絶対音感を持っている人の特徴5個

最終更新日:2017年2月4日

絶対音感の持ち主といえば、音楽の才能に溢れていて、

聴いた曲をすぐに演奏することができて格好いいですよね。

楽譜を読めずに楽器の演奏をすることもできない私にとっては憧れの存在です。

絶対音感を持っている人にはどのような特徴があるのでしょうか。

1.幼少期から音楽に触れている

絶対音感の持ち主は、家族の誰かが音楽に携わっている場合が多いです。

両親が音楽好きで、産まれた頃から自然と音楽を聴いて育った人がほとんどです。

なにごとも好きなことではないと身に付かないものです。

絶対音感の持ち主は、音楽に溢れた環境で育ち、自然と音楽に興味を持ちはじめて好きになっているのです。

絶対音感を身に付けるためには、3歳から6歳までにトレーニングを受ける必要があります。

この時期の子供は、音楽を吸収する能力が一番秀でています。

絶対音感の持ち主に「どんな練習をして絶対音感を身に付けたか?」と質問しても、

「いつの間にかできるようになっていた」と答える人がほとんどです。

彼らは、音楽を吸収する最適な年齢の頃から音楽に触れ、いつの間にか絶対音感の能力を持っていたのです。

2.生活音が気になる

絶対音感の持ち主は、日常の生活音もドレミで聞こえます。

全ての音が音階で聞こえてしまうので、気になり過ぎて疲れたり、ボーッとして集中できないことがあります。

普通の人なら、掃除機の音や時計の針の音、犬の吠える声、セミの鳴き声など、

自分とはかかわりのない音は聞き流すことができます。

ですが、絶対音感の持ち主は、全ての音が音階で聞こえるために上手く聞き流すことができません。

あらゆる雑音が音階として耳に入ってきたらうるさくて仕方ないですよね。

3.苦手な音がある

絶対音感の持ち主には、不快に感じる音があります。

音にはそれぞれ種は数があり、低めの周波数の音は気持ち悪く感じてしまいます。

音は、高めの周波数だと美しく聞えるので、高めの周波数だと音が美しく感じ心地良いことが多いです。

日常の雑音には、周波数が音とぴったり合わないものが多いことが絶対音感の持ち主の悩みです。

例えば、ある雑音が「ラ」とも「ラ♯」でもなく中間ぐらいの音であった場合には、なんともいえず不快に感じるようです。

普通の人には理解できない悩みですよね。

4.音が気になり疲れやすい

絶対音感の持ち主は全ての音が音階で聞こえるので、町中に溢れているちょっとしたメロディーにも敏感に反応します。

私達が生活していて気づかないようなメロディーも、彼らには敏感に音楽として反応しています。

例えば、携帯電話の音は、絶対音感の持ち主にはメロディーが耳障りに感じることがあります。

携帯電話の音、駅のホームで流れるメロディー、コンビニの自動ドアが開いた時のメロディー、

スーパーで流れている音楽、たくさんの音楽に囲まれそのメロディーが全て耳に入ってくるのです。

メロディーに加えて、雑音も加わり、絶対音感の持ち主にとっては音で疲れてしまう場合があります。

5.どんな曲も演奏できる

絶対音感の持ち主は、どんな曲でも聞いた曲を演奏することができる優れた特徴があります。

彼らにとってはそれは特別なことではなく、当たり前のことです。

楽器は、チューナーなしで音を合わすこともできます。

好きな曲を自分で演奏できるなんて、音感のない人にとっては羨ましい限りです。

音楽にかかわる職業に就く場合には、絶対音感を持っていることは非常にプラスに働くはずです。

絶対音感の持ち主には、普通の人にはない特徴がいくつも見られます。

羨ましいことばかりのように感じますが、その優れた音楽能力の為に悩みも存在するのですね。

音が日常にたくさん溢れている絶対音感の持ち主の世界というのは、

持っていない普通の私たちには想像ができないものです。