日常的によく妄想をして非現実を楽しんでいる人に対して、妄想しようとしてもできないという人もいます。
彼らはなぜ妄想ができないのでしょうか。
そんな妄想できない人の特徴をご紹介します。
1.想像力が乏しい
人によって想像力が豊かな人と、想像力の乏しい人がいます。
想像力が豊かな人にとっては、「もしこうだったら…」と仮想の未来を想像してみたり、
「あのときこっちを選んでいたら…」ともしもの世界のことをあれこれ考えてみることはたやすいことです。
しかし、想像力が極端に乏しい人にとっては、実際に起きていない未来のことや、
仮定した現実のことを頭の中でシミュレーションするのが非常に難しいことです。
そのため、想像力が乏しい人は、妄想しようとしてもうまくできないことがほとんどです。
実際に起きていないことを想像するとしても、起きていないことなのですから、何をどう考えていいのかわからないのです。
このような人は、幼少期から何かを想像するという経験があまりなく、想像力というものが培われてこなかった傾向にあります。
2.現実主義で、非現実的なことを苦手とする
現実に起きていることがすべてで、目に見えないものや、
実際に起きていないことはまったく信じていないという現実主義の考え方の人は、同じく妄想ができないことが多いです。
なぜなら、やはり現実的なことしか受け入れることができないので、
妄想好きな人がよく考えそうな「芸能人と恋したら…」や、「突然魔法が使えるようになったら…」という考え方がそもそも苦手です。
もしくは「もしこうだったら…」や、「あのときこうしていれば…」というたらればの話が苦手な人も同じです。
現実主義的な人は妄想ができないことがほとんどです。
3.忙しくて妄想する暇なんてない
もし起きたら楽しいことを妄想したくてもできないという理由の一つとして、
そもそも忙しくて妄想を楽しむ時間がないということもあげられます。
なので、例えば仕事が忙しくて家には寝に帰るだけ、電車の中でもいつも寝ている…なんていう人がいたら、
なかなか妄想する暇はないですよね。
もちろん仕事中は仕事のことしか考えないでしょうし、
そこまで仕事に没頭しているのなら休憩時間や通勤時間ですら仕事のことを考えていることもあるでしょう。
非現実的なことが苦手というわけではなくても、そもそも時間が無くては妄想はできないことがほとんどです。
やはり、ある程度ゆっくりと頭を使える時間がなければ、妄想にふけることもできません。
なので、日常が忙しい人はなかなか妄想することができないことが多いのです。
4.フィクションに触れる習慣がない
人が起きていないことを妄想できるのは、
やはりもともと映画やドラマなどのフィクションを無意識のうちに自分と重ねている場合が多いです。
例えば、「昨日見たドラマのように、好きな人が突然告白してきたら…」なんて考えることはないでしょうか。
なので、妄想をよくする人は、その分映画、ドラマ、漫画、
アニメなどのいわゆるフィクションと言われるものに日常的に触れていることが多いです。
逆に、あまりこのような物語といったものに触れる習慣のない人は、
妄想しようにも自分と重ねるものがないので、妄想できないことが多いのです。
妄想できない人は、そもそも妄想するために必要な「資料」とも言えるフィクションに触れる習慣のない人が多くいます。
妄想できない人は、妄想して楽しそうな人を見て少しうらやましく思うこともあるでしょう。
妄想することで日常の嫌なことを一時的にでも忘れられることは確かで、一つのストレス発散にはなります。
妄想が苦手な人は、まず映画やドラマなどの物語に少しずつ触れることから始めてみてはいかがでしょうか。
少し現実とはかけ離れたフィクションに触れることで、想像力が少しずつ培われていくことでしょう。