常に背徳感に苛まれてそわそわしている人は、いけないとわかっていることをやめることができません。
そして、「その行為をやってしまった後で激しく後悔する」ということばかりを繰り返して生きています。
では、背徳感に苛まれる人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
1.何かに依存しやすい性格である
背徳感に苛まれる人は、何か夢中になるものを見つけると、
それに依存してしまいやすい性格であることが大きな特徴です。
彼らは、自分が気に入ったものがあると、それ以外のことが一切目に入らなくなってしまいます。
そして、「それなしでは生きていくことができない」というほど、
他の全てのことを犠牲にしてでも、気に入ったものにのめり込んでしまいます。
その結果、依存状態から抜け出せなくなり、気がついたら、
自分の人生を無駄にしてしまっていたというケースも少なくありません。
そして、そんな自分に対して激しい憤りと後悔の念を抱きますが、
他に気に入ったものが見つかると、また同じことを繰り返します。
2.意志が弱い
背徳感に苛まれる人は、いけないとわかっていることを繰り返しやってしまい、その度に後悔している人です。
それに対して周囲の人は、「いけないとわかっているのであれば、やめれば良い」と思ってしまうでしょう。
しかし、彼らは極度に意志が弱いため、なかなかやめることができません。
仮に、「もうこのようなことはやめよう」と決めても、
すぐ心が揺れてしまい、舌の根の乾かぬ内に、同じ間違いを繰り返します。
常に自分の心の弱に負け続けているため、
「やめなければいけない」とわかっていることでも、なかなかやめることができません。
そしてそのまま、ズルズルと何年も無駄な時間を過ごしていく結果になります。
3.心の奥底で、「いけないこと」に対するスリルを求めている
背徳感に苛まれる人は、心の奥底では、刺激やスリルを求めていることが多いという特徴があります。
そのため、「やってはいけないと言われている行為」というものに対して、スリルと楽しみを感じてしまっているという側面があります。
この興奮を1度味わってしまったことで、それがいつしか快感になってしまいます。
その結果、自分では「いけない」とわかっていることに何度も平気で手を染めてしまうようになります。
彼らがそのような行為をやめるためには、「ついつい刺激や興奮を求めてしまう自分自身」を変えるしかありません。
そのためには、心を落ち着ける練習をし、興奮状態とは反対の「穏やかな状態の心を維持すること」の良さを、
自分の内面に落とし込んでいく必要があります。
4.楽な方へと流されやすい傾向がある
背徳感に苛まれる人の行動パターンには、「いけない行為とはわかっていても、
自分にとって楽だからついついその行為をやってしまう」という特徴があります。
つまり彼らは、楽な方へと流されやすい性格であると言えます。
彼らは基本的に、苦労することが嫌いで、楽なことばかり求めます。
そのため、自分にとって楽な道であれば、それがいけない行為だとわかっていても、承知の上で続けてしまいます。
そして、自分が行っている行為が悪いものであっても、苦労してまで自分の行動を変えようとはしません。
「わざわざつらい思いをするなら、自分の行動を改善する必要などない」というのが彼らの考え方です。
背徳感に苛まれる人は、基本的に精神面がとても弱いということが特徴です。
そのため、「いけないことをしている」と自分でわかってはいても、
楽な方へと流されることを望むため、ついついその行為に依存し、後で後悔するということばかりを繰り返すのです。
また、彼らは、良くない行為をすることによる刺激や興奮を求めてしまうという面もあります。
このスリルを味わってしまうと、抜け出すのが難しくなるため、
「ついつい良くない行為を繰り返しては、罪悪感で自分を責める」という日々を過ごします。
このような人生から抜け出すためには、自分の心の弱さを克服する努力をするしかありません。