あなたの周りに汗を以上にかいている人はいませんか?夏でもないのに、暑くもないのに、いつも額や体から汗を垂らしている人。
実は汗をかく理由はたくさんあります。
みなさんの周りで汗っかきの人がいたり、もしくは自分自身が汗をたくさんかくなら、今回紹介する汗っかきの特徴を見て、どれが当てはまるかチェックしてみましょう。
【特徴・方法】
1.太っている人
太っている人は汗をかきやすいイメージがとても強いですよね。
理由は、太っている人は深脂肪が厚くなっています。
これが一種の断熱材の役割をし、体内の熱を外に放出するのを拒んでいます。
そうすると、体内に熱がこもり、人間は体温調節しなければならないので、大量の汗をかいて、体温を下げる役割があります。
見た目が太っていなくても、隠れ肥満と呼ばれている「内臓脂肪型肥満」の人も、この現象が当てはまります。
一見体が細い人でも大量の汗をかいている人は、内臓脂肪が増えている可能性があります。
2.毛が濃い人
毛が濃く、毛深い人は熱がこもりやすいので、汗をかきやすくなってしまいます。
毛深い人が汗をかくと、菌が繁殖して異臭を放つ危険性があります。
毛深くて汗をかきやすい人はムダ毛の処理をすると、汗が収まり、清潔を保てるようになります。
3.緊張しやすい人
みなさんは「冷や汗」や「あぶら汗」といった言葉をよく聞いたことがあるでしょう。
汗は熱を逃がすためだけにかくのではなく、精神発汗といって、緊張したときやドキドキしたときにも、汗をかきます。
顔だけではなく、手のひら、わきの下、足の裏にもかくことがあります。
こうしたストレスでかく汗はベタっとしている特徴があります。
みんなの前で何か発表するときなど、汗を大量にかいている人は精神発汗の可能性が高いです。
4.食生活の偏り
お肉が大好きな人は、汗っかきの原因になります。
食べ物は口から入ると肝臓でエネルギーの変換がされますが、肉の場合は通常より消化に熱がかかってしまいます。
肉を大量に摂取している人は、脂肪の燃焼が常に行われているじょうたいになっているため、汗っかきだと思われる要因となります。
また、肉や辛い物、酸味のあるものを食べると、大量の汗をかきます。
これを味覚性発汗と言い、顔じゅうに汗をかきます。
頭頂部の温度を下げて脳を守っているという説があります。
5.疲れている人
疲れている人は、普通の人より体の機能が低下し、体温調節する機能がうまく機能していない可能性があり、汗をかきやすくなります。
寝不足や過度な労働、毎日の疲れがうまくとれていない人はこの理由が当てはまっている可能性があるので、適度な休息を心がけることが大切です。
6.自律神経が乱れている人
自律神経の乱れと、汗をかくことは実に深いかかわりがあります。
リラックスしているときに働く副好感神経と、興奮したときに働く交感神経のバランスが乱れてしまった場合、汗をかきやすくなったり、汗をかきにくくなったりする現象が起こります。
自律神経の乱れは、疲れている人も起こりやすいので、汗をかくタイミングがおかしい人は、自律神経失調症かも知れません。
7.新陳代謝が活発な人
新陳代謝が活発になると体温が高くなるので、熱を逃がすために汗をかきやすくなります。
子供のころから新陳代謝が高く、汗っかきだと、大人になってもそのまま汗をかきやすい体質を維持している可能性があります。
新陳代謝が高いと、美容や健康に様々な効能が期待できるので、この場合の汗っかきは、気にしない方が良いでしょう。
8.運動をよくする人
運動をよく行う人は、体温が上昇しやすく、汗をかきやすくなっています。
汗腺がよく鍛えられているので、汗をかきやすい体にもなります。
こういう人の汗はとてもサラサラしていて、嫌な臭いもほとんどしません。
9.運動をしない人
先ほど運動する人は汗をかきやすいと説明しましたが、実は運動しない人も汗をかきやすい現象が起こります。
普段運動をしない人は、汗腺の働きが鈍くなってしまい、体温調節のために部分的に汗をかく機能があります。
こちらの汗は、運動しているときに出る汗と違って、匂いが臭く、ベタっとした汗が出るので、注意が必要です。
10.汗をかきやすい病気多汗症
汗をかきやすい人は多汗症の可能性があります。
汗は体温調節を行うものですが、その調節がうまくできず、通常の汗のかく範囲を超えて発汗することを多汗症といいます。
こちらの病気の場合、日常生活にも支障をきたす場合があるので、病院での治療が必要になります。
手や足、顔、わきのしたなどに大量の汗をかきます。
いかがでしたでしょうか。
汗っかきの特徴は日常のストレスや運動、食生活の偏りから、自律神経失調症や多汗症などの病気など様々です。
汗をよくかきやすい人や、自分が汗をかきやすい場合、どういう理由で汗をかいているのか、考えることも大切です。