日本人の知っておきたい特徴5個

最終更新日:2016年7月27日

日本人は世界各国の中でも、かなり特殊な国民性を持っていると言われます。

地理的条件や、歴史的条件によって、ユニークな国民性が生まれたと考えていいでしょう。

今回は、そんな日本人が持っている代表的な特徴をご紹介します。

1.「アリ型人間」で貯蓄が大好き

「アリとキリギリス」の寓話で言えば、日本人は完全に「アリ型人間」と言っていいでしょう。

「今を楽しむ」よりも、「将来に備えて、今すべき努力を最大限にする」というタイプです。

そこには、「悲観的になりやすい、心配性の国民性」があると考えられますが、

小さくない将来不安があるために、「とにかく貯蓄を増やそう」という意識を強く持っているのです。

もちろん、社会保障の問題、行政の問題が原因で、将来不安を感じざるをえないということもあるでしょう。

しかし、それを抜きにしても、日本人は貯蓄好きです。

それは、「じゅうぶんな蓄えのある人でも、さらに貯蓄を増やそうとする」という傾向を見ればわかるはずです。

将来不安を感じる必要がなくても、貯蓄を意識する人が多いのが、日本人の特異な国民性です。

2.集団行動が大好きで、人と違うことをするのを避ける

「沈没しかけた船からの脱出」という海外のジョークがあります。

沈みかけた船の船長が、乗客に「海に飛び込んでください」と指示するとき、

相手の国籍によって、有効な指示の仕方が違ってくるという内容の話です。

その中で、「乗客が日本人の場合は、「他の方はみなさん飛び込んでますよ」と説明すると、

日本人は素直にそれに従う」という描かれ方をしています。

ここに、日本人の国民性の特徴が、明確に表現されていると言っていいでしょう。

つまり、日本人には「みんなといっしょの行動をしたがる」という特徴があります。

協調性があり、集団行動が大好き、人と違う行動を避けるというのが、日本人の共通点ということになります。

3.完璧主義で、細かいことにこだわる

「いいかげんを嫌う」というのも、日本人の特徴の一つでしょう。

外国人からよく指摘されることですが、日本人の「時間厳守」は、世界の中でも際立っています。

列車の発車時刻の正確さは、世界に冠たるものがありますし、それ以外のシーンでも、日本人は実に正確に、時間を守ります。

そこには、「完璧主義で、細かいことにこだわる」という国民性があると考えていいでしょう。

その特徴は、代々受け継がれている、伝統の職人芸に、よく表れています。

手先が器用という特徴とも相まって、他にあまり類のないような、細かい細工をするのが、日本人の特徴です。

ただし、その特徴が裏目に出ると、「細部にこだわりすぎて、大局を見ない」ということにもなりがちです。

4.ホンネと建前を使い分ける

これも、昔からしばしば指摘されることですが、日本人にはホンネと建前を使い分けるという特徴あります。

胸の内にあることを、そのままストレートに表現することを避けよぅとする傾向が強いのです。

そのため、気持ちとは裏腹のことを口にしたり、言うべきことを言わずに、ガマンしてしまうということが少なくありません。

日本人同士だと「以心伝心」で気持ちを伝えあうことができますが、

他の国の人には伝わらず、「日本人は理解できない」と思われてしまうわけです。

5.自虐的

他国の人から「理解できない」という評価を受けやすい日本人ですが、そのことに対して、自虐的になるというのも、日本人の特徴でしょう。

ふつうは、他の国から悪い評価をされれば、「そんなことはない」と反論し、「理解できない方が間違っている」と主張するものです。

ところが、日本人は海外から良くない評価を受けても、それに反論はせず「そのとおり。

私たちは他国から理解されない特徴をそなえた、「世界の変わり者」なんです」という対応をします。

「日本の常識は世界の非常識」と言われて、「おっしゃる通りです」とニコニコしながら答えるのが、日本人の特徴と言うことになるでしょう。

日本人の特徴はこのほかにもたくさんありますが、代表的なものを5種類、ピックアップして紹介しました。

上記を参考に、あらためて「日本人像」を捉えてみてはいかがでしょうか。