世の中には人のことを簡単に信用してしまう人がいます。
詐欺被害に遭う人の多くはこのタイプと言っていいでしょう。
一方、人を信用しない人、信用出来ない人も少なくありません。
こちらのタイプの人にはどんな特徴があるのか、ここでは「人を信用出来ない男」に注目して、
その特徴をご紹介します。
【特徴・方法】
1.知的で思慮深く、リスク回避ができる
人のことを簡単に信用してしまう人には、「情緒的」という傾向があります。
好悪を優先し、義理や人情を重んじるために、人に騙されるということになりがちです。
それに対して、人を信用できない男は、概して知的で理性的です。
物事を客観的に冷静な目でとらえることができます。
ですから、ふつうの人は情に流されてしまうようなケースでも、「冷めた目」で状況を見つめるのです。
そして、さまざまな想定をし、最悪のケースも考えた上で、判断、行動するために、事前にリスク回避ができます。
人が信用出来ないというのは、「人間不信」というマイナスイメージが強いでしょうが、
実はこうしたプラスの面も持ってるのが、人を信用出来ない男の特徴と考えていいでしょう。
2.過去に自分や家族が人に騙された経験がある
実際に、人から騙されたり、人の犯したことで人生を左右するような大きな迷惑をこうむった経験があるというケースも少なくありません。
子どもの頃は誰しも、「人を信用できる人間」だったはずです。
それが、成長し、さまざまな人生経験を重ねるうちに人間不信になってしまうわけですから、
そこには、何らかの具体的なきっかけがあると考えたほうが自然でしょう。
信用していた親友に裏切られたとか、婚約者にどたん場で婚約破棄されたというようなケースのほか、
親が人の保証人になったために、大きな負債を負わされたというケースもあります。
若いころに負った心の傷がきっかけになって人が信用出来なくなる場合が多いですが、
年齢が高くなってからでも、裏切りなどを契機に人間不信になることがあります。
3.つきあっている女性やパートナーの浮気を心配する
そうした男性が女性と付き合う場合、何よりも心配するのが、相手の浮気です。
どんなに愛し合っている女性でも、かけがえのない人生のパートナーであっても、心の底から信用することが出来ません。
そのため、「心変わりをするのではないか、他の男と関係を持ってしまうのではないか」と想像し、心配するわけです。
この場合は、どんな想定をしたとしても、自分の力でリスク回避することはできません。
そのため、いっそう心配になってしまいます。
4.子どもだけは無条件で信用する
人生のパートナーさえ信用出来ない男が、無条件で信用する対象が2つあります。
それは「血を分けた自分の子ども」と「自分自身」です。
いかに人を信用出来ない男でも、自分は信用しないわけにいきません。
そうでないと、精神的に安定した状態でなくなってしまうからです。
ですから、まず、自分のことは信用しています。
そして、血を分けた自分の子どもも、「もう一人の自分」として、無条件で信用します。
それは「親の愛」というより、「自己愛のバリエーション」と理解したほうがいいでしょう。
しかし、残念ながら子どもは自分とは別人格。
そのため、子どもに裏切られて、最終的に子どもも信用出来なくなってしまうケースも少なくありません。
5.意外に人とはうまく付き合える
最後に、大変意外な特徴を紹介しておきましょう。
それは、「人とうまく付き合える」という特徴です。
人を信用出来ない男は、どんな相手とも一定もの心理的距離をおいて付き合おうとします。
相手が自分の心を領域に入り込むことを嫌うと同時に、相手の領域に足を踏み入れることも避けようとします。
そのため、「適度な距離感を保った人間関係」が成立します。
人間関係のトラブルは、多くの場合、おたがいの距離感を喪失したために起こるもの。
それが起こらないために、表面上の人間関係はうまく行くというわけです。
人を信用出来ない男の特徴を5種類説明してきました。
マイナスイメージの強い人間不信ですが、中にプラス面の特徴もあります。
自分自身が人間不信であるという方だけでなく、身近にこういうタイプの男性がいるという人も、参考になさってください。