お正月を終えて仕事始め、調子がうまく出ない…。
朝起きられない、やる気が出ない、頭が働かずミスをしてしまうこともあります。
そんな休みボケのお悩みを抱えるあなたに必見。
今回は、休みボケの原因を自律神経の観点から探っていきましょう。
1.そもそも休み明けは忙しいもの
休みボケのせいで調子が出ない。
そんなお悩みを持つあなた、1つ大事なことを忘れてはいませんか?それは「そもそも休み明けは忙しい」ということ。
お正月やGWが終わった後の仕事始めは、連休中にたまった大量の仕事をこなさなければいけないので、忙しくなるのは当然です。
本調子ではない時にいきなり大量の仕事をこなさなければいけないとなると想像しただけでテンションも下がってしまいますし、実際に出勤しても思うように仕事が進まなくなりますよね。
「休みボケで仕事がうまくいかない…」ひょっとして、それ休みボケじゃなくて単なるキャパオーバーかもしれませんよ。
2.仕事の復習をする
休みボケ以前に、仕事内容を忘れてはいませんか?毎日こなしていれば仕事の流れは自然と身体に染み付きますが、連休でブランクができると当たり前のようにこなしていた手順を忘れてしまうことがあります。
頭で考えず、無意識にやっていることは特にそうなります。
ピアノやバレエなどの習い事で時々聞く、有名な言葉があります。
「1日休むと自分にわかり、2日休むと仲間にわかり、3日休むとお客にわかる」毎日こなしていることでも、ブランクができると忘れてしまうものです。
仕事も同じものだと思って下さい。
当たり前のようにこなしているルーチンだからこそ、仕事始めの前に復習してみましょう。
手帳を読み返して、todoリストを確認することもオススメです。
3.自律神経を整える
休みボケの原因は「自律神経の乱れ」です。
私達の身体にある自律神経は「交感神経」と「副交感神経」があります。
活発に活動している時に交感神経が働き、リラックスしたり寝ていたりする時に副交感神経が働きます。
連休中、実家でくつろいでいる時に働くのは後者ですよね。
自律神経のバランスが戻らず、副交感神経優位のまま仕事始めを迎える。
これが休みボケの原因です。
そうなると、休みボケを克服するためには自律神経のバランスを整えてあげることが大切です。
まず、生活リズムを安定させることから始めましょう。
特に年末年始は特番が充実していることもあり、遅くまで起きて生活リズムが乱れがち。
仕事始めの前に、いつも通りの時間に寝て起きることでリズムを取り戻しましょう。
シャワーだけにせず、お風呂にゆっくりつかることもオススメです。
仕事が始まって「調子が出ない…」となってからでも十分間に合います。
4.気分の上がる音楽を聞く
当然仕事中はダメですが、出勤前でもできる簡単な休みボケ解消法です。
歌ものだけでなく、クラシックやサントラなどにも気分の上がる音楽はたくさんあるので、お気に入りのものがあれば試してみて下さい。
連休中にあらかじめセットリストを作っておいても良いですね。
電車やバスで座席に座れなくても、それどころか歩いている最中ですらできますよ。
5.栄養ドリンクを飲む
これは強制的に交感神経を優位にする最終手段で、むやみに行うと身体に悪いため「今日は絶対やらかしたくない」という人以外は使わない方が良いです。
栄養ドリンクに含まれるカフェインは交感神経を刺激してくれるので、ここぞという時に踏ん張りがきくようになります。
どうしても仕事始めは朝起きられずに寝坊して遅刻してしまう、出勤しても有り得ないミスを連発してしまう…など、重度の休みボケ体質の人にオススメです。
ただし、何度も言いますが「むやみに飲まないこと」。
エナジードリンクにハマり過ぎて死亡した人の例が時々ニュースになっています。
くれぐれも飲み過ぎないこと。
さもないと、過剰摂取の副作用で酷い目に遭うことになりますよ。
6.休みボケじゃなくて五月病?
GWにありがちですが、単なる休みボケと五月病を勘違いしている可能性はありませんか?連休の前に入社や転職、異動などがあってずっと気を張っていた場合はこのケースが多いです。
新しい環境に馴染むこと、人間関係の構築や仕事の習得にエネルギーを使い続け、連休をきっかけにどっと疲れが出て燃え尽きてしまいます。
やる気が出ない、頭が働かない、ミスが増えるなど、症状は休みボケとそっくり。
女性でPMS(月経前症候群)が重なった場合、余計厄介な事態になることもあります。
「生活リズムを取り戻す」という克服方法は本当の休みボケと共通していますが、あまりに酷い場合は人に相談する、専門医を受診するなどの手段も選択肢に入れてみても良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
休みボケのために仕事で上手くいかないと、新年早々気分が落ちてしまいますよね。
ここで紹介した対策法を試して、1日でも早く調子を取り戻しましょう。