他人に期待しない人の特徴4個

最終更新日:2017年4月20日

人間というものは、つい他人に期待を寄せてしまいがちですが、中にはそうではない人もいます。

ここでは、他人に期待をしない人について、どういう特徴があるのか、

心理面に注目して見ていくことにしましょう。

1.期待した結果、がっかりしたくない

相手がどんなに親しい人で、その人のことを知りつくしているように思っていても、

その人にかけた期待が必ず叶えられるということはありません。

叶えられることもあれば、そうでないこともあるのが、人にかける期待というものです。

肉親や親友が相手であっても、期待が裏切られることは日常的にありえますし、

実際に多くの人がそうした経験をしているにちがいありません。

相手のことを知りつくしているというような関係でさえそうなのですから、

より関係性の薄い相手であれば、期待が裏切られるケースはより多いと考えていいででしょう。

期待して、それが裏切られる結果になれば、誰しもがっかりするものです。

そのようにがっかりしたくないために、他人に期待しない人が少なくありません。

特に自己愛が強く、自分が精神的に傷つくことを強く怖れる場合、

「がっかりする」とう事態を避けるために、他人に期待しないということが多いのです。

つまり、他人に期待しない人には、「期待が裏切られることでがっかりすることを嫌う」という

心理的特徴があるということができるでしょう。

2.人間不信

「自分以外の人間は信用できない」というような考え方とする人は、他人に期待するということはありません。

期待するという心理の前提には、相手に対する信頼感があります。

相手のことをまったく信頼していない場合は、その人に何らかの期待をするということはありえないでしょう。

例えば、相手が信用のおけない人間であることを知っている場合、

その人に期待するという気持ちにはなれないわけです。

「人間なんて信用ならないものだ。

信じられるのは自分だけだ」という人間観の持ち主は、ですから、

どんな相手に対しても期待することがないのです。

「人間は本来、倫理感の強い存在だ」という性善説に立っている人間でなければ、

人を信じ、期待をかけることはできません。

他人を期待しない人には、

「性悪説に立っているため、人を信用することができない」という特徴があるということになるでしょう。

生まれながらにしてそういう人間観を持つケースと、過去に人から酷い目にあい、

それがトラウマになっているというケースがありますが、いずれにしても、

他人に期待しない人には「人間不信」という特徴があります。

3.自立心が強く、自力で何とかしようとする

他人に期待をする人には、「人になんとかしてもらいたい。

サポートしてもらいたい」という意識があるケースが少なくありません。

他力本願なために他人に期待をかけ、頼ろうとするわけです。

他人に期待しない人は、それと反対の心理を持っていると考えていいでしょう。

「人の力を当てにしないで、自分の力でなんとかしよう」という心理です。

つまり、自立心が強く、人に頼らずに生きていきたいと思うのが、他人に期待しない人の心理的特徴です。

4.自分に自信がある

どんなに自立心が強くても、実際には自力でなんとかできないような人は、

時には他人に助けてもらうことを期待せざるをえないでしょう。

「自分でなんとかしたい」と思うだけではなく、実際になんとかできる人が、

他人に期待しないで生きていけるのです。

つまり、これまで自力で生きてこられたために、自分の力に自信を持っているというのが、

他人に期待しない人の特徴ということになるでしょう。

他人に期待しない人の心理的特徴を4点、紹介してきました。

あなたの身近にいる、他人に期待しない人の心の内を知るための参考になさってください。

また、「自分こそ、そういうタイプの人間だ」という方は、セルフチェックしてみてはいかがでしょうか。