感情論で話す人の特徴。合理性を無視して喜怒哀楽が激しい!

最終更新日:2017年11月9日

ビジネスシーンやプライベートで多くの人が集まって話し合いをする時に、決まって感情論に固執して、データや実績を無視した感情論で話す人が多くいます。

そしてまた厄介なことに、感情論で話す人の意見に限ってその話し合いで採用されやすい傾向にあります。

人間は感情を持った生き物なので感情に配慮することはもちろん重要ですが行き過ぎた感情論は周囲の迷惑になってしまいます。

ここではそんな感情論で話す人の特徴を紹介します。

1.自己中心的で他人の感情は蚊帳の外

感情論で話す人は往々にして自己中心的です。

このタイプの人の話す感情論は、その人自身の感情だけが根拠になっていることがほとんどだからです。

「私たちがせっかく頑張ってきたんだからこのプロジェクトは最後まで進めてもらわないと納得できない」とか「この旅行を先に提案したのは私なんだから、私のスケジュールに合わせてくれないと気分が悪い」というような感情論は全て本人の感情だけが考慮されています。

このような意見が採用された場合に、逆に他のメンバーや他の仕事上の関係先が迷惑を受けて感情を害するかもしれないという、他人の感情は無視されているのが特徴です。

2.喜怒哀楽、特に怒が激しい

感情論で話す人はその人自身が喜怒哀楽の激しい感情的な人です。

自分自身の中で意思決定に感情が占める割合が大きいので、他の人や他の物事にもそれを当てはめようとして感情論で話すのです。

しかし実際の社会生活では、感情的には納得できなくても今はぐっとこらえて別の合理的な意見を採用することで最終的にはうまくいく。

嫌なことでも避けて通らずに真摯に対応することが最終的にビジネスで成功に繋がることが多いのは周知の事実です。

しかし感情論で話す人は、感情論で話している間も感情的になっているので聞く耳を持ちません。

3.合理性を完全に無視した意見を言う

感情論で話す人は当然ながら、蓄積されたデータや成功する確率、必要なコストなどの合理性を全く無視して感情優先の意見を言います。

それはなぜかと言うと、もちろんその人が感情的になっていることもありますがそれ以外にデータを解析したりコストを計算したりする地道な作業を面倒くさがっているという裏もあります。

合理的な判断をするためのデータ収集は本来地道で非常に面倒くさいものです。

それに対し感情論で「やるといったらやるんだ」「とにかく私はやりたいんです」という感情論は何の準備も必要がなくて楽です。

つまり事前の準備をするのが面倒くさい人ほど感情論で話す傾向があります。

4.自分の意見を採用させるためにわざと感情論を利用する

感情論で話す人はテクニックとして感情に訴えている人もいます。

合理的にデータを収集して冷静に意見を述べて、お互いが冷静な状態で意思決定するのが通常ですが、やはり誰もが人間なので感情論に弱いことを知っているのです。

「こんなに頑張っているんだからうまくいかないわけがないでしょう」「頑張りますからもう一度チャンスをください」というような感情的な訴えは、他の人としても心情的に却下しづらいものです。

そのため感情論で話す人は、あえて感情最優先の意見を述べて自分の意見を採用させるために意思決定を有利に運ぼうとしています。

いかがでしたか。
感情論で話す人はその人が感情的だというのはもちろんですが、それ以外に感情論によって他のプロセスを無視して自分の意見を強引に通そうとする魂胆がある場合もあります。

感情論で話す人がグループの中にいる場合は、冷静にその人の意見のクセをつかんで、論理的に反応して一時的な感情論に流されないように周囲も努力しましょう。