拝金主義者の特徴4個

最終更新日:2017年6月3日

人生における最上の価値を金銭に見い出す人、

お金こそがもっとも尊いものだと考えお金を崇める人のことを、拝金主義者と称します。

程度の差こそあれ、人間はたいていお金好きなものですが、

並外れてお金を好む拝金主義者にはどんな特徴があるのか見ていくことにしましょう。

1.お金に関して「これで満足」ということがない

拝金主義者の心理的特徴として、まずあげられるのは、

「いくらお金をたくさん持っていても、満足することがない」ということでしょう。

その心理を説明するために、美食家を例にあげます。

「食こそ人生最大の喜び」と考える美食家、いわゆるグルメと呼ばれる人は、食べることに対して大変に貪欲です。

例えば、単なる食いしん坊な人は、いつも同じ店に行って同じ料理を食べ続けたとしても、

おなかが満たされればそれで満足できるでしょう。

しかし、美食家は、それではぜったいに満足できません。

「もっとほかにおいしい料理はないのか」と、常に食べたことのない料理を求め続けるのが美食家と言っていいでしょう。

拝金主義者もそれと同じ心理を持っています。

どんなに多くのお金を手にしたとしても、それで満足することはありません。

「もっとお金が欲しい。もっとお金を貯めたい」と常に考えているのが、拝金主義者です。

2.貨幣そのものが好き

拝金主義者は現金が大好きです。

現代人ですから、カードを使うことはありますし、電子マネーと無縁で生活することはできません。

しかし、できるだけ現金を使いたい、現金を持っていたいと思うのです。

人一倍お金を大事にしますので、ふつうの人よりもケチな傾向はありますが、

使わうことはなくても、常に現金を持ち歩くことを好みます。

財布の中にはいつでもある程度まとまった現金を入れています。

拝金主義者は、いわばお金を信仰している人なので、

お金が手元にあることで、精神的な安定を得ることができると考えていいでしょう。

なお、お金を大事にするという心理から、「財布の中がいつでもキレイに整理されている」という特徴が生まれます。

レシートなどよけいなものを財布に入れることはしませんし、

入っている紙幣類は、金種別にすべてきちんと同じ向きに入れられているのが、拝金主義者の財布です。

3.人からの評価を気にしない

拝金主義者は、人から悪い評価をされることが少なくありません。

口の悪い人は「守銭奴」とか「金の亡者」という悪口を言うこともあるでしょう。

そうした自分の悪い評判を耳にしても、まったく意に介さないのが拝金主義者です。

というのも、拝金主義者は自分の生き方に自信を持っており、

お金を大事にしない人を上から目線で見ているところがあるからです。

お金を大切にするというのは、誰が考えても正しいことでしょう。

その自覚があるため、「お金を大切にしない人は愚かだ」と考えるわけです。

そうした愚かな人たちが、自分のことをどんなに悪く言おうとも、

それは負け犬の遠吠えのようなものだと考えるのが、拝金主義者ということになるでしょう。

4.合理主義者

先ほど、拝金主義者にはふつうの人よりもケチな傾向があるという話をしましたが、

拝金主義者は単なるケチではありません。

とにかく何でもいいから出費を抑えようとする意識をもっているのがケチな人でしょう。

それに対し、拝金主義者はお金を大切にはするものの、

それが自分にとって必要なものやことである場合には、抵抗なくお金を使うことができます。

無駄づかいは絶対にしませんが、必要に応じてお金を使うことには心理的抵抗感を持たないのが、拝金主義者です。

つまり、拝金主義者には合理的にものごとを考えるという特徴があるということになるでしょう。

拝金主義者と呼ばれる人について、どんな特徴があるのか4点、紹介しました。

単なるケチとは一線を画す拝金主義者を理解するための参考になさってください。