大半の人が八つ当たりする人を目にしたことがあるのではないでしょうか。
運が悪ければ、その八つ当たりされる対象が自分である場合もあります。
八つ当たりされる側からすれば、とんだ迷惑であると同時に、一日中気分が悪くなることでしょう。
今日はそんな八つ当たりするタイプの人に共通した特徴を3点考察します。
1.自分の弱みを見せることができない
「八つ当たりする」というのはどういうことかと言うと、「相手が何も悪いことをしていないにもかかわらず、その人の気分を害す」ということでしょう。
八つ当たりの方法としては怒鳴る、無視する、物に当たるなど、様々な当たり方があります。
このように相手に非がないにもかかわらず、八つ当たりしてしまうタイプの人というのは素直に自分を見せることができない人です。
本当は自分を素直に見せたい気持ちは内心ではあるのですが、どうしてもそれができません。
実際は、自分がとっている態度や口調に対して居心地の悪ささえ感じているのです。
しかし、このような感情を素直に相手に出してしまうと、まるで自分が負けてしまったという概念に駆られてしまうのが怖いだけです。
別の言い方をすると、八つ当たりをするタイプの人は素直さが足りず、意地っ張りと言えるかもしれません。
やっかいですね。
2.プライドが人一倍高い
これは明らかな特徴でしょう。
プライドが高いがゆえに、八つ当たりをする人は「自分がすべて正しい」といつも自分を最優先にして物事を考える傾向があります。
自分を最優先にして物事の処理にあたるため、相手の感情などを考えている余裕などはありません。
そもそもその気さえありません。
とにかく人に八つ当たりするタイプの人は、自分のプライドを維持するために、理由が何であれ、非が自分にあろうとも、おかまいなしということになります。
八つ当たりされている人からすれば「そのようなプライドは余計なものであり、取り去ったほうが人生もっと楽に生きられるのに」と思うかもしれません。
しかし、この人一倍プライドをその人からとってしまうと、その人は一気に自分の支えを失くし崩れてしまいます。
この恐怖があるがゆえに、どうしても人一倍高いプライドを持ち続ける傾向があるのでしょう。
3.ストレス解消したつもりでいる
八つ当たりをする人は、イライラしているから他人に当たってしまいます。
つまり、これは言い換えると、常に何らかのストレスを抱えているということになります。
その行き場のないストレスを無意識のうちに全く関係のない他人へ向けてしまう傾向があるのが八つ当たりをする人です。
本人は周囲の人間に八つ当たりすることで、ひとときはストレスが解消されるように感じることでしょう。
しかし、これは全く逆の効果をもたらします。
そもそも筋道の通らない原因からくる八つ当たりですから、最終的には八つ当たりしたにもかかわらず、本人は自分に対して嫌悪感を抱いてしまう結果となります。
これが何度となく繰り返されると、次第に自己嫌悪する方向に向いてしまいます。
他人に甘え、受け止めてくれると思ったはずの八つ当たりが、最終的には負の感情となって自分に襲い掛かってくるということですね。
いかがでしたか。
八つ当たりする人は、本来決して悪気はないのですが、どうしても自分に素直になれなかったり、プライドが高すぎたり、ストレス解消法を自分でうまくできない、というような特徴があります。
人間という生き物は誰ひとりとして完璧な人はいないのです。
ですから、私たちがこのような八つ当たりする人に巻き込まれた場合、彼らにどのように対処していくか、ということが何よりも大切なことになりそうですね。