完璧主義と呼ばれる人が職場に一人はいるのではないでしょうか。
今回は完璧主義な人と呼ばれる人の特徴をご紹介します。
1.仕事や勉強ができる
完璧主義な人の最大の特徴は、「能力が高い」ということです。
仕事にしろ勉強にしろ、あるいはスポーツでも趣味の領域ことについても、
人よりも高い能力をもっていることが、完璧主義者の必須条件。
「高い能力を持たない人は、完璧主義になりようがない」と言い換えることもできるでしょう。
高い能力があって、しかもそれを強く自覚しているからこそ、「より完璧な成果」を求めるようになるわけです。
自己評価が高いだけではありません。
実際に高い能力を持っていて、周囲からもそれを評価されているのが、完璧主義の人に共通する特徴と言うことができます。
2.計画的で、過程も重視する
多くの人は「過程に少々問題点があったとしても、結果が良ければそれでOK」と考えるものです。
仕事でもなんでも、目標を達することができれば、高い自己評価をするのが普通でしょう。
例えば、車で目的地に向かう場合、途中で道を間違えてロスタイムが生じたものの、ぎりぎり時間に間に合えば、それでいいと考えます。
しかし、完璧主義者はそうではありません。
「途中で道を間違えたこと」に注目し、自分を強く責めるのです。
いくら結果が良くても、その過程に問題があった場合は、その過程の問題点に注目します。
つまり、結果と同じくらい過程を重視するのが、完璧主義者の特徴です。
過程も完璧であろうとしますから、当然、計画性も高くなります。
何事も事前にしっかり計画を立てて、必要な準備をしてからスタートするのが、完璧主義な人です。
3.細部にこだわる
結果だけでなく過程にこだわるのが、完璧主義者ですが、もう一つ「細部にこだわる」という特徴もあります。
完璧主義者は常に100点満点を意識しますから、どんなに小さな「部分」も軽視することができません。
例として、大掃除のやり方をあげてみましょう。
普通は、「家全体がおおよそキレイになればそれでいい」と考えます。
小さな部分に手抜きや行き届かないところがあっても、全体として8割がた掃除できれば合格とみなすわけです。
しかし、完璧主義者は、どんな細部も省略することができません。
小さな汚れも大きな汚れと同程度重視して掃除をします。
そのため、思わぬ時間がかかってしまい、限られた時間内で家全体の掃除が終了しないということも少なくありません。
細部にこだわるあまり、全体の成果が低下する、つまり、本末転倒になることも、ままあります。
4.わがまま
完璧主義者はすべて自分の思い通りにしようとします。
思い通りにならないと気がすまないという性格の持ち主で、その特徴をひとことで表現するなら、「わがまま」ということになるでしょう。
自分の思い通りにならないと、自分も人も許せないと感じます。
心理的に「だだをこねる」という面がありますから、その点で、「幼児性が強く残っている人」と見ることもできるでしょう。
5.人にも厳しい
自分に対して厳しいのが完璧主義者ですが、人に対しても同じように厳しい見方をするという特徴もあります。
その厳しさは「マイナス面のチェック」として現れます。
人を評価するときに、その人のプラス面よりもマイナス面に目が行きますから、自然に、その点数は低くなります。
「できたことよりできなかったこと」「成果よりも失敗や欠陥」に目が行って、人を厳しく評価するのが、完璧主義者です。
完璧主義な人について、ここでは5つの特徴を紹介しました。
完璧主義者は、人に対してストレスを与えるだけではありません。
完璧を目指すことによって、自分自身に大きなストレスを与えてしまうものです。
上記の特徴を把握した上で、もし完璧主義者という自覚があるなら、改善を目指してみてはいかがでしょうか。