ノスタルジックな気分になる人の心理的特徴5個

最終更新日:2018年1月9日

皆さんはどんな時に懐かしい気持ち、つまりノスタルジックな気分になりますか?大人になって忙しい日常に身を置いていると忘れがちですが、ふとしたきっかけでノスタルジックな気分が呼び起こされて思わずじーんとしてしまうことがあります。

ここではノスタルジックな気分になる人の心理的特徴を紹介します。

1.久しぶりに実家に帰った

実家を出て上京して都会での暮らしが長い人などだと、昔の物を引越しのたびごとに捨ててしまったり、日々の新しい刺激が多すぎて懐かしい気分を忘れがちです。

そんな人が久しぶりに実家に帰ると、学生時代の自分の部屋がそのまま残っていて当時好きだったアイドルのポスターが色あせてもそのまま貼られていたり、当時読んでいた古い雑誌がそのままになっていたり、子供の頃からずっと使っていた鉛筆削りがあったりと些細なものにもノスタルジックな気分を感じます。

実家を出て他の場所で暮らしている人は、実家の自分の部屋が更新されずにそのまま時間が止まっているのでタイムマシンのような気分で帰省の度にノスタルジックな気分になることが出来ます。

2.昔の曲を聴いた

自分のCDラックの隅の方に押しやられていた昔の曲を久しぶりに聞くと、そればかり聞いていた当時のことを思い出しノスタルジックな気分になります。

当時は最新のヒット曲だと思っていた曲も今聴いたら古臭いサウンドでそれもまた時代の流れを感じます。

昔の曲を聴くと、その曲の思い出だけでなくその曲が流行っていた頃によく遊んでいた友達やその頃感じていた悩み、恋愛などが芋づる式に思い出されてきます。

お気に入りの曲じゃなくてもなつかしのヒット曲が偶然街で流れていた時などにも同じようなノスタルジックな感情が沸き起こります。

3.懐かしい香りを嗅いだ

視覚や聴覚と並んで、ノスタルジックな気分を呼び起こす重要なファクターは嗅覚です。

嗅覚の記憶は、自分の意識と全く別のところでノスタルジックな感情と直結している傾向が強いです。

ある日歩いていて突然、高校時代の友達のことを思い出して、なんでだろうと思うと近くにあったキンモクセイの香りだったとか、病院のにおいで忘れていた子供時代の入院を思い出したりと、無意識の記憶を唐突に呼び覚ます力が確実にあります。

4.古い写真やアルバムを開いた

大掃除をしていて卒業アルバムを片付けるのにふと開いて写真に見入ってしまったり、自分の子供時代の写真をたまたま見たら映っている両親が若々しかったりと、写真は時間を切り取るものなので当たり前ですが見ているとノスタルジックな気分になります。

そして写真から呼び起こされるノスタルジックな感情は意外と映っている主役よりも、背景の改装する前の自宅だったり、お気に入りのぬいぐるみだったり、もう亡くなってしまった親戚だったりと、当時の自分がなにげなく見ていたものほどノスタルジックに感じます。

5.昔ながらの日本の風景に触れた

旅行先でかやぶき屋根の集落や、棚田の風景、昭和で時間が止まったような寂れた温泉街に行くと日本人ならだれしもノスタルジックな気分になります。

都会生まれ都会育ちな人でもなぜか田舎の里山の風景を見ると懐かしいと感じてしまうし、平成生まれの若い人でも昭和の香りが残る商店街を見るとノスタルジックな気分になれるのは、日本人のDNAに刻まれた感情なのでしょう。

いかがでしたか。

ノスタルジックな気分になる人の心理的特徴は、視覚、聴覚、嗅覚にあるなんらかの思い出のトリガーが作用していることがわかります。

そして、それは人それぞれですが当時は何とも思っていなかった些細な情報がよりノスタルジックな気持ちを呼び起こすのは興味深いです。