鳴りを潜める様にじっとしている人の心理とは

最終更新日:2017年7月28日

物音を立てないで静かにすることや、活動をとめてじっとしていることを鳴りを潜めると言いますが、

そのように静かにじっとしている人には何らかの事情があるのでは?と勘ぐってしまうものですよね。

そこで今回は、鳴りを潜める人にはどのような特徴があるのかご紹介します。

1.何かに怯えている

何か怖い物から逃れるために、自分の存在を隠し鳴りを潜める人もいるでしょう。

例えば、一人暮らしの女性が、夜中に何者かによって部屋のドアの開けられそうになったとかチャイムを鳴らされたなど、

自分の身の危険を感じたときには物音を立てないように静かに怪しい人物が部屋の前から去るのを待つでしょう。

また、学校や職場などのたくさん人が集まっている場所で、

目上の人の説教が行われているときも、物音を立てないように鳴りを潜めるのではないでしょうか。

そのような場面になったときは、周りは物音一つしない状況の中、

教師や上司の怒鳴り声だけが響き渡っているものですよね。

そんな状況のときに無駄話しようものなら、今度は自分が個人的に怒鳴られるわけです。

また、話だけでなく、手足を動かすなどのちょっとした動作さえ許されないような状態になるでしょう。

このように、人は何かに怯えている状態の時は、行動はもちろんのこと、

なるべく息も押し殺すようにして静かにするものです。

2.疚しいことがある

人は何か疚しいことがあると、それを悟られないように鳴りを潜める傾向があるでしょう。

例えば、借金が膨れ上がり返済が遅れているとか、あるいは何らかの支払いが滞納しているなど、

本当は支払わなければならないのにお金がなかったり払う気がないという理由から疚しい気持ちになり、

請求してくる相手からの連絡を断ったり居留守を使うなど、鳴りを潜める行動をとるでしょう。

また、自分がミスやいたずらをしたのにかかわらず、名乗り出ることをせずに、

自分は罪を被らず済むように鳴りを潜める人もいるでしょう。

例えばですが、子供が何かいたずらをし、それがバレると怒られるために、

いつも元気な性格なはずが急に言葉を発しなくなり黙り込んだり物音一つ立てず静かになるなどのケースもあるでしょう。

子供のいたずらであるならば、まだ可愛いものですが、

もっと凶悪なのは、実際に法に触れるような犯罪を犯し、

捕まることを恐れ鳴りを潜めながら静かに暮らしている犯人もいるでしょう。

3.何かを企んでいる

これまでしつこいくらいに行動に移していた人が、いきなり静かになった場合、何かを企んでいる可能性もあるでしょう。

例えば、今まで好意ある異性に対し、しつこく連絡をしたり待ち伏せするなどのストーカー行為があったのに、

急に付きまとうことがなくなり静かになるとか、

いじめや嫌がらせがあったのにある日を境にパタリとそのような行為がなくなるなど、

相手が急に鳴りを潜めた場合には要注意です。

警察に注意され本当に反省してストーカー行為をやめたとか、

本当に自ら反省しいじめをやめたということであればホッとできるのでしょうが、

いっとき鳴りを潜めたところを見せつつ、実はさらに何かを仕掛けようと作戦を練っている場合もあります。

よく、本当に事件が起きるときは、「最近嫌がらせもなくなって良かった」と油断しているときに起こったケースもあり、

気を付けなければなりません。

このように鳴りを潜める人には、人に言いづらいような事情を抱えていることが多くなります。

被害者側が鳴りを潜めている場合には、周りが見守り声を掛けてあげることが必要ですし、

自らが蒔いた種によって鳴りを潜めているような怪しい人物が身近にいた場合は、

あまり関わらないようにしつつ、必要があれば警察や信頼できる相手に相談するなどの対処が必要なのではないでしょうか。