味の好みは人それぞれですが、中には味音痴な人もいます。
味音痴な人は、甘さや辛さ、匂いなど一般的な人と少し違う点があり、それが味音痴の原因になっています。
そこで、味音痴な人の特徴を紹介します。
1.肉の臭みが平気
肉は種類や鮮度によって臭みを感じるケースがあり、獣臭的な味の肉も多数あります。
味にうるさい人は、肉の臭みがあると不味いと感じ食べることができませんが、味音痴な人は平気で食べることができます。
肉の臭みに対する反応は個人差があり、臭みを気にする人ほど美食家で、臭みを気にしないほど味音痴な人の傾向です。
その為、美食家は肉料理をする際は下ごしらえに時間をかけ、肉の臭み対策をしっかり行います。
しかし、味音痴な人は下ごしらえをしっかりやらないので、肉の種類や鮮度によっては不味いと感じ一般的な人は食べるのを避けます。
嗅覚の発達も関係しているので、鼻が良すぎる人は肉の臭みに対しかなりうるさい傾向で、鼻が悪い人ほど肉の臭みにこだわらず味音痴になる可能性があります。
2.親も味音痴
味の感覚は育った家の味が大きなポイントで、料理上手な親ほど美食家な子供になり、味音痴な親が作る料理を食べた子供は味音痴になる可能性が高いです。
幼少期から成人するまで食べた料理は、家庭の味という認識になり、味を判断するベースになります。
そのベースがずれていると、味への判断が鈍くなるので、味音痴な人になる可能性も高くなります。
ただ、人間は慣れている味に愛着を持つ傾向があるので、味音痴な親が作る料理を美味しいと感じるケースがあり、美味しい料理を美味しいと感じない場合もあります。
それが味音痴になる原因でもあり、家庭毎の味の違いが好みを作る理由の一つです。
3.味見なしで調味料を加える
料理を食べる時に、味見なしで調味料を加える人がいて味音痴な人の特徴と言えます。
例えば、チェーン店の料理は味を統一しているので、味見なしで調味料を加えても理想通りの味わいになります。
しかし、家庭料理やチェーン店以外の料理店は、その都度味に微妙な違いがあるので、味見しないと分からない部分があります。
味音痴な人は、味見なしで塩や醤油、ソースなどを加える傾向があり、そのチョイ足しが味の感覚をずらしていきます。
また、料理が上手な人は少しずつ調味料を加えますが、料理が下手な人はいきなり多目の調味料を加えます。
確認しながら調味料を加えることは大切で、美食家か味音痴かの差にもなってきます。
4.辛い物が好き
辛い物が好きな人は、料理の味が分からないほど辛くするので、料理そのものの味を判断していません。
素材の味を楽しむことも料理の魅力で、辛さだけを楽しむ料理は辛い刺激のみ味わい、コクや奥行きは関係なくなります。
例外もありますが、辛い物が好きな人ほど味音痴な人が多い傾向で特徴の一つと言えます。
ただ、辛い物が好き度によって差があり、ある程度辛い物が好きという場合は味音痴とは限らず、激辛がとにかく好きという場合は味音痴な人の可能性が高いです。
例えば、辛いキムチならなんでも好きな場合、味音痴な人の可能性大ですが、辛さに酸味やコクがあるキムチなら好きという場合は、美食家の要素を持っています。
5.コクが分からない
食べ物は、コクが旨さを引き立て奥行きのある味わいを演出します。
その為、料理はダシが命とも言われダシを使わない料理は、コクがなくサッパリした味わいになります。
味音痴な人はコクが分からない傾向で、料理の奥行きが分からない分、表面的な味のみで判断します。
表面的な味は深みがないため、不味い美味いが判断できず味音痴な人になっていきます。
味の違いが分かる人は、料理に使っているダシをある程度把握することができ、何が美味しさのポイントか判断できます。
その為、自分で料理をする時もメニューに合わせたダシをとり、美味しい料理を作れます。
しかし、コクの決め手が分からない味音痴な人は、ダシは何か分からないので薄いか濃い味の不味い料理を作りがちです。
6.自分自身料理が苦手
料理を作る時はレシピが必要で、頭の中にレシピがある人やレシピ本を見て作る人など様々です。
味音痴な人が頭の中のレシピで料理を作ると、不味い料理ができる可能性大で、作る度に上手くいかないと苦手意識を持ち始めます。
味音痴な人が自分で作って自分で食べる場合、不味い料理か分からないので料理への苦手意識を持ちません。
しかし、人に食べてもらう場合は料理への評価があるので、その際に自分は味音痴だと気が付き料理が苦手と認識します。
音痴な人でもレシピ本通りに作れば、ある程度美味しい料理が完成します。
ただ、レシピ本の分量通り用意しないと味は微妙に変化するので、その際の味付けで料理の上手さに差がでます。
味音痴だと間違った味付けをしがちなため、レシピ本を見ても上手く作れないと感じ、次第に料理への苦手意識が強くなります。
味音痴な人は、一般的な人が不味いと感じる食べ物でも平気で食べる傾向ですが、美味しいと思いながら食べているとは限りません。
不味いや美味しいの境界線がはっきりしていないため、不味い食べ物でも食べることができ、境界線のなさが味音痴な人の特徴と言えます。
料理が上手な人ほど味のバランスが取れていて、苦手な人ほど味のバランスが悪い傾向です。
嗅覚も関係があり、鼻が悪いと味音痴になる可能性が高く特徴の一つです。