苦学生の特徴4個。生活費を稼ぎながら学校に通う人たち

最終更新日:2017年7月28日

実家の仕送りがほとんどなく、

アルバイトをして生活費を稼ぎながら学校に通う学生のことを「苦学生」と呼びます。

そのような、苦労して勉強をしている学生にはどんな特徴があるのか紹介しましょう。

1.アルバイトが長続きする

多くの学生はアルバイトをするものですが、アルバイトのモチベーションは人それぞれです。

例えば、実家暮らしの学生であれば、例外はありますが、

ほとんどの場合、家計を助けるという目的ではなく、

自分で自由に使えるお金を増やす目的でアルバイトをしているわけです。

ひとり暮らしの学生でも、仕送りで生活できるケースでは、同様の目的と考えていいでしょう。

いずれにしても、アルバイトをしなくても生活は成り立つのですから、

そのモチベーションは切実なものではありません。

そのため、仕事でちょっと嫌なことがあったり、辛い思いをしたりすると、すぐに仕事を辞めてしまいがちです。

その点、苦学生は、仕事をしなければ生活できないのですから、

そう簡単にアルバイトを辞めるわけにはいきません。

「今日はバイト、行きたくないな」と思っても、行かなければ生活できません。

そのため、仕事に対する忍耐力が自然に身に着き、社会へ出てからも、

すぐに仕事を辞めて転職をくりかえすということにならないのです。

「仕事の辞めグセがつなかい」というのが、苦学生の大きな特徴と言っていいでしょう。

2.勉強に対する意欲が強い

親のお金で学校へ通っている人に比べ、

苦学生は勉強に対する意欲が強いという特徴もあります。

自分で苦労して稼いで学校へ通っているわけですから、

そうでない学生よりも、学費のことを強く意識するようになります。

「これだけの学費を払っている」という意識を強く持つことによって、

「払っている学費に相当するだけの勉強をしなければ損になる」と考えます。

ですから、アルバイトでどうしても授業に出られないというケースは別として、

「なんだか気が乗らないから授業をサボる」とか、「授業よりも遊びを優先する」ということはありません。

友達とのつきあいで遊びを優先することがないわけではありませんが、

原則、学業優先にするのが、苦学生の特徴です。

3.「人生」について真剣に考えることが多い

多くの学生は、「ライフプラン」について、具体的に真剣に考えるということは少ないでしょう。

就職活動をするようになれば、それなりに将来について考えるようにはなりますが、

それもなんとなくのイメージで終わってしまうことが多いでしょう。

苦学生は違います。

意識はすでに社会人に近いものがありますので、自分の人生についてかなり真剣に、

具体的に考えることが多くなります。

そのため、就活の際にも、他の学生に比べて、よりリアルな将来像を思い描きながら、

企業研究や自己分析をしますから、就職の際にミスマッチになってしまうリスクは、

他の学生に比べて小さいと考えていいでしょう。

ライフプランをしっかり考えているという点で、

苦学生はそうでない学生に比べて「精神的に大人」と言うことができます。

4.恋愛に積極的

苦学生はほかの学生に比べて、アルバイトの時間が多くなりますから、どうしても忙しい毎日を送るようになります。

「自由にできる時間が少ない」というのが、苦学生の日常です。

「ということは、恋愛をしているような余裕はないのではないか」と思われるかもしれません。

たしかに、恋愛に費やせる時間は限られますが、しかし、恋愛に対する意欲はけっして小さくありません。

むしろ、恋愛に積極的という特徴が、苦学生にはあります。

と言うのも、毎日仕事と学業の両立で苦労しているため、

他の学生よりもストレスやフラストレーションを溜めやすく、それを解消したいという欲求が強いからです。

その悩みを解消するための方法として、恋愛ほど有効なものはありません。

「恋人に心を癒してもらいたい」という思いが強いために、苦学生は恋愛に積極的になります。

割合でいうと、苦学生は少数派ではありますが、意外に身近にもいるものです。

あなたの近くに自力で生活費をねん出しながら学校に通っている友達や知り合いがいるなら、

その人をよりよく理解するための参考になさってください。