危機管理能力が低い人の特徴5個!注意力が散漫で先を考えない!

最終更新日:2018年9月9日

皆さんは自分自身のことを聞き管理能力が高いと思いますか?それとも危機管理能力が低いと悩んでいますか?仕事やプライベートの人間関係で、いつも同じような失敗をして取り返しのつかないトラブルを起こして頭を抱えている人もいれば、トラブルの予兆にあらかじめ気づいて大事にならないうちに対処して回避している人もいます。

後者のタイプの人は危機管理能力が高いと言えます。

ここでは危機管理能力が低い人の特徴を紹介します。

つまりこの特徴に当てはまらないように行動すれば危機管理能力を高める訓練になります。

1.注意力が散漫

危機管理能力が低い人の特徴は注意力が散漫で観察が足りないことにより、身の回りにあるトラブルの予兆や、相手の人の心境の変化に気づくことができず、後になって問題を大きくしてしまうことです。

このような微妙な予兆は勘という風に一言で表現されることもありますが、自分自身の経験や他の人を見習うことによってアンテナを張っておくことで気付けるものでもあります。

例えば普段はのんびりしているタイプのクライアントから短時間に連続で不在着信があった時に、危機管理能力が低い人はその意味に気付かずにスルーしてしまいます。

結果的に実際はその着信は何か問題が起こってクライアントが焦って電話してきた内容なのに対応が遅れることでトラブルがもっと大きくなってしまいます。

人間関係でも目の前の相手の表情がちょっと曇ったという変化に気付かずに今までと同じ態度をそのまま続けてしまうとやがて人間関係のトラブルが起こります。

2.先のことを考えずに行動する

危機管理能力が低い人の特徴は先のことを考えずに行動してしまうことです。

将棋やチェスのように自分の次の一手を考えて、その先どういう展開になるかを頭の中でシミュレーションしていれば、後々トラブルになりそうな言動を避けたりトラブルになった時の心の準備をすることができます。

しかし危機管理能力が低い人は目先の利益に捉われる傾向があり、今日は疲れてるから明日でいいや、ずっと自分の責任で迷い続けてるのは気が重いから、とりあえず一か八かで行動して自分の手を離してしまおう。

という、目先の利益や今現在の自分が楽になることを第一に考えて行動してしまいます。

当然じっくり考えてとった行動よりも雑になるし、その後実際にトラブルになった時も何も対応を考えていないので、対応が常に後手後手になって問題が大きくなるばかりです。

3.楽観的な思考回路

危機管理能力が低い人の特徴は、楽観的なことです。

楽観的なことは人生を楽しく生きるには重要なことですが、辛いことを考えたくないから楽をしようという浅はかな気持ちで行動するのは、結局は余計に自分を苦しめることになります。

根拠はないけどうまくいくだろう、頑張ったんだから相手もわかってくれるだろうという楽観的な根拠のない自信に基づいて行動すると、特に複雑なビジネスやよく知らない相手とのコミュニケーションではうまくいきません。

楽観的という名のもとに過去の失敗を反省しないでいると、結局また同じような失敗を繰り返します。

危機管理能力が高い人はその逆で自分ではうまくいくと自信があるときでも、万に一つうまくいかなかった場合のことを考えて準備をするし、常に最悪の事態を想定して行動します。

楽観的な人が想定外だと言ってうろたえるような内容は大概、危機管理能力が高い人はあらかじめ想定しています。

4.準備不足

危機管理能力が低い人の特徴は、物事に臨むにあたって絶対的な準備不足があります。

仕事の場合でも同じような舞台を経験していればどんなトラブルが起こりやすいか、どんなことがトラブルの予兆になるのかをすぐに発見することができます。

初めての仕事ならそれらの経験や実力がある先輩の助言を求めるべきです。

プライベートの友達との旅行でも、雨が降った時にどこを観光するか、その観光地の定休日はいつかなどの準備をすればすぐわかるようなことをめんどくさがって準備しないでいると、いざ本当に雨が降った時に時間を無駄にして危機管理能力が低い人同士でケンカになってしまうこともあります。

5.よく考えずに口に出す

危機管理能力が低い人の特徴は、頭の中で自分が考えたことを即座に口に出してしまうことです。

口は災いの元ということわざがある通り、自分が頭の中で考えている思考の過程をそのまま口に出すと相手に嫌な思いをさせてしまったり、そこでの自分の発言で言質を取られてしまって後々自分の発言に縛られて苦しむことになります。

相手にとって触れられたくないこと、行ってはいけないことの地雷を踏んでしまうかもしれません。

危機管理能力が高い人は、その場面が失敗できない重要な場面であればあるほど発言する前に頭の中で整理して他の言い方に変える、またはオブラートに包むなどのテクニックを駆使します。

いかがでしたか。

危機管理能力が低い人は、高い人に比べて能力そのものが低いというよりは、よく考えることを面倒くさがって安易な行動を取りがちという特徴があることがわかります。

一時的にものぐさや手抜きで雑に行動すると、結局それがトラブルを招き、トラブル対応に時間を取られたり場合によっては仕事で失敗したり、人間関係に傷跡を残すことになります。

しかし、それは危機管理能力が高い人を見習って行動パターンを変えることで十分改善できます。

心当たりがある人は今からでも慎重で思慮深い行動をして危機管理能力を高めましょう。