味覚音痴な人の絶望的な特徴5個

最終更新日:2018年5月23日

世の中には、味覚音痴な人が存在します。

グルメが格好いいと言われる昨今ですが、味覚がおかしい人は大変な時代でもあります。

味覚音痴な人の特徴を知り、対処についてご紹介します。

1.健康ではない

まず、味覚音痴な人というのは、全身で見たときの健康状態も良くないことが多いです。

舌というのは独立した器官ではなく、身体の一部を担っています。

東洋医学では、舌の状態から診断を導き出すことすらあります。

つまり、味を感じる舌の調子が良くないということは、身体ぜんたいで見たときにも調子が悪い部分があるといえます。

毒が毒を求めるように、悪い体が悪い食べ物を求めて、マッチポンプになっているということもあり得ます。

この場合、全身の調子が整うことで、味の好みも変わることがあります。

以前はジャンクフードやお菓子ばかり求めていても、健康になると味覚音痴が治り、本当に良い食材を求めるように変化をしてくるのです。

本来の味覚の鋭さを取り戻すことができれば、味覚音痴が治っていきます。

2.幼少期からの食事が悪かった

また、味覚音痴な人の生まれ育った環境にも問題がある可能性が高いです。

幼少期に、親が食事を作らず、ジャンクフードやお菓子などを与えていた場合、それが美味しいのだと子供の味覚が誤解してしまいます。

特に、甘みが激しいものや、塩っ気が強すぎるものは、味覚を麻痺させてしまいます。

麻痺した状態で、ジャンクフードやお菓子をおいしいと感じるような食生活をしていると、どんどん味覚音痴になってしまいます。

自炊できない親というのもいるものですし、そうした親を責めてばかりでは問題は解決しません。

しかしながら、親は、もし料理ができなくとも、できるだけ健康的な食事を摂らせた方が良いでしょう。

最近は、ナチュラルな食品で、調理が簡単なものも増えていますから、そうしたものを子供の時から食べさせてあげることで、味覚音痴にならないよう気遣ってあげるのは良いことです。

3.精神状態が悪い可能性もあります

言の葉の庭という映画に出てくる女性は、精神的な問題で味覚音痴になっていました。

創作物でありながら、この映画が共感を受けた背景には、味覚と心のつながりを知っている人が多いということが挙げられます。

特定のものしか味を感じないとか、身体に悪いようなものばかり食べたくなり、止まらないとかいう場合の味覚音痴は、精神状態の反映の可能性があります。

必ずしも病気という程のものではなくとも、精神的なバランスを崩しがちだったり、何か不安なことに取り憑かれていたりすると、味覚にも異常が発生します。

甘い炭酸飲料や、ポテトチップスなどは、たまになら嗜好品ですが、そればかり食べていてはいけません。

精神を変えて、味覚を正常にすることが必要です。

4.自炊をしない

自炊をせず、コンビニ弁当やスーパーの惣菜などばかり食べていると味覚音痴になります。

コンビニ弁当やスーパーの惣菜は、多くの場合、塩っ気が強すぎるのです。

ですから、塩っ気が強すぎる味に慣れてしまうことで、舌が麻痺してしまいます。

せっかく、幼少期にはきちんとした食事をとっていたとしても、成長してから不健康な食品ばかり摂取していることで、後発的に味覚が悪くなるということはあり得ます。

とはいえ、毎日自炊など、とうてい不可能という人もいるでしょう。

そういう人であっても、できるだけ素材の味を食べられるように工夫することができます。

例えば、ナチュラルチーズやナッツなどがあげられます。

また、ゆで卵ぐらいなら料理する余裕もあることが多いですから、ごく簡単に口にできる料理を作っておくというのは有効です。

5.創作料理をし過ぎて道を誤っている

また、自分ではイケてると思っていても周りにとっては迷惑なパターンで、創作料理を作り過ぎて訳がわからなくなっている人がいます。

そういう人は、本人が自覚しない味覚音痴であり、料理を作られる人からしたら大変迷惑です。

創作料理というのは、料理の基礎が分かってこそ作れるものです。

それなのに、レシピを完全に無視して、思いつくものを足しまくっていては、美味しい料理ができません。

また、創作料理をし過ぎる中で、味見をし過ぎて訳がわからなくなってしまうこともあります。

気づいたら、複雑すぎて気持ちが悪いものを作ってしまうこともありうるのです。

ですから、レシピというものに忠実であろうとする心がけは大切です。

基本の料理ができるようになってから創作料理を作ることで、味覚音痴の状態になることを回避することができます。

味覚音痴というのは、絶対的に変えられないものではないです。

むしろ、味覚音痴の状況や状態である、という捉え方をした方が気持ちが楽になります。

いま味覚音痴でも、その特徴をわきまえて、生活と精神を変えていくことで、味覚も変わっていくのです。

逆に、味覚だけをチェンジしようと思っても難しいです。

味覚は全身や生活とのつながりがあるものですから、トータルケアが大切です。