世間知らずな人の特徴5個

最終更新日:2018年6月19日

世の中には、どうしてこんなに世間知らずなのだろうと驚くような人がいます。

しかし、世間知らずな人の特徴を知り、彼らを理解いすることで争いやイライラを避けることができます。

1.世間に興味がない

そもそも世間に興味がないせいで、世間知らずになっているという人が多いです。

こういう人は、自分の半径数メートルのことに気を回していて、もっと広い世界のことには目がいかないということがあります。

自分の友人や家族がうまくいっていればそれでオッケーだという考え方をしているので、世界の情勢など、世間の動きが自分たちにどう影響しているのか想像することができません。

こういった人たちは、大災害など、大きな出来事が起こったとき、はじめて世間と自分個人との関係に目覚める機会が得られるということがあります。

しかし、災害などが起こっても、それでも世間に目を向けようとしない意固地な人も稀に見られます。

2.インターネットの使い方にうとい

世間知らずになってしまう他の要因として、インターネットの使い方にうといことも挙げられます。

特に高齢者の場合、スマートフォンやコンピュータが使えないことで世間の流れから取り残されるということがあります。

一昔前なら、近所の噂が世間だと思っており、それでも困ることがなかったのですが、近年はどうしてもインターネットを通してでないと得られない情報というものがあります。

ですから、インターネットの使い方にうといと、どうしても現代の意味での世間についていくのは難しくなってしまいます。

少しずつでも、インターネットの使い方を学ぼうという姿勢があれば、世間知らずを克服できるのですが、なぜか意固地になってスマートフォンやコンピュータを使わないという高齢者の人もおり、そういう人はどんどん世間知らずが進行していってしまいます。

3.決めつける性質がある

インターネットがそこそこ使えるのに世間知らずな人の場合、決めつける性格だという特徴が見られます。

なんでも自分のバイアスがかかるので、物事を広い視野で見ることができません。

その結果、世間知らずになっているのに気づかないままです。

しかし、こういう人はインターネットで自分の知りたいことや、自分の決めつけに沿った情報ばかり検索して、同じ価値観の書き込みばかり読んでいます。

ですから、自分が世間知らずだと反省する機会がなく、むしろ自分は世間についてかなり詳しいとすら思っていることがあります。

しかし、こういった人の言うところの世間とは、その人の脳内で個人的に作り上げられた世間です。

架空の敵を作ったり、架空の理想郷を思い描いており、本当に展開されている人間の歴史について客観的に見ることができません。

なまじインターネットは使えるので、こうした人たちの世間知らずは改善されるのがかなり難しいです。

4.家族の殻にこもっている

ウチとソトの感覚が強すぎて、世間を受け入れないと言う人たちもいます。

田舎に特に多いのですが、家族の殻にこもりすぎて世間が見えないのです。

家族がうまくいっている人であっても、家族と社会がうまく折り合いをつけていないせいで、自分が単独で社会に出たとき、世間知らずとなってしまいます。

こうした人は、家族の常識だと思っていたことを、世間の中でやってみて、軽蔑されたり驚かれたりしながら、ひとつひとつ世間というものを学んでいきます。

その経過の中でうまく世間を知ることができなかった場合、家族からうまく自立をすることが難しくなってしまいます。

家族が自分を守ってくれているうちはそれでも生きていくことが可能ですが、何かのきっかけで家族との折り合いが悪くなったり、家族と死別することになってしまったときが大変です。

5.部屋にこもっている

また、インターネットを通して遥か遠くの国のことについて情報をたくさん知っていても、自分の身近な世間とは上手く折り合いがついていないという世間知らずのタイプもあります。

俗に言われる引きこもりタイプなどがこれに当てはまります。

自分が引きこもれる部屋が与えられている間は、世間との関わりを断ち続ける可能性があります。

しかしながら、この場合は、いつか世間に出ていくための力を蓄えている時期という考え方もあります。

引きこもっている間に、何からのエネルギーの充電ができていれば、時が来た時に世間へと歩いていける可能性を秘めています。

周りは、こうした人の世間知らずさを責めて、世間に出られるように暖かな目を向けていくことが必要になります。

世間知らずな人の特徴について、さまざまな角度から分析してきました。

ひとえに世間知らずと言っても、その原因や発出の仕方はさまざまです。

世間知らずは、良い状態では無いものの、これなら世間を知り、羽ばたいていける可能性を秘めた状態であるともいえます。

世間知らずな人に世間を教えてあげるのも、また先輩の仕事だといえます。