よく、「似た者夫婦」と、耳にします。
そして、もちろんこの言葉はいい意味でも悪い意味でも使われます。
ならば、どういった夫婦がそう呼ばれるのでしょうか?
「似た者夫婦」には、いくつかの特徴があります。
1.考え方が一緒
似た者夫婦で、まず思い付く特徴が、考え方です。
やはり、同じ考えをしているから、似てくるのです。
いわば、夫婦は一心同体。
常に、お互いの考え方を尊重し、共感しています。
もちろん、無理に相手の考えを尊重しているのではなく、自然とに、考えが、一緒になります。
性格が似ているのでしょう。
多くの場合、「似た者夫婦」と、いう言葉は、いい意味で使われるのですが、時には、非常識な事でも、そうです。
なので、残念なことに、悪い表現で「似た者夫婦だね」と、使われる場合も出てくるのです。
2.価値観も、同じ
考え方が同じなので、似た者夫婦は、価値観も同じです。
人生のどこに値打ちを感じるのか、どこに力を入れるのか。
そういった人生に対しての捉え方が似ているのです。
なので、子育て一つにしても、意見がよく会うので、あまりケンカにはなりません。
そして、価値観が似ている分、無理に相手に合わせたりすることがなく、生活できます。
3.似た者夫婦は、とても仲がいい
似た者夫婦は、とても仲がいいです。
やはり、普段から、共に過ごすようにしているので、不思議と最初は似た者同士と呼ばれなくても、似てくるのです。
共に過ごすことで、相手の考え方、捉え方をより理解するようになり、
その結果、徐々にお互いが相手に似てくるのです。
なので、そういった夫婦は、基本的に休みの日は、別行動をあまりしません。
やはり、夫婦は見方同士です。
そういった仲間意識が似た者夫婦へと導いていくのでしょう。
4.夫婦の性格がよく似ている
似た者夫婦は、性格もよく似ています。
例えば、人見知りをする、社交的、人との付き合いが好き。
などです。
結局、お互い、気が合うのです。
なので、人付き合いの仕方も同じになってきます。
人付き合いの好きは夫婦は、ホームパーティーをしてみんなでワイワイしてみたりします。
そして、静かに過ごしたい夫婦は、お互いの趣味で過ごしたりしています。
5.似た者夫婦は作られていく
結婚当初から、「似た者夫婦」な夫婦はあまりいません。
なんと言っても他人同士なのですから。
結婚して、徐々に家族となり、そのことによって似てくるのです。
なので、お互いの絆が強いと似てくるのです。
そして、もう一つ、ケンカを避けないことです。
必ず常に意見が合う訳がありません。
そんな時は、とことん向き合って時には、ケンカになってでも話し合うのです。
それで、お互いの考え方がよく分かるようになります。
そして、「そんな考え方もあったのだ」と、理解するようになります。
長年共に過ごす夫婦。
子供が独立してしまえばまた、二人での生活となっていきます。
結局は、お互い、相手を思いやり、尊重していかなければ楽しい生活は送られません。
そういった配慮をしていくうちに、いつの間にか、「似た者夫婦」と、呼ばれるようになるのではないでしょうか?
なので、逆を言うと、無意識のうちに、夫婦円満のために「似た者夫婦」なるように努力しているのかもしれません。
しかし、そのことにより、夫婦仲が良くなるのならば、それでもいいのではないでしょうか?
「似た者夫婦」と、言われて嫌な気持ちはしません。
例え、結果的に、そうなるように仕向けていたとしたとしても、「似た者夫婦」それが、
夫婦の一番いい形なのではないでしょうか。
価値観が同じ。
これが大切です。