フラストレーションが溜まりやすい人の特徴3個

最終更新日:2018年3月28日

フラストレーションが溜まりやすい人にはどんな特徴があるのでしょうか。

フラストレーションが溜まるとイライラしますし、人間関係にも悪い影響が出てきます。

特徴をつかむことから、フラストレーションを溜めないコツをご紹介します。

1.完璧主義なところがある

フラストレーションが溜まるのは、現状に不満があるからです。

現状に満足できないのは、いろいろなアラが見えてしまうからですよね。

何かにつけて完璧でありたいと思えば、足りないところや不満が出てくるのは当たり前です。

でも考えてみましょう。

そもそも世の中に、完璧な人なんているでしょうか。

完璧な人間関係、完璧な仕事、完璧な暮らし……そんなものあるはずがないんです。

あるがままの現実をそのまま受け入れろ、とは言いません。

改めるべきところは改めましょう。

そういう意味で完璧主義者は向上心のある人なんです。

でも現状に対する不満を抱えすぎて、フラストレーションを溜める結果になってしまっては、正直だれにとっても得になりません。

向上心もほどほどに、というのがフラストレーションを溜めないコツでしょう。

2.人の評価に敏感すぎる

友だちでも知り合いでも同僚でもご近所さんでも、身の回りの人たちから自分がどう思われているか、ぜんぜん気にならないという人はいません。

面と向かって悪く言われたり、風のうわさでけなされていると知ったら、気分を害するのは当たり前です。

でもそうした他人の評価に敏感すぎると、これもフラストレーションを溜めることにつながってしまいます。

傍若無人にわが道を行く人がすばらしいとは言いません。

人の評価を気にしたり、反発したり、あるいはそこから自分の行動や態度を見直したり、そういうことの積み重ねで人は成長していくからです。

でも、あまりに他人の言葉を気にしすぎるのは、逆効果にしかなりません。

他人の心の中なんて、結局最後までほんとうの所はわかりませんから、そんなものを気にしだしたら神経をすり減らしてしまうだけです。

他人の心はブラックボックスですから、自分の被害妄想をいくらでも書き込めますし、それが他人を恨む心になったり、逆に自分を責める心につながったりすると、フラストレーション爆発の秒読み段階になってしまいます。

「他人はしょせん他人」そういう割り切りをした上で、それでも耳を傾けるべき意見があるかもしれない、と考えてみたらどうでしょうか。

自分のことを本当によくわかっている他人はじつはこの世にいません。

さびしい事実ですが、そうであるなら、他人の評価で自分をしばるのは馬鹿げています。

それでフラストレーションを溜め込むなんて、もってのほかです。

3.リラックスするのが下手

ストレスでもフラストレーションでも、現代社会を生きているなら、あって当然の精神状態です。

忙しいですし、変化は激しいですし、おおらかな人間関係も少ないこの時代、フラストレーションなんてまったく感じないという人がいたら、ほとんど奇跡と言うべきでしょう。

だとしたら、うまくストレス発散できることが、現代社会を生き抜くうえで重要なスキルになります。

フラストレーションを溜めやすい人というのは、どちらかと言えば真面目で、責任感の強い人が多いんですよね。

勉強や仕事など、やるべきことを決められたスケジュールでこなすことは得意でも、ぽっかり空いたたまの休日を「何もしないでのんびり過ごす」なんていうのは超苦手、という人が多いんです。

「休日なのに何もしないなんてもったいない」などと考えては、やるべきことをリストアップして何をすべきかさんざん迷い、気づけばもう夕方になっていて結局1日無駄にしてしまった、そしてまた「1日無駄にした」ということで自分を責めて、せっせせっせとフラストレーションを溜めこんでいるのです。

「何かすること」でなく「何もしないこと」に慣れましょう。

それだって一つの訓練です。

仕事や勉強にスキルが要るように、遊びや休暇にもスキルが要ります。

フラストレーションを溜めやすい人は、遊び人と言われるようなちょっとチャラい人から学ぶ姿勢をもちましょう。

そういうタイプは友人の中にいないかもしれませんが、芸能人でもタレントでもいいので、バケーションを遊び倒している人の行動様式から、ストレス発散の極意を盗むよう心がけることをオススメします。

いかがでしたでしょう。

フラストレーションを溜めやすい人の性格的な特徴がおわかりいただけたでしょうか。

日本人の場合、意外と多くの人に当てはまる特徴かもしれないという気がします。

勤勉で働き者の日本人は、その一方で、神経質でフラストレーションを溜めやすい国民なのかなという気がしませんか。

完璧主義であることも、人の評価を気にすることも、度が過ぎると精神衛生に悪影響を与えます。

真面目で勤勉もすばらしいのですが、もう少し肩の力を抜いて「世の中、いろいろいい加減だ」「他人の心なんてしょせんわからないもの」と、たかをくくってみませんか。

フラストレーションなんか溜めてもいいことは一つもありません。

自分もまわりも不幸にします。

行動様式を変えることから始めましょう。

「何もしない休日」をリラックスして受け入れましょう。

そうすれば少しずつ、ストレスやフラストレーションが溜まりにくい心に変わっていくはずですから。