誰が残したメモ書きの字が、読みやすくキレイな字だったら、どんな人が書いたのかと気になってしまいます。
逆にミミズが這うような字、暗号のような字だと解読するのに困ってしまいます。
今回は字が汚い人の特徴をご紹介します。
1.せっかちな性格
字が汚い人の多くに共通するのが、せっかちな性格であるということです。
丁寧に書けばそれなりにキレイな字を書けるのに、早く書き終わりたいという気持ちが先行して、オリジナルの行書体になってしまいます。
小さい頃から書道を習ってきた有段者の中にも、字が汚い人は沢山いて、その多くが急いで書いた時の字の汚さが目立ちます。
知識としては止めや払いなど頭に入っているのに、急ぎすぎる性格のせいで、字が汚い人と思われてしまっています。
2.頭の回転が早い
勉強が出来る人、賢い人の中にも字の汚い人は沢山います。
これは頭の回転の速さに、字を書く手がついていけないからです。
次から次へとアイディアが湧き上がり、書き留める手が間に合わないという頭の良い人特有の現象が起きてしまっています。
実際に、有能な科学者やドクターなど高学歴の人が書く字は汚く、本人にしか解読出来ない暗号のような文字を羅列しています。
勉強が出来る人を天才型と秀才型に分けるとすると、頭の回転が驚異的に早い天才型の頭脳の持ち主は汚く、真面目にコツコツ勉強してきた秀才型の頭脳の持ち主は、字がキレイで、東大生のトップ層の学生は字が汚い人が多いという報告もあります。
3.大雑把な性格
細かいことは気にしない大雑把な人は、変な造りのバランスや、文字と文字の行間を考えずに書くので、ノートが非常に汚く、大雑把な性格が一冊のノートに表れています。
使うペンや文字の大きさにも統一性がなかったり、とにかくこだわりがないので、とにかくバラバラな印象を受けます。
あとで見返したとき、自分でも見にくいとは思ってはいるのでしょうが、何しろ大雑把な性格なので「まぁ、いっか」と開き直って、その癖を直そうという発想にまで至らません。
そもそも字を覚える時点で、なんとなくの形を把握して書いている人は、正しいお手本の字が頭の中に入っていないので、アンバランスな自体だったり、違和感を感じる独特の文字を書いたりします。
4.読む人の気持ちまで考えていない
みんなが読めない字は、字ではありません。
字を誰かに読んでもらうという意識の低い人は、自ずと字が汚く、人に読まれにくい字を書いてしまいます。
字は人の性格や、言動、思考をも表します。
自分さえ読めれば良いという考えは、全ての行動にも反映されて、自分勝手な行動を取って、周囲を振り回すことにも繋がるのです。
普段から身の回りの人の事を思って行動する事に気をつけると、自然と気持ちが落ちつき、人が読みやすい字を書けるようになるでしょう。
5.手先が不器用
手先が不器用な人は、お箸の持ち方、鉛筆の持ち方も不器用で、ミミズが這ったような読みにくい字を書いてしまいます。
極端に握力がなかったり、指の使い方が下手くそで、いくら気持ちを落ち着けても上手な字を書くのは難しいでしょう。
手先が不器用な人がキレイな字を書くためには、練習あるのみです。
面倒臭がらず、手本を見ながらコツコツと字を書く練習をしてみましょう。
初めは上手に出来なくても、正しい鉛筆持ち方を身につけると、楽に字が書けるようになり、今よりも読みやすい字が書けるようになるはずです。
6.姿勢が悪い
姿勢の乱れは心の乱れ、心の乱れは字の乱れとして表れます。
字を書く時の姿勢が悪いと、字が曲ります。
キレイな字の基本は真っ直ぐな線を書けるかどうかで決まってしまいます。
姿勢が悪い人は、直線一本でさえ書くことが出来ないので、直線を積み重ねて出来た字は当然、アンバランスで不恰好な字に塗ってしまいます。
字がキレイな人の書く姿勢を観察してみましょう。
揃ってキレイな姿勢で字を書いているはずです。
字を書くときは、背筋を伸ばした状態から腕の力を抜いて書くようにすると、キレイな直線を書きやすくなります。
7.自由奔放な性格
字がキレイな人は、几帳面な人が多く、その根底には人に良く思われたいという心理が隠れています。
誰がに見られたとき恥ずかしくない字を書こうと、丁寧に書くように気をつけたり、字がキレイに見えるように、練習をしたりキレイに見せる工夫をしています。
繊細な性格は、時にこだわり過ぎて自分でも窮屈に感じることもあるでしょう。
反対に、字が汚い人は、人にどう思われようが気ならず、自分が思うように、したいようにする自由奔放な性格の人が多いのです。
好奇心旺盛で色々なことに興味を持ちやすいので、キレイな字を書くよりも優先したいことが沢山あってワクワク、ソワソワしています。
字には人の性格がよく表れます。
小さな字を書く人は、ナイーブで小心者の傾向があります。
いつも大きな字を書く人は自分に自信があり、大胆な人。
殴り書きが多い人はせっかちな人。
というように、書かれた字をじっくり見てみると面白い発見が出来るでしょう。