最近は多くの会社でノー残業デーが採用されたり、月内残業時間が厳しく制限されたりするようになっています。
しかし、日本社会ではまだまだ残業が根付いており、ほとんどの会社員が毎日のように残業をしているのが現実です。
ところが、そんな中でも定時退社ができる強者も確かに存在しています。
今回は残業が少ない人に共通する特徴をご紹介します。
1.自分の仕事のゴールがわかっている
残業量が少ない人は、自分に振り分けられた仕事の内容とそのゴールをきちんと把握している人です。
このようなタイプの人は上司から仕事が与えられた時点で仕事内容を細部に至るまで確認し、
よくわからない点や曖昧な部分をクリアにします。
さらに、仕事に求められる品質基準を上司に確認することを忘れません。
各タスクはその緊急性、重要性によって求められる品質基準が異なるため、タスクにかける時間も変わってくるからです。
仕事の品質はかける時間に比例することが多いので、品質基準の確認を怠ると後で余計な手間を増やす結果になりかねません。
残業の少ない人は、仕事に要求される品質を確認して初めて仕事に手をつけます。
こうすることで、限られた就業時間内に各タスクにかける時間を上手に調整します。
さらに、彼らは「自分の仕事」に集中して取り組むため、
チームとして働いていたとしても他のメンバーに課せられた仕事にはほとんど関わろうとしません。
メンバーが困ってヘルプを頼んできた時のみ対応します。
みんなで仲良く一緒に仕事をするタイプではありません。
個人の技量を重視する傾向があるので、自分の仕事は自分の仕事、
他人の仕事は他人の仕事、と割り切った働き方をする人が多いのです。
その結果、自分の担当分の仕事をやり終えたと判断するとすぐに退社します。
他の社員が残業しているのに自分だけ退社するのは気が引ける…と考えることは滅多にありません。
2.タイムコントロールが上手い
残業が少ない人の大きな特徴の1つとして、時間管理能力の高さがあげられます。
彼らは、各タスクにかけるべき時間を正確に把握しているので、就業開始前に1日のタイムスケジュールを設定します。
多くの場合、最も手間のかかる難しいタスクを午前中にやるように設定しますが、
これは朝の方が集中力も高く作業効率が上がることを認識しているからです。
彼らは限られた時間の中で最大のパフォーマンスができるよう1日のスケジュールを組むことに長けているのです。
そして、一度立てたスケジュールから極力逸れないように仕事を進めます。
1つのタスクに配分した時間を超えてしまうと、その後のスケジュールが全て遅れて狂ってくるからです。
残業を極力しないためには、自分の決めた時間内で各タスクをやり終える努力が必須になります。
残業をあまりしない人は、タイムコントロールが非常に上手いため、ズルズルと1つのタスクを長引かせることはしないのです。
3.残業をしない=能力の証明だと思っている
残業をしないポリシーの人は、残業量の少なさが個人の能力の証明だと考えています。
スピーディーに、質の高いパフォーマンスを行うことこそ、会社に対する最大の貢献であると理解しています。
彼らは、作業内容が中途半端であったり、仕事が終わっていないのに退社だけは早かったりする社員とは一線を画している存在です。
自分の能力にそれなりの自信があり、上昇志向が高い社員は意識して残業を減らす努力をします。
早く退社すれば、自由に使える時間が増えプライベートがより充実したものになります。
残業時間の少ない人の方が多い人よりプライベートが充実し、仕事でも良い成果を上げていることがわかっています。
4.忙しくても必ず休憩を取る
残業をするかしないかは、作業効率に大きく関係しています。
仕事に煮詰まった時、集中力が途切れた時にそのまま作業を続行したところで遅々として進まないはずです。
残業時間の少ない人を観察すると、頻繁に休憩を取っていることがわかります。
彼らはどんなに忙しくても必ず休憩を取り、気分をリフレッシュさせることを怠りません。
仕事に行き詰った時は、そのまま続けるよりもコーヒーでも飲んで一息入れ、一旦仕事から離れることを選ぶのです。
会社にいるからといって常に仕事のことばかり考えていては頭が疲れてしまいます。
適宜休憩を入れ気分転換をした方が作業効率も上がり、仕事にメリハリをつけることが出来ます。
残業が少なくて済む人は、自分の仕事内容と目標を正確に把握し、スケジューリングが上手いという特徴があります。
仕事にメリハリをつけることで作業効率を最大限に上げようと努力するので、適宜休憩を取って気分をリフレッシュすることも忘れません。
残業時間が多いよりも少ない方が会社への貢献になり、かつ個人の能力を証明する手段でもあると考えています。
残業し過ぎかな、と考えている方は1日のタイムスケジュールを見直すところから始めると良いのではないでしょうか。
早めに退社して、プライベートな時間を有意義に過ごすことも作業効率を上げるためには重要なポイントでしょう。