アルコール依存症の人がお酒なしではいられないように、
恋愛依存症の人は、恋愛していないと生きていけないという精神状態にあります。
恋愛に執着し、交際している相手女性に執着しすぎるあまり、
かえって恋愛がうまく行かないことの多い恋愛依存症。
ここでは恋愛依存症の男性について、どんな特徴があるのか見ていきましょう。
1.一目惚れ率が異常に高い
恋愛依存症の男性は、「とにかく恋愛していたい」という気持ちを大変強く持っています。
そのため、相手女性のタイプや年齢の幅はどうしても広くなります。
「こういうタイプの女性じゃなければイヤ」とか「年齢の上限はいくつまで」という条件の縛りが緩くなり、
かなり幅広いタイプの女性を好きになるわけです。
少しでも興味を覚える女性、「アリかも」と思える女性が目の前に現れると、たちまちにして恋愛モードになります。
その結果、「一目惚れ率」は、当然高くなります。
一目惚れしやすい人は少なくありません。
しかし、その傾向が異常に強いのが、恋愛依存症の男性の特徴です。
そこには「恋愛している状態でいないと、不安になる」という心理が隠れていると考えていいでしょう。
2.交際中の彼女を支配、独占、束縛しようとする
そのようにして女性に恋をし、積極的にアプローチし、恋人関係になると、
相手女性を束縛しようとするのも、恋愛依存症の男の特徴です。
恋愛していないと不安なために、交際中の彼女を失うことを極度におそれます。
そのため、常に「ほかの男に気持ちが移るのではないか、浮気をするのではないか」とびくびくしてしまいます。
その不安を薄めるために、「彼女は今どこで何をしているか」ということを、常に把握しようとします。
その結果、彼女のことを支配し、独占し、束縛してしまうわけです。
これでは、相手女性が精神的な閉塞感を抱くのは当然でしょう。
それが、破局の原因になることが少なくありません。
3.二股、三股をかける
彼女のことをそんなふうに束縛し、浮気されないようにするくせに、
恋愛依存症の男性には、「自分は二股、三股をかける」という傾向があります。
ステディな彼女がいながら、ほかの女性とも関係を持つわけですが、
それは性的欲求を満たすための単なる浮気ではありません。
「今の、ステディな彼女と万一別れた場合の、一種の保険」という意識があります。
失恋を極度に恐れるのが、恋愛依存症の男の心理的特徴なのですが、
その恐ろしいことが起こったとき、「だいじょうぶ、自分にはまだ、別の彼女が残っている」という状況にしたいわけです。
大変身勝手な考え方ですが、そんなずるい考え方をしてしまうのが、依存症の恐ろしいところと言っていいでしょう。
4.彼女中心の生活になり、彼女に尽くす
恋愛依存症の男性は、交際中の彼女に精神的に依存します。
そのため「彼女のいない人生は考えられない」という気持ちになります。
したがって、その生活は当然、彼女中心になると考えていいでしょう。
ほとんど一日中、彼女のことを考えていますし、彼女を喜ばせるための努力を惜しみません。
例えば、高価なプレゼントを用意したり、手の込んだサプライズを用意するのも、
彼女を喜ばせたいという一心からです。
彼女の事ばかり考え、彼女に尽くすのが、恋愛依存症の特徴と言うことになるでしょう。
5.情緒不安定になりやすい
常に恋愛を希求し、恋愛中には彼女のことを必要以上に心配するため、
どうしてもマイナス思考になり、心配や不安を抱えやすくなります。
そうした心配や不安は、相手との関係性からというよりも、
自分の心の中だけで生まれる性質のものと考えていいでしょう。
そのため、心の中でそうしたマイナス心理がどんどん大きくなってしまうという傾向があります。
その結果、情緒が不安定になりやすいというのが、恋愛依存症の男性の心理的特徴です。
恋愛依存症の男性について、ここでは主な特徴を5つ紹介しました。
これをお読みになると、恋愛依存症がいかにやっかいなものであるか、
どうして依存症の男性が恋愛を失敗しやすいか、お分かりいただけるのではないでしょうか。