自分の発言にもかかわらず、言っていることの意味がなかなか伝わらず、歯切れの悪い人もいます。
あいまいな日本語を巧みに使って話を濁すような人は信用されづらく、最終的に損をしてしまう可能性もあります。
そんな歯切れの悪い人の特徴を紹介します。
1.優柔不断な性格
相手の問いに対してどのような答えを言うべきか迷っている場合や、
自分の考えに自信がない場合などは歯切れの悪い回答になってしまいがちです。
またはっきりと自分の姿勢を示さず、どちらにしようか迷ってしまう優柔不断な性格の人は、歯切れが悪くなってしまうこともあります。
いつまでもこのような歯切れの悪い態度でいると友人や恋人であっても愛想をつかされてしまう場合もあるため、
迷い過ぎには注意したいものです。
このような性格の方は結論を先延ばしにせず、決めるときにははっきりと決めるといった決断力が重要です。
2.やましいことを抱えている
相手に対して後ろめたい気持ちや、やましいことを抱えている場合にも歯切れの悪い受け答えをしてしまいがちです。
それでその場が収まればよいのですが曖昧模糊とした受け答えでは相手が納得してもらえない場合もあり、
それどころかさらに怒らせてしまったり、関係性に亀裂が入ってしまうこともあります。
分かりにくい答えでは相手側ももやもやしたままで不信感が募ってしまうこともあるので、相手に対してやましいことがある場合にはあいまいな答えはせず正直に話すなど誠実な対応を心がけましょう。
3.嘘をつくのが苦手
相手に対して嘘をつくような場面では歯切れの悪い回答をしてしまう人もいます。
人間は自分の意思と反した行ないをすると気づかないうちに態度に出てしまうこともあるので、
嘘をつこうとしても分かりやすく態度に出てしまう人などは、本来嘘をつくことが苦手な人ともいえます。
嘘をつくこと自体があまり褒められたことではありませんが、
世の中には人に対して平気で嘘をつける人も存在するため、
嘘をつく際に歯切れが悪くなってしまう人は裏を返せばそれだけ真面目な人ということも言えそうです。
4.従順な性格
政府の人間や会社で不祥事などを起こした際に開かれる記者会見などで歯切れの悪い回答をする人も多く見受けられます。
このような場で会見を行なう方は会社の指示であらかじめ決められた回答をしているため、
自分の意思と異なる意見を言わなけらばならない場合などは歯切れの悪い回答になってしまうこともあります。
また責任を追及された際の回答などは往々にしてあいまいな言葉が使われることが多く、
歯切れの悪い会見に終始することも少なくありません。
会見でこのような人を見かけた場合には組織の決定に従う従順な性格の人と言えるかもしれません。
5.後先を考えていない
とりあえず今の状況を脱しようという考えのもと、歯切れの悪い回答をくり返してしまう人もいます。
このような人はとりあえず現状を収めることしか頭になく、後先を考えていない人とも言えます。
しかし結論を先延ばしにするだけで何も解決していないことも多く、
はぐらかされていると気づかれてしまうと相手にとってはフラストレーションが溜まってしまいます。
このようなやり方を続けているといつかは信頼を失ってしまうことにもなりかねないため、
ついつい歯切れの悪い回答をしてしまう人は長い目で見た冷静な判断が必要です。
いかがでしたか。
日本語にはあいまいな表現が多いことから、歯切れの悪い受け答えをしてしまうことも多くあります。
歯切れの悪い受け答えは上手くその場をごまかすことも可能ですが、使い過ぎてしまうと逆効果にもなりかねません。
相手にストレスをためてしまう原因にもなりかねないため、使いかたには注意が必要です。