不安感が強い人は、物事を何でもネガティブに考え、いつもビクビクしながら生きています。
その内面が態度に表れてしまうため、知らず知らずのうちに人をネガティブな状態に巻き込んでしまったりもします。
では、不安感が強い人とはどのような人なのでしょうか。
その具体的な特徴をご紹介します。
1.やりたいことがあっても、なかなか行動しようとしない
不安感が強い人は、自分の夢や理想を持っていても、それを形にするための行動をなかなか起こしません。
そのため、心に夢と理想を抱えたまま何もせず、時間ばかりが無駄に過ぎていくという生き方を何年も続けてしまいます。
自分では「行動を起こさなければ何も変わらない」と頭で理解していますが、「でも」「だって」と自分に言い訳を繰り返し、結局何も行動せずに終わってしまいます。
彼らは、行動を起こして失敗することを、必要以上に恐れています。
そして、失敗して自分が傷つくということに対しても、大きな不安を抱えています。
その結果、「行動を起こしても、失敗して嫌な思いをするくらいなら何もしない方が良い」というネガティブな考えが癖になってしまいます。
2.極度の人見知りで、他人に対してなかなか心を開こうとしない
不安感が強い人は、極度の人見知りであることが特徴です。
他人に対する警戒心が強く、自分からなかなか心を開こうとしません。
その結果、交友関係が限られたものになってしまいます。
彼らは、他人に対して常に「この人はいつか自分を裏切るのではないか」「この人はいつか自分の元を去っていってしまうのではないか」という疑いを抱いてしまう傾向があります。
その不安感が大きいため、「人に心を開いても、どうせいつかは離れていくのだから、最初から心を開かない方が良い」と考えてしまうようになります。
それゆえ、なかなか他人に対して心を開こうとしないのです。
3.必要以上に他人に干渉する
不安感が強い人は、他人に心を開いて接することができない反面、「必要以上に他人に干渉する」という特徴も持っています。
彼らは、常に極度の不安感と共に生きているため、他人を信じるということができません。
そのため、他人が少しでも自分の思い通りに動いてくれなかったり、他人が少しでも自分の想定外の行動を摂ったりしてしまったりすると、すぐに動揺してしまいます。
彼らは、そんな自分の「揺れやすい内面」をわかっているので、「どうにかして心が揺れない状態を作ろう」と躍起になってしまいます。
その結果、他人を自分の思い通りにコントロールしようとして、必要以上に干渉してしまうようになります。
そして、強引に自分の意見ややり方を押し付けようとしてしまいます。
4.すぐに感情的になりやすい
不安感が強い人は、精神的に不安定で、すぐに感情的になりやすいという傾向があります。
彼らは、自分の内側にある強い不安感を払拭することができないため、常に心がビクビクして怯えた状態で毎日を過ごしています。
そのため、当然、ちょっとしたことで心が揺れやすくなってしまいます。
そして、少しでも自分にとって都合が悪いことが起きると、必要以上に動揺してしまい、感情的になってしまいます。
彼らは精神面が常にそのような状態であるため、場合によっては、時と場所を選ばずに突然激怒したり、号泣したりして、周囲を驚かせてしまうこともよくあります。
不安感が強い人は、まだ起きてもいないことを必要以上に心配してしまうというタイプの人です。
他人に対しても、常に疑いの目を向けがちなので、人を心から信じることができません。
このような考え方が長年の習慣となっているため、心が休まらないのです。
このことが、更なる不安感を生み出すという悪循環にも繋がっています。
このような状態から抜け出すためには、考え過ぎるという癖を改善し、少しでも心をラクな状態に持って行くように意識することが必要です。