皆が皆、言動と隠された思いが同じとは限りません。
相手の見た姿をそのまま受け止めたいものの、中には裏と表がある人もいるもの。
裏表が激しい人の特徴を知ることで、
後々自分がショックを受けないように見極めることもできます。
その特徴とは一体どんなものなのでしょうか。
今回は裏表が激しい人の特徴をご紹介します。
1.人からの評価を気にする人
人からどう思われているのか、良い人だと思われたいと思っている人は、自分の悪い部分を隠して、
思い描いている理想の自分を演じているだけの場合があります。
不満に思うことがあっても笑って聞き入れたり、意見をせずに黙って聞いている人が、
一人になったりその場から離れた途端に笑顔が消え、文句や批判をしているケースがあります。
その場で文句を言いたい気持ちはあるものの、言ってしまえば周りからの評価が下がってしまう為、
それを恐れて自分を演じているため、素の状態の時との態度や行動が異なり裏表が激しい人になってしまいます。
自分の意見や考えを言えず、裏になった瞬間に吐き出し、自分を保っているのかもしれません。
2.世渡り上手な人
社会に出れば、上司に合わせたり会社の指示に従うことで、出世が期待できます。
逆に上司に歯向かってしまえば自分の立場が危うくなり、
出世どころか仕事すら与えてもらえないといった状況に陥る場合もあるでしょう。
世渡り上手な人は、自分のメリットを考えて、自分の意思や主張に反した行動をして、
上司や会社に媚びを売るといった行動をするでしょう。
ただ、そこには本心で「そうしたい」と願っての行動ではない為、不満や愚痴が出てしまいやすくなります。
「言われたからやらなくちゃいけない」という思いと「なんでこんなことしなくちゃないんだよ」
という思いの中で仕事をしています。
二つの思いを同時に持ちますが、会社や上司の前では「なんでこんなことしなくちゃないんだよ」
という思いは隠さなければならないし言えない状況。
こうした不満のやり場として、裏の顔を持ち、ストレス発散や上司への不満を吐き出していると言えます。
ただ我慢している分相手に合わせたり指示に従っている為、相手からは評価され世渡り上手な人間に育っていくでしょう。
3.気を遣いすぎる人
相手へ気を遣いすぎる人もまた、裏表の激しい人になる可能性が高いです。
相手のことを気にして自分の言動を変えたり、相手のちょっとした様子の変化などを見ている為、
常に気を張っていたりと緊張状態にあります。
それだけ神経を使って人と接していれば、一人になった時に疲れがどっと出てきたり、
愚痴や文句が出てしまうのは仕方がないこと。
常に相手のことを思っていたり、相手の立場に考えることが、余計に自分を追い込んでしまっているとも言えるでしょう。
4.裏を見せることができる人を求めている
自分に正直に、素直に生きることができれば、このように裏表の激しい人はいないでしょう。
ただ裏表がある人の本音や本来の姿は、大抵裏の状態であり、
リラックスできている時や一人でいる時には、この裏の顔が出ることでしょう。
裏の顔を見せることができるということは、それだけ相手を信頼していて、
信用しているという証拠であり、また自分の素を出しても問題ないと思える関係の人。
裏表が激しい人は、こうした関係性が築ける人を求めており、
裏を受け止めてくれる人を自分のよき理解者だと認識するでしょう。
逆に言えば、表しか見せていない人のことは、信用していなかったり絆を築けていないということになります。
裏表がある人との付き合いは、「怖い」と思ってしまうかもしれません。
ただ裏の姿を出せない理由があり、自分を頑張って演じているだけだとしたら、
それはその人の一つの努力なのかもしれません。
ただ距離を置いたり避けるのではなく、どうして裏の部分を見せないのかまで掘り下げてみれば、
案外裏の方が付き合いやすいこともあります。