阪神ファンというとどんなイメージでしょうか。
阪神ファン=トラキチと呼ばれるほど、阪神タイガースには熱狂的なファンが多いです。
おじいちゃんから→お父さん→子供へと受け継がれる…虎魂。
元々陽気で人懐っこい地域性の関西が本拠地だという事もあり、野球全盛期の昔から地元民にがっつりと愛されている球団が阪神タイガースです。
そんな阪神ファンには、他球団のファンにはあまり見られないような特徴をご紹介します。
1.読売ジャイアンツ(巨人)が嫌い
もう、これはほぼ全員だと思います、アンチ読売(巨人)。
阪神ファンの老若男女皆さん読売が嫌いです。
ちなみに、阪神ファンは巨人を「読売」と呼びます。
ライバルという感じとも違う(そもそも巨人ファンは阪神をライバルだなんて思っていないでしょうし…)、なにやら因縁というか、とにかく全部気に喰わないのでしょう。
過去には腹立たしい事件もありました。
巨人も嫌いだし、巨人を好きな巨人ファンも嫌いです。
初対面で、相手が巨人ファンだとわかった時には、一瞬にして死んだような目になります。
(*注意*関西地区で仕事をされる時、面接を受ける時には巨人ファンだというのは伏せたほうが賢明です。)
2.弱くても勝てなくても熱い応援をし続ける
1985年に大旋風を巻き起こし優勝し日本一になった時の事は、永遠に阪神ファンの脳裏からは消えないのです。
当時を阪神ファンとして経験した思いを、次世代に語り継ぎたいという気持ちになってしまいます。
それほど、1985年頃は凄かった阪神。
例えそれ以降どんなに弱くなって勝てなくなっても応援し続ける所が、真の阪神ファンだという自負もあるんです。
そして、阪神の本拠地甲子園は素晴らしい球場です。
そこで、応援するのがなにより楽しいのだろうでしょう。
馬鹿な子ほど可愛い…という言葉もあります。
強いから好きという人が多い巨人ファンとは違うんだ…という誇りのようなものもあるのかもしれません。
3.阪神ファンは観戦しているのではない参戦しているのだ
阪神ファンの応援は、他球団とは比べ物にならないほどずば抜けて熱いです。
ファンの熱狂さでいえば、巨人も負けないと思うのですが…巨人の応援は何故か印象には残りません。
それに比べて、阪神の応援席の盛り上がりはいつも異常です。
一度体感するとおそらくハマります。
ビール飲んでる暇なんかない…。
メガホンたたく、選手のコール、叫ぶ、歓声を上げる、六甲おろし歌う、風船の準備…と忙しく一喜一憂しながら応援に熱がはいります。
なぜそんなに常に熱いのか?それは、皆が阪神タイガースの一員と化しているからです。
「阪神ファンは観戦しているのではなく、参戦している」というある評論家の名言こそが、阪神ファンのいちばんの特徴かもしれません。
実際に応援の後押しで、試合の流れが変わる事も多いので応援にも自然と力がはいるのでしょう。
4.お祭り好き率が高い
そんな熱い応援をする阪神ファン。
陽気な関西人気質と大阪のお笑いを見て育ったことで、にぎやかな事が大好きな人が多いです。
道頓堀川への飛び込みはちょっと恥ずかしい行為だと思いますが、お祭り的な事をめいっぱい楽しむ姿勢は好感が持てます。
はっぴを着て、帽子をかぶり、メガホンを持って電車に乗ります。
恥ずかしいなどとはみじんも感じていない様子は圧巻です。
甲子園球場の外野席で応援する事が、楽しくてしかたないという雰囲気があふれています。
メガホンを打ち鳴らし、かっ飛ばせ~。
と叫ぶ応援は実際に経験してみないとわからない楽しさかもしれません。
5.野次が面白すぎる
阪神ファンの特徴として、忘れてはいけないのがこれ。
野次がめちゃくちゃ面白いです。
時々ちょっとどんびきするような酷い野次もあることはあるのですが、基本的には面白い野次が多いです。
関西人だからお笑いの血が騒ぐのでしょう。
面白い野次を飛ばすことを生きがいにしているような方が多いです。
当然批判もあることとは思います。
特に関西人ではない方には、怖いとか酷いとか思う方が多いかもしれません。
小さい頃からそういう言葉に慣れていないと、怖く感じるでしょう。
野次の名言集が書籍化されているくらいなので、阪神ファンの野次は独特で面白いものが多いでしょう。
6.俺が監督
阪神ファンの人達がよく言うセリフ。
「俺が監督やったら阪神は強なる」(俺が監督をしたら阪神は強くなる)きっと皆さん共通の思いなのでしょうね。
監督批判も凄まじいです。
皆さん自分が監督であるかのように語りますし、監督の采配にはめちゃくちゃ厳しいです。
阪神の監督さんは、負けた翌日関西にいられないのでは…と心配になってしまうほどです。
阪神ファンの特徴をご紹介しました。
関西という人懐っこい人柄から生まれた特徴が多く、本当に熱心なファンが多いからこそだということがわかります。
生き生きと楽しんで応援している阪神ファンを見ていると羨ましくもあります。
「人生楽しまな損やで?」という声が聞こえてきそうです。