文字通り、よこしまな気持ちの無い、ピュアな心の持ち主が無邪気な人です。
この言葉は「子どもは無邪気」というように、子どもを形容するときに用いられることが少なくありません。
ここでは、大人になっても無邪気な人について、主な特徴を4つご紹介します。
1.感情をストレートに表現する
心の中にわいた感情を、そのままストレートに表現するのが、無邪気な人の際だった特徴です。
大人になると、心の中で抱いている感情と、人に見せる表情がイコールでないことが少なくありません。
なにか、人から嫌なことを言われ、内心大憤慨したり、深く精神的に傷ついていたとしても、
それを人に見せず、おだやかに微笑んで見せるということが、大人にはあるものです。
無邪気な人は、そうした複雑な表現をすることはありません。
怒りを感じたら、その怒りを相手にぶつけますし、心が傷ついたら、悲しい顔をします。
また、喜怒哀楽の表情が豊かですから、うれしいことがあれば、
人一倍大喜びしますし、悲しい場合は涙を見せるケースも多くなります。
内心を隠すことなく人にさらすわけですから、他の人からすると、「大変にわかりやすい人」ということになるでしょう。
本心を探る必要がないので、「付き合いやすい人」でもあるわけです。
2.好奇心旺盛な「子どもの目」を持っている
子どもは無邪気です。
ですから、大人になっても無邪気な人には、「子どもの要素」が色濃く残っていると考えていいでしょう。
前項の感情表現のストレートさや豊かさもその一つですが、「好奇心旺盛」という特徴があります。
子どもと大人を比べると、子どもの方が旺盛な好奇心を持っていると言っていいでしょう。
子どもには未知のものが多いため、自然に、大人よりも強い好奇心を持ち、大人は興味を示さないようなものにも、目を輝させるのです。
無邪気な大人は、つまり、そうした「子どもの目」を持っていると考えていいでしょう。
何にでも関心を示し、輝く目で物事を見るのです。
そうしたピュアな目をもって「世界」に接し、豊かな感受性でそれをキャッチするのが、無邪気な人の特徴と言うことになります。
3.つい失言をしてしまう
ストレートに感情表現をするだけでなく、ストレートに発言するのも、無邪気な人に共通する特徴と言っていいでしょう。
例えば、キレイな花を見て感動すれば「わあ、キレイ」と感動をストレートに口にします。
それは、けっこうなことではありますが、時としてそのストレートさが、アダになってしまうことも少なくありません。
それは「失言」です。
相手に対して感じたこと、思ったことを、相手の気持ちを考えずにそのまま口にしてしまうことがあります。
例えば、「ちょっと太ったんじゃない?」と人から言われると、女性は良い気持ちはしないものでしょう。
大人はそのことを分かっていますから、「太ったみたい」と思っても、それを口にすることは控えます。
ところが、無邪気な人は、「太ったな」と感じたら、「太ったね」と言ってしまいます。
本人にはまったく悪意はありません。
自分では気づかずに失言し、相手を傷つけたり怒らせたりすることが多いのが、
無邪気な人のマイナス面の特徴ということになるでしょう。
4.人から言われたことを素直に受け入れる
自分の発言がすべて悪意のない、ストレートなものであるために、「人もそうだろう」と考えるのが、無邪気な人の特徴です。
ですから、人から何かアドバイスされれば、素直に耳を傾け、それに従います。
また、人から言われたことを、その言葉通りに受け取ります。
そのため、人から「素直ないい人」と思われるわけですが、良いことばかりではありません。
相手に悪意がある場合、その言葉をそのまま受け入れた結果、だまされてしまうケースも少なくないのです。
だまされても、だまされたことに気づきにくいのも、無邪気な人の特徴と言っていいでしょう。
「ピュアでかわいい善人」というイメージのある無邪気な人には、もちろんプラス面の特徴もありますが、
実はマイナス面の特徴もあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
参考になさってください。