指示待ち人間の困った特徴4個

最終更新日:2016年4月20日

人から指示をされたことしかしようとしない、いわゆる「指示待ち人間」と呼ばれる人がいます。

今回は近年、増加傾向にある指示待ち人間の特徴についてご紹介します。

1.向上心がなく現状で満足している

人間、向上心を持っていれば、必ずそこに積極性が生まれるものです。

それはなにも仕事に限ったことではありません。

例えば、趣味のスポーツなどでも、コーチの指示で練習するのが基本ですが、

「もっと上手になりたい」という意識があれば、自主トレをしたり、コーチにトレーニング方法を相談したり、積極的に取り組むものです。

つまり向上心があれば、指示待ち人間にはならないのです。

そうした向上心を持たず、現状で満足しているのが、指示待ち人間の特徴の1つということになるでしょう。

わかりやすいのが、「出世欲」です。

社会に出て、少しでも「出世したい」と思えば、自然に積極的に仕事に取り組むようになります。

仕事のスキルアップが、結果として出世につながるからです。

しかし、指示待ち人間にはそのような欲は無く、積極的に自分から動くことはありません。

2.そもそも「指示されてするのが仕事」だと思っている

仕事のありようについて勘違いしているために、結果として「指示待ち」になってしまうというケースも少なくありません。

「仕事は自分で工夫するもの。自分で探し、作り出すもの」というのが、社会人の常識的な仕事観と言っていいでしょう。

しかし、まったく違う考え方をする人がいます。

特に社会経験の浅い段階の人が抱きがちな仕事観なのですが、「上司や先輩から指示されたことをするのが、仕事」と考えてしまいます。

こういう仕事観を持っていれば、当然、指示待ちになります。

そして、それで問題はないと思っていますから、自分から考え方を改めたり、意識改革をするということはありえません。

こういうタイプの中には、「指示された仕事は人一倍きっちりこなす」という人が少なくありません。

ある意味で、まじめ人間です。

3.臆病で、失敗を怖れる

前項とは違い、「指示待ちばかりではだめだ。仕事はもっと積極的に取り組むべきだ」という意識を持っていながら、

指示待ち人間から脱却できないという人もいます。

なぜ、そんなことになってしまうのでしょうか。

自分で工夫して仕事のやり方を考えたり、自分なりに仕事を探したり作ったりすることに、不安を感じてしまうからです。

指示された仕事だけを指示された通りにこなしている分には、大きなミスが生じることは少ないでしょう。

そして、上司などからの指示以外のことを自己判断ですると、そこには大きなリスクが生じかねないと考えるのです。

これも、社会経験の浅い人にありがちな、経験不足によるマイナス思考と言っていいでしょう。

「失敗したらどうしよう」と考えるために、仕事に対して臆病になってしまいます。

そうしたリスク回避のために、ただ与えられた仕事だけをこなすという、より安全な道を選んでしまうわけです。

4.報連相の「相」が苦手

具体的な仕事の進め方にも、指示待ち人間共通の特徴があります。

それは、「報連相」の「相」、つまり相談をしないということです。

社会人にとってかかせないコミュニケーションが「報連相」ですが、指示待ち人間は、報告と連絡はできても、相談をしようとしません。

というのも、仕事に関する相談をするには、仕事に対する積極性が不可欠だからです。

積極性を持たない人は、ですから、人に相談することなしに仕事を進めていきます。

そのため、結果としてミスが増えるという、困った特徴もあります。

今回は「指示待ち人間」と呼ばれる人の特徴について、タイプの紹介も交えながらご紹介しました。

あなたの周りにいるかもしれない指示待ち人間を理解するための参考になさってください。