティーであれば、気兼ねなく飲みに行きます。

日頃溜まった鬱憤を晴らせる絶好の機会です。

もしあなたと同じコミュニティーの誰が、どんな飲み会を提案しても断られるのであれば、相手は「理想の自分」を演じている可能性があり、飲み会に呼び出すのは困難です。

どこにでも、飲み会が苦手な人はいます。

そんな人たちに共通することは、「飲みの席にメリットがない」ということです。

飲み会が好きな人は、「皆でわいわいおいしくお酒を飲む」こと自体がメリットですが、それができない人にはデメリットでしかありません。

これは普段の言動の端々から予測ができます。

しかし、逆を言えば「メリットがあれば断る理由はない」のです。

「ゆっくりお酒を飲むのは好きだけど、飲み会に求められる空気が苦手」「本当は親しくなりたいけど、うまくいかない」「飲み会に費やすお金と時間がない」もし、「この人とお酒を飲んだら楽しいだろうな」と思う相手に断られる続けたら、普段の言動から、飲み会が苦手な理由はなにか、よく考えてみてください。