友達の紹介や会社の同僚でない限り、婚活中に出会った相手が結婚詐欺である可能性はゼロとは言えません。
今回は、女性が婚活パーティーで出会った相手が結婚詐欺師であったというケースを例にとって、
結婚詐欺師の特徴をご紹介します。
1.天涯孤独の高給取りという設定
当然ですが、結婚詐欺師は女性にとって魅力的な職業をかたって近づいてきます。
医師限定・エリート限定など、女性が高額な費用を払わなければ参加できないような、
特別な婚活パーティーでない限り、医師や弁護士、
パイロットなどを名乗る男性が参加していたら、簡単に信じないほうが無難です。
なぜなら、そのような職業の男性ならば、わざわざお金を払ってそのようなパーティーに参加しなくても、
相手には困らないからです。
更に、自分は両親が既に他界していると言うはずです。
もし自分と結婚しても、将来嫁・姑問題とは無縁であることをアピールします。
わざとらしく、「私は天涯孤独の身で…」という台詞を繰り返すならば、相手が結婚詐欺師であると疑っていいでしょう。
両親は他界しているが、兄弟がいるという設定になっているかもしれません。
兄弟も、医師や弁護士など同じ職に就いているでしょう。
そして、将来は兄もしくは弟の事業を手伝うつもりだと言うはずです。
最終的には、その事業に失敗した、もしくはその事業の拡大にお金が必要だと言う話になっていく可能性があります。
2.LINEはすぐに教えない
婚活パーティーでカップリングした後、そのまま食事に誘われる事があるでしょう。
しかし、結婚詐欺師はその日は携帯ショップに行くと理由を付けて帰ります。
そして、最近はLINEでのやり取りが主ですが、LINEは教えず、自分のメールアドレスを教えて帰ります。
その日の夜もしくは翌日に連絡が来て、初めて自分のLINEを教えてくるはずです。
そのLINEは、前日に新たに契約した電話番号で作成したアカウントである可能性が高いです。
その電話番号は、今回のターゲット専用の番号であるはずです。
LINEでやり取りした後、当然、一度会って食事でもしましょうという流れになります。
3.駅前で待ち合わせない
仕事の後に車で行くからと言われ、女性はおそらく自分の家に近い最寄り駅などを相手に教えることになるはずです。
しかし、連絡が来ると、「駅の近くのコンビニの前にいる」などと、駅から少し離れたところを指定してきます。
おそらく、何かあった場合を考えると、なるべく顔を見られない場所のほうが都合が良いのでしょう。
駅前のような明るく人通りの多いところを避けていると思われます。
駅で待ち合わせなら分かりやすいのに、いきなりよく分からない所に来るように言われて、女性も困ってしまうでしょう。
例えば駅前に複数コンビニがあって、どのコンビニか分からなかったりして、
もし女性が駅前に移動してもらおうとした時、急に不機嫌になれば、結婚詐欺師であると考えて間違いないでしょう。
もし、女性がコンビニまでたどり着けたなら、外車やスポーツカーに乗った男性に会うことでしょう。
4.高級なレストランに行かない
そもそも結婚詐欺師は高給取りではありません。
お金に困っているので詐欺師になるのですから、相手の女性がターゲットとして
ふさわしいかどうかを見極めるまでは、高級料理屋などは選びません。
かっこいい車で、平気でファミリーレストランに入ったりするでしょう。
また、ファミレスへの向かう車の中や、食事の間にも、女性が自分に惚れているかを早くも確認し始めます。
結婚詐欺は相手の女性が自分に本気であればあるほど成功の確率が高まりますので、
女性が婚活パーティーで出会った他の男性とも連絡を取っていないかなど、根掘り葉掘り聞いてくるはずです。
5.うまくいかないと思った瞬間、豹変する
両親他界という好条件の医師が、高級車に乗って自分を迎えに来てくれた、というシチュエーションに、
相手の女性はもう自分に夢中であろう、と結婚詐欺師は考えます。
しかし、女性が意外にも冷静でターゲットになり得ないと判断した場合や、
あるいは自分が詐欺師だと少しでも疑われていると勘付いたときには、
それまでにこやかで紳士的だったのに、突如本性を露わにします。
例えば、「あなたは仕事に疲れた後でわざわざ会いに来た僕をちっとも労わろうとしてくれない」とか、
何かと理由を付けて、女性を責め始めたりします。
そもそも罪悪感もなく詐欺をはたらけるような人間ですから、性格が悪いのは当然です。
「この女は使えない」と思うと、腹を立て、怒りをぶつけてくるかもしれません。
もちろん、女性の分の食事代も払わずに、捨て台詞を吐いて去って行くでしょう。
結婚詐欺には分かりやすい特徴がいくつもあります。
婚活パーティーは気軽に参加できるのが魅力ですが、身分証の提示すらせずに参加できるものもありますので、
結婚詐欺師が混じっている可能性は充分にあります。
現実的に考えて、あまりにも出来過ぎているという設定を持ち出してくる人や、
エリートなのに参加費の安いパーティーに来ている人など、
少しでも怪しいなと感じたら、その勘はおそらく当たっているはずです。
運命の出会い・白馬の王子さま、などという奇跡はそう簡単に起こらないと肝に銘じつつ、
現実をしっかり見ながら婚活することが必要です。