結婚相手に求める条件の中でよく挙げられるのが「優しい人」。
なんでもいうことを聞いてくれたり、過ちを許してくれたりする人と捕らえがちですが、真の優しさとなると少し意味合いが違ってきます。
今回はそんな優しい人の特徴についてご紹介します。
1.余裕があり感情的にならない
「優しい人」は気持ちに余裕があります。
忙しい時でも「忙しい」そぶりを見せず、時間がかかってもイライラしたり、八つ当たりしたりするようなことはありません。
「優しい人」がそばにいるだけで、まわりの人たちも心に余裕ができ、ものごとがスムーズに進みます。
トラブルが発生しても感情的に当事者を叱責することなく、冷静に対処できます。
トラブルを起こした本人も「叱られる」ということにのみ捕らわれずに、改善策を考えることに集中できるというメリットもあります。
2.どんな場面でも相手を不愉快にさせない
例えば仕事において、あなたが自分自身のミスのせいで、他の人に残業を頼まなければならなくなった時。
他の誰かが、残業を頼まれた人にあなたの目の前で「本当に大変だね。気の毒だけど頑張って」と言ったとしたとすると、
言葉自体は適切でも内容はあなた自身にとって心地よいものではありませんよね。
「優しい人」は何が相手を不愉快にさせるのかを十分に理解しています。
そして素早く状況を理解し、すべての人を不愉快にさせない行動を瞬時にとることができます。
例えば先にあげた例の場合「私も前に同じことをやったの」とあなたを慰め「今日は手伝えなくてごめんね」と残業する人をフォローし
「良かったらこれ一緒に食べて」とお菓子の差し入れをするなどのすべてに気配りをした対応ができます。
「優しい人」のそばにいて不愉快になることはまずないといっても過言ではありません。
3.人や場面によって態度を変えず一貫性がある
偉い人にだけ優しい人っていますよね。
いわゆる媚びを売るという状態でしょうか。
本当に「優しい人」は人や状況によって態度を変えません。
たとえ、道ですれ違っただけの人でも、職場の重役の方でも、基本的な対応は同じです。
その一貫した行動は、他の人々に安心感を与え、「優しい人」がパフォーマンスではなく真の姿なのだと証明することにもなります。
優しさには一貫性も大切です。
4.本当に相手のことを思って行動できる
「つらいから仕事を辞めたい」という相手に対して「つからったね、辞めていいよ」ということだけが優しさではありません。
時には叱咤激励し、時にはアドバイスをしながら本人にとって最良の選択ができるように働きかけるのが真の優しさです。
基本は「相手のことを思って行動する」ということ。
叱咤激励し、アドバイスをしたのならその後で、きちんとフォローするなどアフターケアも忘れない心づかいができるということも大事です。
過保護すぎる両親や、DV被害を受けている女性などは、この点をはき違えている傾向があります。
相手の立場になって考えられない表面的な優しさは、相手をもだめにしてしまう可能性があります。
今回は優しい人の特徴をご紹介しました。
ここで言えることは「本当に優しい人」がいれば、まわりにもよい影響を与え、優しさの輪が広がっていくという事。
その輪が広がれば、雰囲気自体も良くなるし、なによりみんなの気持ちが温かく前向きになりますよね。
人間、日々の生活の中で、怒鳴りたくなることも泣きたくなることもあるもの、なかなか「本当に優しい人」になる道のりは遠いですが、
一人一人が少しずつでも心がければ、道は開けるのではないでしょうか。
日本中が「優しい人」であふれかえる日がくるといいですね。