仕事をしなければ生活が出来ないとはいえ、社会に出て働くということは、やり甲斐を感じる瞬間よりも、面倒なこと、辛いことの方が多いのが現状です。
仕事に就ては辞め、仕事に就ては辞め、転職を繰り返す人の特徴をまとめてみました。
1.飽きっぽい性格
何をやっても三日坊主で飽きっぽい性格の人は、自分の生活がかかった仕事の面でもその悪い癖が出てしまいます。
就職が決まって、初めの数ヶ月はやる気に満ちて、意気揚々と仕事に出かけますが、3ヶ月が経ち、半年が過ぎ、少し仕事に慣れた頃には、初めの頃のやる気が消失してしまいます。
同じ毎日の繰り返しがだんだんと退屈に感じるようになり「思っていたのと違う…」と転職を考えるようになります。
業務に飽きが来たら、視点を変えてみたり、自分で目標を設定してみれば、新たなやり甲斐を感じられる可能性もあるのですが、目標を持って仕事をする発想がないので、飽きたら仕事を辞めることが習慣になってしまうのでしょう。
2.コミニケーション能力が低い
転職を考える人の多くが、職場内の人間関係での悩みを抱えています。
いくら憧れていた職業だったとしても、一緒に働く人と上手くやっていけないのでは、居心地が悪く、仕事を覚えるどころではありません。
人と関わることが苦手なまま大人になると、デスクワークにしろ営業所にしろ、肉体労働にしろ、円滑な業務に支障が出てしまいます。
ここの会社は自分には合わないと、会社を変えて他の会社に移ったとしても、自分のコミニケーション能力が上がらない限り、根本的な解決にはならないので、転職を繰り返すハメになってしまいます。
3.自分に自信が無い
仕事をすぐ辞めてしまう人は、ハートが打たれ弱く、上司から注意されただけで、この世の終わりのように捉えてしまいます。
もちろん、社会に出たらそんな事は日常茶飯事なので、小さな事でクヨクヨしていては仕事が務まるわけがありません。
些細なミスでもオーバーに凹んでしまう根底には、自分への自信の無さがあります。
子供の頃に成功体験を積み上げることが出来なかったり、親に褒められた経験が少ないと、自分を過小評価してしまう癖が付いてしまいます。
「自分に出来るわけがない」「自分はダメな人間だ」など、自分自身の評価がマイナスだとプラス思考に考えるのが難しく、ちょっと怒られただけで逃げ出したくなってしまいます。
4.約束が守れない
仕事は約束を守ることで成り立っています。
決められた時間に出勤するのも約束。
期日までに書類を作るのも約束。
打ち合わせの時間を厳守しなくてはいけないし、商品の納品もそうです。
簡単な約束すら平気で破る人がいますが、そんな人たちの仕事が順調で、長続きしている話を聞いた試しがありません。
人から信頼されないという事は、仕事をする上で致命的です。
約束を守れない人は、信頼感がないので仕事を任せてもらえずに居場所を失い、退職に追い込まれるリスクが上がります。
5.キレやすい性格
社会人として、理性的に振舞うのはとても大切な事です。
沸点が異常に低いキレやすい人は、社内でもトラブルメーカーになるでしょう。
キレやすい人は、仕事面でも自分の感情を優先させやすい傾向が強く、自分の意のままに仕事が進まない時には、周囲につっかかっていったり、社内の雰囲気を乱します。
普段から冷静さにもかけるので、注意力も散漫になりケアレスミスを繰り返すこともよくあります。
たびたび上司や同僚と衝突したり、部下を理不尽な理由で起こるので、社内の人からは間違いなく嫌われます。
結局居づらくなって転職をしても、キレやすい性格を変えないことには、同じ事の繰り返しになってしまいます。
6.忍耐力が無い
転職を繰り返すということは、1つのことをやり遂げる忍耐力が無いのです。
そういう人は、子供の頃からの難しいことから逃げる癖、すぐに諦める癖があり、体に染み付いてしまっています。
普通だったら、難しい仕事を与えられた時、頭を悩ませながら、人に聞いたり、調べたりして試行錯誤を繰り返し、少しずつ仕事を形にしていくでしょう。
しかし、転職を繰り返す人は、難しいことはやりたくないのです。
今までしてこなかったので、粘り強く頑張る方法も分からないし、そこまで頑張る気力も湧かないのです。
ですから、仕事において壁にぶつかると、乗り越えようと考えるよりも、次に働く場所を見つけた方が賢明だという発想にいたるのです。
長く続けてみないことには、仕事の本質にまで到達出来ないので、すぐに諦めてしまうのは、勿体無い事だと気付いて下さい。
仕事が長続きしない人は、転職を繰り返していくうちに、自分の社会的評価を落としていることに気がついていません。
転職をして、天職を見つけるためにも、自分のウィークリーポイントを自覚するのが先決です。
そして次こそは、仕事にやり甲斐を見出し、自分の能力を存分に発揮して、仕事を通して社会に恩返しをしていきましょう。