不倫の悩みを抱える人の心理とは

最終更新日:2017年7月28日

自分の意志で不倫という行動に走ってしまったものの、後で大きな苦しみを抱えてしまうという人も少なくありません。

しかし、それを誰にも打ち明けることができず、1人で悶々と悩み続ける日々を過ごすようになります。

では不倫の悩みを抱える人には、どのような特徴があるのでしょうか。

1.家庭も不倫相手も両方キープしておきたいと願っている

不倫の悩みを抱える人は、今の家庭も不倫相手も、両方キープしておきたいという欲の深さを持っていることが特徴です。

しかし、家庭と不倫相手の両方と良い関係を維持し続けることは、想像以上に困難です。

それだけ、「人目を忍んだ関係を続ける」ということは、大きなエネルギーを消耗します。

それに対して心身共に疲れを感じ、最終的に1人で悩みを抱えるようになってしまいます。

配偶者・不倫相手の両方に良い顔をしようとする行為は、結果として、精神的に大きなダメージを受けることに繋がります。

そして、自分で自分を追い込み、八方ふさがりの状態に陥ってしまうようになります。

2.不倫相手を自分だけのものにしたいという執着に心を支配されている

不倫で悩みを抱える人の中には、不倫相手に本気で惚れ込んでしまい、

「不倫相手を何とか自分だけのものにしたい」という執着に心を支配されているという人もいます。

しかし実際は現実問題があまりにも大き過ぎて、不倫相手を自分だけのものにすることは困難です。

この願いを実現させるためには、お互いに大きなリスクを伴うからです。

その結果、不倫相手を自分だけのものにすることができないという現実に対して大きな苛立ちをおぼえます。

このネガティブな感情が、執着の気持ちをより強くしてしまうようになります。

不倫相手への愛情が本気である分、現実問題の壁が重く心にのしかかり、苦しみを大きくしてしまいます。

そして、苦しみの中でもがけばもがくほど、相手への執着の気持ちが大きくなり、

自分で自分をコントロールすることができなくなってしまいます。

3.常に罪悪感を抱え、自分を責め続けている

不倫の悩みを抱える人の心には、不倫をしてしまった自分自身に対する潜在的な罪悪感が常に存在しています。

彼ら自身も、「自分がいけないことをしてしまった」ということは十分わかっているのです。

それにも関わらず一線を越えてしまった自分、

不倫相手との縁を断ち切る強さを持つことができない自分に対して、彼ら自身もまた憤りを感じています。

そのため、常に自分自身を責め続けながら過ごすという状態になり、心が休まる時が全くなくなってしまいます。

この罪悪感と自己嫌悪こそが、苦しみの大きな原因です。

人間は、後ろめたい行為をすると、どんなに強がっても、心の奥底に罪悪感が残ります。

そして、1度罪悪感に心を支配されると、その後ずっと苦しみを抱えながら生きなくてはならなくなります。

4.決断力がなく、ダラダラと不倫関係を続けている

不倫の悩みを抱える人の多くは、決断力がないということが大きな特徴です。

「不倫相手との縁を完全に断ち切って不倫をやめる」という決断もできず、かと言って、

「すべてを捨てて不倫相手と一緒になるために行動を起こす」という決断もできません。

その結果、不倫関係をダラダラ続けてしまうようになり、自分で自分をネガティブな状況へと追い込んでしまいます。

このタイプの人は、「自分で自分の人生を切り開く」という意志がないため、その場の感情や欲にズルズル流されてしまいます。

そして、後で後悔するということを繰り返します。

しかし、「その状態から何としてでも抜け出そう」という強さがないため、

同じ悩みを長い間ずっと抱え込みながら生きるしかなくなってしまいます。

いかがでしたか。

不倫の悩みを抱える人は、「何があっても自分を幸せにする」という意志が弱く、

その場の感情や欲・執着だけに流されてしまう傾向があります。

その結果、不毛な不倫関係を何年もダラダラと続け、自分自身の心に大きなダメージを与え、

自ら八方塞がりの状態を作ってしまっているのです。

不倫の悩みから完全に抜け出すためには、「自分は本当はどうしたいのか」ということをもう1度真剣に考え、

本当の意味で自分を幸せにするための覚悟を決めることが不可欠です。