執着心が強い人の特徴4個

最終更新日:2017年5月6日

近年、物質的に豊かになるのと同時に、物事に対して執着心が強なってしまい、

そのことで悩む人も増えてきています。

そんな執着心が強い人の特徴にはどのようなものがあるでしょうか

1.環境や生活全般の変化が嫌いである

誰しも、新しい環境に飛び込んだり、新たな物事にチャレンジする時は、

大なり小なり不安があるものです。

しかし、執着心が強い人の特徴としては、

そういった環境の変化や新たな物事にチャレンジして何かを変化させることを、極端に嫌う特徴があります。

例えば、よくありがちなのが住み慣れた土地を離れたくないという転居を嫌がる傾向です。

こういった傾向は誰にでも少なからずありますが、行政の立ち退きや仕事での転勤を求められた際に、

執着を手放せず、行政の側と揉めたり引っ越すくらいなら転職したいと思う人もいるでしょう。

他にも、転職や人事異動、転校、結婚など生活のスタイルの変化全般が苦手という人がいます。

新たな環境で何が不都合がないかという極度の恐怖心や、

愛着のあるライフスタイルへの執着が変化を嫌う心理が、執着の原因となっています。

2.愛情に飢えている

近年、親離れができない、子離れができないという共依存という関係が問題視されています。

これも親子間がお互いの自立を容認できないという、

前述ライフスタイルの変化を嫌う心理と似たような心理ですが、

愛情を手放したくないという寂しさから、相手に執着してしまうという事が多々あります。

親子間以外でも、別れた恋人をいつまでも忘れられない、

忘れられないだけならまだしもストーカー行為といった犯罪の域に達してまうなども、執着から出た行動です。

特徴としては非常に自己中心的で相手の気持ちや立場に立って考えた結果の行動でないため、

単純に愛情に飢えた自分のエゴの押し付けになってしまっているという点でしょう。

執着心が強い人は、愛情の欠乏から特定の相手に固執してしまうという特徴があります。

3.心が満たされない、寂しい

執着心が強い人は、心が常に満たされず、寂しいという気持ちを抱えているのが特徴です。

行動面では、心を満たそうと衝動買いなどをしてしまい、

部屋が物で一杯になってしまったり、またそういった物を捨てることができない、

片づけることができないなどの傾向があります。

近年問題化しているごみ屋敷などに住むお年寄りなどは、

一人ぼっちで寂しい思いをしている人が多く、単に収集癖があるという単純な問題ではなく、

心のケアが必要と言われています。

若い女性などでも、身の丈に合わないブランド物などを買いあさってしまったり、

カード破産などをしてしまう買い物依存などの人は、

心の寂しさから物やお金への執着が酷くなってしまうという特徴があります。

心の空虚感や寂しさは、執着心が強い人の特徴と言えます。

4.人への憎しみや不平不満がある

自分に意地悪をした人のせいで人生が狂ってしまったと感じて、

なかなか憎しみの感情を忘れることが出来なかったり、

失恋した相手への憎悪を捨てきれないといったような、人への憎しみや不満も、執着心が強い人の特徴です。

そういった強い執着は、いじめを受けたせいで対人恐怖という形で自分を苦しめ続けたり、

異性への不信感につながったりといった、あまり心理面で良くない影響を与え続けることもあります。

その悪影響のせいで、過去の良くない出来事に余計に執着して、

怒りやストレスを感じるようになり、悪循環に陥ってしまうこともあります。

強い執着心は、対人面での嫌な思い出や経験によって、憎しみや不平不満からも生じることが特徴です。

執着心が強い人の特徴には、不安や不満、寂しさなどのネガティブでマイナスな感情が土台となって、

それを埋めるために生じた数々のこだわりの結果であることが挙げられます。

誰しも生活していれば、多少の不満や不安はつきものですが、

執着心が強い人は内面の在り方から極端な行動に出てしまうのが特徴的と言えるでしょう。