体臭がキツい人の辛い特徴と改善方法

最終更新日:2016年11月27日

学校や職場で強烈な体臭の持ち主に出会ったことはありませんか?

臭いさえ何とかしてくれたら普通に付き合うこともできるのに…と、残念な思いをしたこともあります。

今回は体臭がキツい人の特徴を改善方法と合わせてご紹介します。

1.脂肪分の多い食事が好き

体臭がきつい人は、肉類を中心とした脂っぽい食事を好むという特徴があります。

和食をほとんど摂らず欧米人のような食生活を送っていると、皮脂腺が活性化し、皮脂の分泌が促進されます。

皮脂が多く分泌されると肌荒れの原因になり、肌の老化も進みます。

おまけに独特の皮脂臭があるため、汗と混じると非常に臭く感じられるようになります。

肉をたくさん食べる人は体臭に加えて口臭や便臭もきつくなりがちです。

野菜や魚を多く取り入れた和食メインの食生活に切り替えると体臭改善に効果がありますので、

「最近体臭がきついかな?」と思ったら試してみるのも良いでしょう。

2.タバコが止められない

愛煙家には体臭のきつい人が多くいます。

その原因はタバコに含まれるニコチンやタールです。

タバコには血管収縮作用があるため、口内の血流が悪くなり唾液の分泌が低下します。

その結果、口内の自浄作用が悪化して細菌が繁殖しやすくなり、舌や歯にこびりついたニコチンの臭いと合わさって強烈な口臭を発生させることになります。

口臭は体臭の一部ですし、タバコのヤニ臭さは当然身に付けている衣服にも付着します。

さらに悪いことに、タバコを吸っている本人は自分の体臭に気が付いていないことが多く、無意識に周囲の人間に迷惑をかけています。

タバコを吸う事を止めれば、ヤニ臭さからは脱出することができますが、止めようと思ってもなかなかできないのが禁煙の難しさです。

禁煙ができない人は吸う本数を減らしたり、吸った後に歯磨きなど口臭対策をしたり、

衣服に消臭スプレーをしたりするだけでも体臭緩和の効果があります。

3.ストレスの多い生活をしている

学校や職場でストレスの多い生活をしていると体臭がきつくなりがちです。

特に、会社のプレゼンや重要な交渉などで極度の緊張状態になると精神性発汗作用が促進されます。

この時に出てくる汗はベタベタとして乾きにくい特徴があります。

さらに、スポーツをしている時に出てくるサラっとした汗と違って臭いがきついのです。

この汗を流れるまま放置しておくと、服に染み付き悪臭の原因になります。

体臭がきつい人は、もしかすると過度のストレスが原因で汗が出やすくなっているのかもしれません。

(そして汗を拭う余裕もない。

)仕事のストレスを緩和するのは非常に難しいのですが、溜まったストレスを上手に発散する方法を考えてみると良いかもしれません。

ストレスが半減するだけで嫌な汗をかく機会も減り、結果として体臭の緩和につながる可能性があります。

4.同じ服や靴を使い続けている

体臭がきつい人は、本人というより身に付けている服や靴が臭っている可能性があります。

特に、毎日きちんと体を洗っているのに「臭い」と言われてしまう人はそれを疑ってみた方が良いでしょう。

服や靴には汗が染み込み、当然体臭も染み込みます。

しっかり洗濯して臭いの原因となる汗と雑菌を除去しておかない限り、常に悪臭を放つ服を着ることになってしまいます。

一見汚れていないように見えるからといって、何日も同じ服を着ると何重にも汗が染み込み、雑菌の繁殖もひどくなります。

これではせっかく体を洗っても「体臭のきつい人」というレッテルを貼られて当然です。

服と同じように、毎日同じ靴を履いている人も「足が臭い」と言われます。

足は意外と汗をかく上に靴の中は常に蒸れた状態です。

つまり、悪臭を発生させる菌が繁殖し放題というわけです。

菌が発生させた臭いが足にこびりつき、靴を脱いだ瞬間に地獄のような悪臭をまき散らすことになります。

足の臭いを改善・緩和するには、同じ靴を毎日履かないようにしましょう。

靴は毎日洗濯するわけにいきませんし、革靴は洗濯そのものが不可能です。

ですから、履き替え用の靴を何足か用意し順番に履くことが望ましいのです。

そして、一日が終わったら靴に消臭剤を入れたり、消臭スプレーをしたりして出来る限り臭いを残さないようにすることです。

さらに、足そのものも指の間までしっかり洗い清めることが大切です。

足が臭いと周囲から迷惑がられる人は、足の洗浄がきちんとできていない上に毎日同じ靴を履いているケースが多いのです。

5.汗を放置している

汗にはサラッとしてすぐに蒸発する健康的な汗と、ベタベタした乾きにくい汗があります。

体臭の原因になりやすいのは後者の汗です。

生活習慣や食生活が乱れるとベタつく汗が頭部から首回りを中心に多く出るようになります。

この汗を放置していると悪臭の発生源となる細菌が汗をエサに増殖することになります。

これが汗臭さの原因になります。

汗をかく量は体質によって個人差がありますが、ベタベタ汗は量に関係なく放置すれば臭います。

ですから、汗をかいたらとにかくシャワーで洗い流す、もしくは水で湿らせたタオルで拭き取るなどの対策を取る必要があります。

汗をかきやすい人は常に着替えを用意しておき、必要に応じてどんどん着替えるようにするとかなり体臭は抑えられます。

デオドラントスプレーなどを併用するのも良いでしょう。

6.腸内環境が悪化している

腸内環境は実は口臭と密接な関係があります。

便秘などが原因で腸内環境が悪化するとガス(おなら)が発生しやすくなりますが、このガスは血流によって肺に運ばれ、やがて呼気として排出されます。

そのため、呼気そのものが便のような悪臭を放つことになってしまいます。

ガスを我慢している人ほど口臭はきつくなります。

また、ガスの臭いもどんどん臭くなるため、トイレなど人気のないところで出しても体や服に臭いがうつってしまうことになります。

口臭や体臭がきつい人はそれだけで周囲の人間から敬遠されてしまいます。

普段から腸内環境を良好に保ち、できるだけガスは我慢しないようにすると自然に臭いは緩和されるようになります。

口臭ケアグッズやデオドラントスプレーなどを常用する習慣をつけておくのも良いでしょう。

体臭は個人差があり、体質によってもかなり違いがあります。

しかし、脂肪分の多い食事や生活習慣の乱れ、過度のストレスなどは確実に体臭をきつくさせる原因になります。

自律神経が乱れると発汗作用も乱れてしまいます。

かいた汗を放置しておくと悪臭を発生させる細菌が増殖してしまうので、速やかに洗い流したり、

拭き取ったり、着替えたりするだけで体臭はかなり改善されます。

そして、一度使用した衣類は必ず洗濯し、靴も毎日同じものを履かないように心がけることです。

体臭は生活習慣を見直すだけでもかなり改善することができますが、中には病気が原因である場合もあります。

少しでもおかしいと感じたら、医師の診断を仰ぐことをオススメします。