自分のことをどうしても否定的に評価してしまう人もいれば、自分を常に肯定的に捉えることができる人もいます。
後者を「自己肯定感が高い人」と言いますが、長所も短所も含めて「自分」という人格を
肯定的に捉えることができる人には、どんな特徴があるのでしょうか。
今回は自己肯定感が高い人の特徴をご紹介します。
【特徴・方法】
1.失敗を怖れずにチャレンジすることができる
自己肯定感の低い人は、「自分がやってもどうせ失敗するだろう」という意識を持ち、
「失敗したくない」と思ってしまうため、新しいことや難易度の高いものにチャレンジすることができません。
それに対し、自己肯定感の高い人は「自分ならきっとできる」という意識を持ち、
「たとえ失敗したとしても、チャレンジしたことに意味はある」と考えますから、
なにごとにも意欲的にチャレンジできます。
自分の欠点や短所も含めて、自分を認めるのが自己固定感の高い人なために、
失敗したとしても自分が傷つくことはありません。
また、失敗を前向きにとらえることができるために、たとえ失敗したとしても、それを次に生かせるのです。
つまり、失敗を怖れずチャレンジし、失敗をバネに成長することができるのが、自己肯定感の高い人の特徴と言うことになるでしょう。
2.人と自分を比較することが少ない
人間は誰しも、人と自分を比較してしまうものです。
それは自己肯定感が高い人も同様ですが、その頻度はかなり少ないと言っていいでしょう。
つまり、人と自分を比べることはあるものの、ふつうの人に比べて、人のことを気にすることが少ないのです。
というのも、自己肯定感の高い人は自分で自分をきちんと評価して、
「今のままの自分でOK」と思っていますから、人と自分を比べて、
「勝っている」「負けている」と自分を評価する必要があまりないのです。
もちろん、人と比較することで、「もっとがんばろう」と考えることはあります。
それをモチベーションにして努力したり、向上心を持つことはありますが、
「自分はなんで、こんなに劣っていのだろう」というような、不要な劣等感を持つことはありません。
精神的に自立しているために、人と比較する必要がなく、
つまらない劣等感にさいなまれることがないのが、自己肯定感の高い人です。
3.ピンチの時に、自分にとっての「最強のサポーター」になれる
ピンチに強いのも、自己肯定感の高い人の特徴と言っていいでしょう。
なぜ強いのか。
それは、「自分にとっての最強のサポーターになれるから」です。
苦しい状況に立たされた時、困った問題が起こった時、
「がんばれ」という大きなエールを、自分自身に対して送ることができます。
そこには、「どんな結果になっても、自分は自分を見捨てることがない。
最後まで自分が味方なってあげられる」という心理があります。
「だから、心配しないで」という気持ちになれるわけです。
自己肯定感の高い人は、自分という存在や自分の人間性を肯定的に捉えていますから、
どんな状況になろうとも、自分をサポートしようという意識を強く持っていると考えていいでしょう。
逆に言うと、自分のサポーターとして、最後まで自分の味方であり続けることができるのが、
自己肯定感の高い人ということになるでしょう。
4.ミスや間違いをしても、いつまでもくよくよ後悔しない
自己肯定感がどんなに高い人でも、大きなミスや間違いを犯せば、後悔することはあります。
自分を責めることも皆無というわけではありません。
しかし、「それも含めて、自分」なのであり、そんな自分を肯定的に捉えるために、
後悔を長く引きずり、いつまでもくよくよ思い悩むということはないのです。
後悔したとしても、「また、がんばればいいや」と気持ちを切り替え、
前向きに進んで行くことができるのが、自己肯定感の高い人の特徴です。
今回は自己肯定感が高い人の特徴を4種類取り上げ、説明してきました。
いずれもプラス面の特徴ですが、実際に、自己肯定感が高い人には、マイナス面の特徴はほとんどないのです。
意識の持ち方を変えることで、自己肯定感を高めることは誰にでも可能です。
参考になさってみてはいかがでしょうか。