心に傷を負っている人の特徴5個

最終更新日:2017年4月23日

心に傷を負っている人には、ある共通した特徴があります。

その特徴を知っておく事で、あなたの周りにも1人はいるであろう、

心に傷を負っている人を癒せるでしょう。

1.人との関わりを避ける

心に傷を負っている人は、人と関わる事を極端に怖がる傾向があります。

例えば職場の人に飲み会に誘われても「今日は用事があるので…」と断ってしまいがちです。

恋人が欲しいと思っていても、思っているだけで自分から行動に移す事ができません。

それは過去に誰かから嫌な事を言われたり、嫌がらせを受けた、

裏切られたという経験がある場合が多いのです。

人と関わってしまうと嫌われるかもしれない、

そんな疑心暗鬼の心が、人との関わりを自ら遠ざけています。

「本当は皆と仲良くしたい」、「自分を変えたい」と思っていますが、

人と関わる事=自分が傷つくと思って現状維持を望みます。

2.すぐに後悔する癖がある

心に傷を負っている人は、自分からした発言や行動について、

1人になった時に激しく後悔する癖があります。

「どうしてあの時あんな事を言ってしまったんだろう」なんて、

1人きりでモヤモヤといつまでも悩んでしまいます。

それは心に傷を負っている人が自分に自信がないからで、

何をどうすれば正解なのかが解らない事が原因です。

大抵の人であれば、ちょっとした発言や行動に後悔したとしても「まぁいいか」と気持ちを切り替えられます。

特別ポジティブ思考という訳ではありませんが、

小さい事で一々悩んでいてもしょうがないという事を知っているからです。

しかし心に傷を負っている人は、小さい事にも足を取られてしまって、全く前に進めません。

対人関係を苦手としているので、

悩みをどう解決すればいいのかという答えを持ちあわせていないせいでもあります。

3.人によって態度を変える

裏表が激しいというよりは、心に傷を負っている人の場合は「親しい人には気を許せるが、

それ以外の人にはバリケードを張ってしまう」という特徴があります。

所謂人見知りな特徴があり、そのせいで周りから見ると「どうしてあの人は、人によって態度を変えるんだろう」と

悪印象を持たれやすいのです。

心に傷を負っている人としては親しい人にだけ気を許せるのは、

「自分のどんな部分を出しても嫌われない自信がある」からでしょう。

しかしそれ以外の人は心に傷を負っている人の本質を知っていないので、どうしても本来の自分を隠してしまいます。

その無意識のバリケードは心に傷を負っている人の精神状態を保つ為に必要ではあるものの、

しかし周りに誤解される種になりがちです。

本人はそれに気づいていないのでますます周りから距離を置かれてしまうという、

悪循環にハマりやすい所もあります。

4.特定の相手に依存しがち

心に傷を負っている人は、自分が心を許せると思った相手にはとことん甘えてしまうという特徴があります。

「この人ならば絶対自分を嫌ったりしない」と思うと、それまでの鬱憤が全部出てしまうのでしょう。

心に傷を負っている人にしてみるとやっと現れた自分の理解者ですが、

心に傷を負っている人に頼られる人からすると負担になりがちです。

しかし心に傷を負っている人は自分の事しか見えていないので、

ついつい特定の相手へと依存してしまい、相手の困っている様子も気づけません。

相手が自分から離れてしまうと、またそれが新たな心の傷になってしまいます。

5.自己表現が苦手で察してほしい

心に傷を負っている人は、自分から「自分は今こんな事を思っていて、

こうしたい、ああしたい」という自己表現をする事が苦手です。

「こんな事言ったら嫌われるかも」、「変な奴だと思われてしまうかも」と疑心暗鬼に陥ってしまうので、出来ないのです。

しかし自分の気持ちには気づいてほしいと言うちょっとだけわがままな部分も持ち合わせています。

だからSNSなんかでもついつい察してちゃんのような投稿をしがちです。

そんな投稿に気づいた誰かに「どうしたの?」と慰めてほしいと思っていますが、

反応がないとますます落ち込んでしまいます。

ご紹介した特徴に当てはまったというあなたは、

もしかすると自分が気づいていない内に心に傷を負っていたのかもしれません。

「どうしてトラウマを持っているのか」、「何が原因でそうなってしまったのか」を今一度考えてみてください。

そうして自分の過去を振り返る事で、今からどう生きればいいのかを考えられ、

負っている心の傷も癒せるかもしれません。